見出し画像

花を買う

部屋に花のある生活に少し憧れている。でもわざわざ花屋に行ったりできない。というのも花に詳しくないので花屋に行っても何を買っていいか分からないのだ。
勝手に花が似合わないと思っている。だからなかなか花を買うことができないのかもしれない。
そんな私が花のある生活に憧れているのは、花があるおかげで明るい気持ちになれると聞くからだ。こんな状況の中、余計に花に明るさを求めてるのかもしれない。

3月に今年はじめての花を買った。通勤途中のスーパーに寄ったところスーパーの敷地内に花屋があった。彼岸近かったので実家の仏壇にとふらっと入ってみたのだ。仏花を適当に選んだあとに勇気を出して店主に「自分のために花を買いたいのですが、オススメありますか?」と聞いてみた。店主は「ここらへんで好きな色の組み合わせのはどうですか?」と手頃な値段の花束をすすめてくれた。「いろんな組み合わせがあるからじっくり選んでいいですよ。」と言ってお店の外に出ていった。同じ花でも色が違うだけで印象が異なる。しばらくすると店主がたくさんの花束を持って現れた。「同じ値段の花束持ってきたから。」と私にいろんな花を見せてくれた。飾る前に選ぶ楽しみもあるのだなと店主が教えてくれた。選んで店主に持っていくと、「あら、いいの選んだね。この組み合わせもキレイよね。」と言っていた。ちょっと嬉しくなった。飾ると花のおかげでリビングが明るい気がした。

また買おうと思いつつ、私にとって花屋の敷居はなかなか高い。
昨日、ムスコと産直スーパーに行くと花がたくさん売られていた。ここには花があることは知ってたけど一度も買ったことがなかった。ムスコに「花を買いたい。」と言うと「じゃあオレが選ぶよ。」とサクッと選んでくれた。ムスコにとって花を選ぶことは簡単なことらしい。ひまわりとまあるい菊の入ったやつ。かわいい。ムスコが選んでくれたかと思うとすごく嬉しくなった。
今度はムスメに選んでもらおうかな。