夫入院の一部始終④
熱は下がったものの
しばらくの間夫は
食事は鼻からの流動食だった。
そんな中で、
夫の実母が急逝した。
高齢者施設に入所していた義母は、
ナトリウムの数値が下がってしまっているということで
病院で入院していたのだが、
夫が入院して間もなく
食事がほとんど摂れなくなり、
もって1か月と言われていた。
義母は認知症だったので、
実の息子がくも膜下出血で入院していることは知らないままであったし、
夫も実の母親が亡くなったことは理解していなかった。
(一応伝えはしたものの記憶には残っていなかったようでした)
喪主不在のまま義母の葬儀を終えた。
夫のお姉さん夫婦は大変だったと思う…私も自分の両親の葬儀を経験しているので分かるのだが。
義母の葬儀を終え、
お盆も過ぎて長男や姪の家族が本州に戻った頃には
夫の病状も落ち着いてきた。
鼻の管が取れて普通に食事を摂れるようになり、
こちらの話すことに肯いたりも出来るようになってきた。
車椅子で面会室まで移動できるようにもなったし、
リハビリで少しずつ自力で歩くことも出来るようになっていた。
若いからバリバリとリハビリすれば良くなると思います
と、担当の看護師が言っていたが、
本当だった…回復力ハンパない…
そんな中で転院が決まった。
急性期にお世話になった病院から、
回復期のリハビリ専門の病院に移ることになった。
リハビリ担当の女性が可愛かったので、
夫は寂しく感じているんじゃないかなと
心配になった。
⑤に続きます
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