![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95022259/rectangle_large_type_2_036bcd2aad9a4e04496f63074baad45e.png?width=1200)
銀河の歴史を紐解きながら小籠包を包む
最近懐古主義である。昔懐かしいものを「ああ、懐かしい」と、もう一度見たり読んだりして、楽しんでいる。
昨日、江國香織さんの小説が読みたい、と昔の本棚を漁ってみた。読みたかった本はそこにはなかったのだけど、その代わり、昔どっぷりとハマった小説が出てきた。
「銀河英雄伝説」。田中芳樹さんのスペオペ(スペースオペラのことです。今、そんな言い方しないのかな?)である。
対立する二つの陣営が、権謀術数を用いて戦う話なのだけれど、何が正義で何が悪か? 民主主義は正しいのか? 独裁政治は悪なのか? 敵は誰で味方は誰なのか? など、運命に翻弄される人々が、ドラマチックに描かれている。
ああ、もう一回読もうかな、と思って、もう日に焼けてしまった文庫本を引っ張り出してきたのだが、今日は、明日からの店の仕込みをしないといけないので、読んでいる暇がない。
残念だなぁ、なんて思いながら店に行き、さぁ小籠包の種を作ろうと思った時に、ふと「そういえば、オーディブルにないだろうか」と思いついた。あった。
やったぁ。聴きながら、仕込みができるぞ。
大体の話は覚えているものの、ああ、そうだったそうだった、みたいなことがたくさんあって、楽しめる。朗読の方の声もとてもいい。
そういえば、アニメも見ていたなぁと思い出す。
主人公の一人のヤン・ウェンリーは富山敬さんだった。宇宙戦艦ヤマトの声優さんだ。そして、クセのある脇役のオーベルシュタインは塩沢兼人さんだった。大好きな声優さんで、私、高校生の時にサイン会に行った記憶がある。懐かしい……。
銀河の歴史をオーディブルで1ページずつ紐解きながら、明日からのカフェメニューの小籠包や水晶餃子を準備する日が来るなんて。きっと、美味しくできたはずである。
![](https://assets.st-note.com/img/1673001913183-nEUyETpx1e.jpg?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?