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心の病院シリーズ1~クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展~

どうもこんにちは。みいです。
8月も暑くてやってらんねえので、これまでに行った美術館、美術展シリーズをやって不定期でやってみます!


美術館が大好きだ。
私のすきな猪熊弦一郎さんは、美術館のことを『心の病院』と表現されているが、全く以てその通り。
これ以上ないワードではないだろうか。

今回は『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展について共有していこう。
去年末から今年の5月下旬までの開催だったのだが、知った頃にはSNSでバズっており、チケットは予約制で完売していた。
行ける気はしなかったのだが、ちょうど5月下旬に東京へ行く機会があったので検索してみると、わずかな当日券が出るとのこと。

しかし、喜んだのも束の間、朝並んで手に入れるような激レアチケットだった。
何度か予約ページをみていると、指定時間の直前にその枠で出たキャンセル分を販売することがあるとの表示が目に入る。
それに気付いたのが11時頃。
しつこくチェックをしていると、なんとその日の15時からの枠が空いていた!
その時点で13時だったのだが、幸い間に合う距離に居たので思い切って購入。

時間になり、東京メトロ東西線の木場駅からまっすぐ歩いて東京都現代美術館(通称MOT)へ向かう。
これまで東京の美術館はいくつか訪れていたが、こちらは初訪問。
三角形とガラス、噴水の調和したかっこいい建物。
そして入り口の外から、ディオール展専用の係の人が何人も立っていた。


うきうきで入り口にたどり着くと、ビロードのようなカーテンをくぐり展示がはじまった。
驚くことにこの展示は全て撮影可なのだ。
それもまた、SNSでのバズりに大きく貢献した要因に違いない。

ほんとは全てのブースについて書き記したいが、ものすごいことになりそうなので、特に印象に残った作品を挙げてみる。
それでもきっとすごいことになるはず。


入ってすぐ、不思議なオブジェがあり、興味をそそられた。
なんてことない、マン・レイのオブジェだったのだ。
マン・レイは個人的にすきで、ポストカードもいくつかもっている。
ここで見れるとは思っていなかったので、なんだか期待が高まる。


その後、ディオールと日本のブースが展開される。
浮世絵や桜にインスピレーションを受けたドレスたちが並ぶ。

ドレスだけでなく、和紙と曲線が素敵だった(語彙力)


ドレスはもちろん、展示空間全体がひとつの作品のように表現されていた。
これはこの展覧会の最後まで続く要素の一つで、世界観を表現するために妥協しないディオールの姿勢を感じた。

続いて、各デザイナーごとに分けた展示。
ラフ・シモンズやマルク・ボアン、イヴ・サンローランなどの作品がデザイン画や生地のサンプル、モデルのフィッテイング写真などと共に展示される。
最も気に入ったのはジョン・ガリアーノ。

かっこよすぎてしばらく上から下まで眺め尽くした


次は写真。
写真家・高木由利子さんが撮り下ろした作品も含め、静と動におけるドレスの美しさを表現していて本当に素敵だった(語彙力)。
どうしたらこんな写真が撮れるのか不思議でならなかった。

もちろんポストカードも購入し、友達に贈った

そして、名作バッグ『レディ・ディオール』の展示も素敵だった。
とくに、アフリカの女性と共に映ったシリーズが気に入った。
アフリカのバテックの模様との組み合わせは突拍子もないようで、不思議とマッチしている。
レディ・ディオールの写真たちは気に入ったものが特に多かった。

まじでクール

そして、帰り際のエスカレーターで前のお姉さんがレディ・ディオールを持っていてなんだかテンションがあがった。
思えば来場している人の中にもディオールの装いの方も少なくなかった。


想像以上のボリュームに終わった後もしばらくぼーっと美術館の中のそこらへんの椅子に座っていた。
ドレス=女性という既成の概念がもっとなくなっていってほしいと感じた。
なぜならそこにあったのはたくさんの芸術品だからだ。
女だから男だからといった性別で決めつけるのはもったいない展覧会であったことは間違いないと感じ、木場をバスにて後にした初夏の一日だった。



ちなみに、この写真にものすごくユンギさんを感じちゃいました。

これ実はユンギさんでしたと言われても驚かない

ディオールといえばジミンさんですが、きっとバンタンの皆さんなら素敵に着こなせるんだろうなあとにやにやしてました。ここまで読んでくださってありがとうございます。ではまた明日。


#美術展 #ディオール #東京都現代美術館 #ユンギ #隙あらば推し #みい日記


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