夫入院の一部始終③
夫には2人のお姉さんがいる。
そして、
2人ともくも膜下出血で倒れたことがあり、
2人とも社会復帰している。
そういった「家族歴」があるのなら、
脳ドッグなどで検査をしておけば痛い思いをせずに
済んだかもしれないのに。
担当医はそう言っていた。
夫のお姉さんは、
検査しなさいと何度も夫に言って下さっていたらしいが、
結局行かずじまいでこのような結果になってしまっている。
くも膜下出血は若い人でも発症するというので、
24歳のうちの長男にも脳ドッグ行っとけ~とは話したんだけど、
さて行くのかどうか…
8/3の夜、
看護師からの電話を受けたあと、
次男に病院に行くことを話し夕飯も食べずに病院へ向かう。
そのまま夫の病棟SCUへ。
夫は手術の前の検査とのことで、
顔も見れないまま空いていた病室に通される。
担当医到着とともに手術の説明を受け書類にサインをする。
脳血管攣縮の影響で軽めの脳梗塞が起きているらしい。
右足の麻痺と言葉が出にくくなったとのことで、
緊急でカテーテル手術を行い脳の血管を薬で広げるそうだ。
くも膜下出血の動脈瘤のコイル塞栓術とは違い、
全身麻酔ではなく眠くなる程度の薬を点滴しながらの手術。
病室から手術室に向かう夫を見送り、
その後2時間近くひとりで空き病室で手術が終わるのを待っていた。
術後、担当医からの説明では脳の血流は戻ったので
それほど大きな影響は無いだろうとのことだったが、
翌日からの主人の様子は
起きてはいるのだろうが、
目は開けないし、
鼻から流動食で食事を流し込んでるし、
39度近い熱が出ている状態だった。
これ以降、
夫の友人から夫のスマホ宛に連絡があっても
FACE IDのため開けることが出来ずとても困った。
夫はすぐ退院するつもりでいたらしく、
周囲に「すぐ退院するから」とLINEしていたので
急に連絡が取れなくなった夫の友人が我が家の車のワイパーに
メモを挟んでいくということもあった。
(私のスマホから連絡しました)
結局、
夫のスマホのFACE IDは長男が帰省した時に
私が入力したパスコードで解除してもらった。
何かあってからでは遅いので、
お互いのIDとかパスワードとかは
分かるようにしておいたほうが良いと思う。
夫との会話が難しい状況で、
夫の許可なく詳しい病状を夫の友人に伝えていいものか迷った。
なので、
やむを得ず夫の病状を説明しなきゃいけないという場合のみ、
相手に話すことにとどめた。
そして、
夫の会社への連絡やその他保険関係の書類など…
これがまた面倒で私の気が滅入る原因になった。
手間がかかるし、手書きの書類が多過ぎるし、
そして時間もかかる。
でもきっと、
同じような状況の方の参考になるかもしれないので、
あとでまとめて書いておく。
④につづく
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