子育てと歌の両立について。2019.9.24再録

私の手帳には、好きなミュージシャンやお店のライブやセッションのスケジュールがぎっしり書き込んである。
一度会っただけの人が知ったら、え?私のまで?って驚くかもしれないけど、大体毎月の後半~月末にかけて一人一人のHPやブログを訪問して翌月のスケジュールを手帳に書き込む、という作業を、この3年間ずっとし続けている。

そうやって書き込んだもののうち、行けたのは1割にも満たない。
行きたいけど、なかなか行けない。
子どもがいるからね。
子ども達を連れて行けるのは、次の日に学校がない夜だけ。
それ以外の日に子どもを寝かしてから出かけるなら、9時は過ぎる。
家に近い店で2ndにギリギリ間に合うかどうか。
子ども達にごはん作ってお風呂入れて寝かして、体力が残っていれば、何とか行く。
そんな生活をずっと続けている。

正直に言ってしまえば、子どものいない人や、子育てを奥さんに丸投げしてる人が羨ましいと思うときもある。
自分の行きたいときに行きたいところへ行ける自由、というのが私には遠い贅沢だから。

子ども達を邪魔だと思ったことはない。
子ども達のいない人生は考えられない。
子ども達がいてくれることで得たものの方が大きい。
…そう思わなければやってられない、という面もたぶんある。

子ども達のためにずっと心に決めてきたことがあって…
それは、「あなたのために私は自分の人生を犠牲にした」と絶対に言わない、思わない母であること。
私が外に出て歌を頑張ってるのは、つまるところ子ども達のためでもある。
子どもに自分の夢を託して子どもを自分の作品に仕立て上げようとする、子どもの人生を乗っ取る母にだけはなりたくない。
だから、子ども達のために、そして自分自身のために、自分の好きなことをして自分の人生を生きたい。
…そしてそれがとても難しい。
涼しい顔して楽しく生きるために、水面下で必死にもがいてるみたい。

私が行けるかもわからないスケジュールをびっしり書き留め続けるのは、
行きたい、と常に思っていなければ、ちょっと行けそうなときに掴む力をなくしてしまうから。
「チャンスの神様は前髪しかない」なんて云うけど、私がライブに行けるチャンスの神様は波平さんくらい髪が薄いのを強引に引っ付かんでるみたいな感じよ。。

「象は子どもの頃に鎖でつないでおくと、大きくなって鎖を外しても遠くへ行かない」とか
「ノミを蓋のついた瓶に入れておくと、蓋を外しても外に飛び出さない」とか色んな喩えがあるけど、
本当にその通りだと思う。
子ども達が大きくなってくるにつれて、
私も子どももできることは増えてきたはず。
それなのに、ふと気が付くと子ども達が赤ちゃんだったときのように、
自分で自分を家に縛り付けてしまう。
その縄を自分でほどこうとする意識をずっと持ち続けているだけでも、見えない労力は結構使っているんだと思う。

プロとして人前に立つのにどんなハンデも言い訳にすべきではないというのが私の勝手な主義で、だから私は例えば喉の不調も体調不良も書いたことがない。もちろんほんとは色々あるけどね。
でもそうやって少しずつ、書かないこと、見せないことを増やしてばかりでいいのかな?と思って、普段あんまり書いたことのない自分の現状を晒してみました。

とりあえず何が言いたいかというと…色んなミュージシャンの方々やお店の投稿にいいね!しまくって行きたい行きたいコメント書きまくってる割に全然来ないじゃねーかこのやろう!と思ってらっしゃる方もいるかもしれないけど、実際本当に行きたいのよ!!なかなか難しくてごめんなさい!!という言い訳を時には盛大にぶち上げたかっただけです!すいません!!
金と暇さえあればまじでみぽりんは帝王の座を本気に奪いにいきたいっすw
渾身のレポ書きまくったるでwww

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