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「幸せジャーナル」×「生活のグレードダウン」で人生の幸福度が上がった話

海外ノマドをしながら、フリーランスで
ブランディングコンサルをしている、みおんです。
今はフィリピンのマニラという都市にいます。

今年に入ってから、「幸せ」を感じることができずに悩んでいました。
そこで、1ヶ月間「幸せジャーナル」というのを継続し、
「幸せの本質」についてなんとなくわかってきました。

この1ヶ月の思考をメモしていきます。

「幸せにしてくれそうなもの」では幸せになれなかった


まず「幸せジャーナル」を始める前に、
「幸せになるために必要であろう条件」について考えてみました。

自分の場合は、以下のような感じになりました。

  1. 居心地の良い清潔でおしゃれな住まいがあること

  2. お金がたくさんあること

  3. スタイル抜群であること

  4. 綺麗な海の近くに住んでいること

  5. 人生をかけてやりたいことに取り組めていること

  6. 家族が常にじぶんの味方でいてくれること

  7. 好きな人と一緒にいること

  8. 多くの人に認められていること

  9. 好きなときに好きな場所に行けること

しかし、このリストを作った後に「さて、どうやって実現させよう…」と思考停止してしまいました。
「こうなって欲しい」は書き始めたら止まらない割に、あまり実現しそうにありません。

それどころか、私はこの中のいくつかをすでに実践済み。
フリーランスなので自由に生活できて、いつでも海外の好きなところで、好みの家に住むこともできます。
しかし、奮発して素敵な場所に住むと、「もっとこうだったらな」と細かいところまで気になってきます。いつも足りないところに目がいくようになってしまいました。

去年からは名指しで仕事を依頼してもらえることも増え、仕事で運用しているインスタグラムはフォロワー数も伸びていました。これだけの人に「認められている」はず。なのに全く満たされず、むしろ「嫌われたくない」「自分の価値を落としたくない」と怖れがつきまとっていました。

家族はいつでも味方になってくれて、遠くからいつも気にかけてくれます。それなのに、「もっとこんなふうになってくれたらな」と不満な気持ちも持ってしまっていました。

スタイル抜群になりたくて運動やダイエットを頑張ったときもありました。どんなにやっても「ここがダメだな」の思考になってしまうのでいつまで経っても「自分、かわいい!」と自分の見た目に対してポジティブになれたことはありません。

私が「何をやっても満足しない性格」なだけかもしれませんが、少なくとも「必要条件を考えている限り、幸せにはなれなそう」というのがここでの気づきです。

「幸せになるためは、これが必要!」は、言い方を変えると、環境・人・仕事・お金など「自分以外の何かに幸せにしてもらおうとしてる」こと

「これがなきゃ幸せになれない」という思い込みや恐れによって求めてしまう「受動的な思考」を続ける限り、幸せは訪れないのかもしれません。

幸せジャーナルで「日々の幸せ」を感じにいってみた

幸せになるための自分からの働きかけ=「能動的な行動」
これがなきゃ幸せになれない=「受動的な思考」

以上のことを考え、今度は日々の幸せを「自分から感じにいく」という能動的な働きかけにチャレンジしてみようと思いました。

そこで試したのが、「今日幸せを感じたこと」を毎日箇条書きでメモしていく「幸せジャーナル」です。

やり方は非常にシンプル。朝か夜に、今日か前日にあった「幸せだったこと」を書き出していくだけ。

「なんだそれだけか!」と思うかもしれませんが、日々幸せを意識してない人は、かなり難しいと感じるはずです。
実際、私は初めの1週間、「幸せなことなんてあったっけ?」みたいに思考停止してしまい、ほとんど何もでてきませんでした。

1週間ほど続けたあたりから、無意識のうちに、日々の生活の中で「幸せ」を探すようになっていました。「自分はこれを幸せと感じているのか?」と、注意深く自分を観察します。2週間ほど続けたあたりから、自分の内面に変化が出てきました。

