経営において必要なこと 1

経営理念とは 

企業経営において大切なことはまず「経営理念」です。

「何の為にこの仕事をするのか」「この仕事を通して何を実現したいのか」使命や目的を明確にすることです。

経営理念は使命や目的を文章、明文化したもので、経営者、または経営体が社内外に向かって発信した経営に対する考え方であり姿勢です。

一般的に 社是・社訓・信条などと言われる物があり、こういったものを総称して経営理念と言います。

そこですこし説明すると

社是とは 企業が続く限り変わらいない性質のもの

社訓とは 時代に合わせて少しづづ変化させても良いもので

より具体的にしめした経営方針、行動基準などと言われるものもある。

特に創業経営であれば、経営者の人生観、正義感、道徳観、倫理観、宗教観が反映された人間臭いものである。

経営理念は事業経営における魂であり、判断の拠り所となる。

現代社会の様に価値観が多様化している時代だからこそ、経営理念を掲げ、理念に共感、共鳴できる人材があつまる企業にしていかなければ生き残りは厳しいと私は思う。

企業規模の大小もありあすが、自分の生き方、ライフスタイルにあったところに人が集まる。

経営理念の役割

企業経営をしていれば判断に迷う事もある。

迷った時の判断基準となるのが経営理念である。

経営理念は、間違った方向に行かないよう、また時に暴走を止めるブレーキの役割をすることになる。

創業者は自分の思いで経営をしていけるので、経営者そのものが理念であり、判断基準となるので決断も早く行動できます。

しかし、2代目以降の後継者になるとだんだんと創業者の思いや、理念が薄れてきて「儲かればよい」と利益主義に走り経営がおかしくなる例がたくさんある。

また、大きな企業になればなるほど理念を大事にしなくなるり、理念と方針を混同しているところもたまにあります。

経営理念を文章化し掲げることで、経営者の暴走を押さえ、また、現場の社員もいちいち上司に判断を委ねることなく理念を基準に判断、行動できるようになる。

経営理念を掲げ、全社員に浸透させることは、会社の基本軸となり、人材育成に大いに貢献し、考えて行動する社員を育てることにもつながります。


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