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排除するのではなくどうすればいいか考える

何かしらトラブルがあったとき
その原因となることを排除するのではなく
どうすればそのようなことが起こらないか
どうすれば回避できるかを考える

例えば転んで怪我をした
段差をなくす

段差があったから転ぶ経験ができた
どうすれば転ばないか
そこで体の使い方とか声の掛け方とか
たくさんの氣付きを得ることができる

階段の踊り場に飾られていたお人形
みんな階段を登る時にタッチして
ご挨拶していた 

ある日、場所の取り合いが起こった
わたしもタッチしたいのに
譲ってくれない
言葉で伝えても聞いてくれない
お互いに譲らず最終的に噛みつきが起こった

現場にいた保育士が人形を排除
それで問題解決としたが
違和感が残った

人形はそのままでも対処できる
人形に触れるのはわかっているから
順番に触ろうね
お友達と交代してね
タッチしたら進んでね
などと事前に声をかけていれば
子ども達も理解して行動できる

もっと子どもを信じればいいのに
というのがわたしの正直な想い

人形を排除したことで
子ども達の体験も奪ってしまう

保育感の違いは仕方ないけど
対策の仕方に違和感を覚えた

わたしが休みの日の出来事
なんだかなぁ感が否めなかった

噛みつきにも必ず理由がある
2歳児クラスであれば
言葉でも伝えることができる
噛み付いた方ばかりが責められるけど
原因は必ずあるのだから
なぜ噛みつきに至ったか
そのプロセスを明らかにすることも大切

トラブルが起こるときは
どちらにも何かしらの理由がある
何もなければトラブルは起こらない

目を向けるべきところは
その理由ではないかと個人的には観じる

噛み付く行為は悪いことだけど
そこに至るプロセスは
知っておく必要がある

善悪ではなく理由を紐解く
その上でしていいことしてはいけないことを
丁寧に知らせていくことも必要


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