幸せアンテナの感度がアップした

ひとことで言ってしまえば、これです。
幸せに感じるためのハードルが低くなったのかもしれません。

前までは、幸せになるためには、「素敵な家」「たくさんのお金」「多くの応援してくれる人」たくさんの要素が必要でした。

幸せジャーナルを継続してからは、自分の生活圏の中で簡単に幸せが見つかりました。

・天気が良くて日差しが気持ちよかった
・本音で話ができた
・この人の、こんなところが素敵だと思った
・フローズンヨーグルトが美味しかった

快適な暮らしを手放したら、幸福度がアップした

こちらも大きな発見でした。

実は今、フィリピン・マニラの「ドミトリー」に滞在しています。
ドミトリーに泊まったことがない人のために簡単に説明すると、2段ベッドが並んでいて、合計8人くらいが集団で生活できる部屋タイプです。

泊まっているコワーキング付き宿Lub dからお借りしました。

この宿に泊まることになったきっかけは、マニラで最初にとまった宿で出会った日本人の女性におすすめしていただいたこと。これまで、「ドミトリー」という選択肢がナシすぎて、視界にすら入っていないタイプの宿だったのですが、せっかくなので1週間だけトライアルで泊まってみました。

結果、幸せを感じる瞬間が増え、目から鱗でした。

ドミトリー生活では、ひとりになれる時間がほぼ1秒もありません。トイレとシャワーも共用、ゆっくりメイクしたり、ボディクリームを塗ったりする空間がないので、「快適ホテル暮らし時代」から考えるとあり得ない世界です。

それなのに、施設内についているコワーキングスペースで夜まで仕事をし、ベッドに倒れ込んだ瞬間に大きな幸せを感じます。「寝床があるって、なんてありがたいんだ…」と、毎晩しみじみ感じるのです。

これまで「快適な自分だけの空間」が当たり前すぎて、そのありがたさ・幸せを感じることができませんでした。そればかりか、「理想をかなえたのに、満たされない」と返って不幸でした。
今は、「空間に幸せにしてもらおうとする」のをやめて、「自分の中にある幸せのタネを探しに行ってる」感じです。

余談ですが、今はシンプルにコワーキングスペースしか作業空間がないので、早朝に起床し、7時には仕事開始、夜中の2時くらいまでずっと何かしら手を動かしています。
頑張りたいときには、あえて不便な環境に身を置いて、仕事以外の要素を視界から排除することで、生活を最適化できそうです。

幸せの見つけ方=「幸せジャーナル」×「生活のグレードダウン」

冒頭で出した結論をもう一度まとめます。

・「環境・人・仕事・お金などに与えてもらおうとしている=受動的」でいる限り、幸せになれない。
・「幸せアンテナの感度アップ=能動的」をすれば、幸せになれる

多くの人は、幸せを環境要因に与えてもらおうとすることが癖づいているような気がします。

「もっと良い家に」「もっとお金がほしい」「もっと可愛くなりたい」ともっともっとがエスカレートして、自分が見えなくなってしまう人もいます。

これらの「くれくれ癖」をサクッと手放す方法のひとつとして、「生活のグレードダウン」はかなりおすすめ。これをすることで、勝手に「今ある生活の中でちょっとした「ありがたさ」や「これで十分じゃん!」という驚きを経験できます。

さらに、「幸せジャーナル」で日々の幸せアンテナの感度・精度をあげる努力をすれば完璧です。簡単な方法ですので、「幸せになりたい」と思っているすべての人に全力でおすすめします。

さらに挑戦したい人には、私の旅の原点でもある「フィリピン」という土地で、不便をたくさん経験してほしい…!こちらは難易度高めなので、まずはフィリピン入門編である「セブ島留学」で寝床・ご飯・安全の保障されたアドベンチャーを楽しむのもおすすめなのです。


私の運営する留学エージェントで無料で留学相談をしているので、気になる方はぜひどうぞ。

それでは、このあとドミトリーの部屋に戻って、ベッドのある幸せを味わいながら眠りにつきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
みなさんの毎日が幸せで溢れていますように。

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