作文に絶対必要なものは、たった2つ!!【小・中・高校生向け】

このnoteでは、「作文が書けない!どうしよう!」という小・中・高校生、「子どもに作文の書き方が教えられない!」という保護者の方を中心に、作文を苦手としている方向けに、作文の書き方のヒントを紹介しています。子どもの頃、作文が書けなくてひどく苦労した私だからこそ、書けない方の気持ちが分かります。そして書けるようになる方法を知っています。読者の方にとって、何らかのヒントやきっかけになったら、とても嬉しいです!

「上手な作文を書くコツってなに??」
たまに聞かれます。

答えはたくさんあるでしょう。

でも、たくさん聞いても覚えられなくないですか?一度に10個注意点を言われても、対応できませんよね!?子どものころの私なら、絶対ムリです!!

そこで「2つ」だけならどうでしょう?
できそうな気がしませんか?

1. 考え(主張)を1つに絞って書くこと

意見は1つですよ!
「チョコもおいしいけど、いやクッキーもいい、おせんべいも捨てがたい!」はダメです!!
主張を1つに絞って書きましょう。
最初から最後まで1つの考えを説明し続ける、これがいわゆる「一貫性」というやつです。

*例えば日記の宿題。「朝は漢字の勉強して、お昼ごはん食べて、午後は外でドッジボールして、楽しかったです」みたいな、一日の流れを書くことがあると思います。それも悪くはないですが、例えば「漢字の練習はどんなところが難しいか」「好きなお昼ごはん」「ドッジボールがうまくなったきっかけ」みたいに、1つのテーマに絞って書くと、とても魅力的でわかりやすい日記になりますよ。

*「社会科見学で学んだこと」などの時、複数のことを書きたい人もいるでしょう。どうしてもの場合は、段落を分けて書いてもいいですが、多くても3つまでにしましょう。多いと1つ1つの内容が薄くなってしまい、説得力のない文章になってしまいます。

2. そう考える理由を具体例を入れて(具体的に)説明すること

具体例は、読んだ人が想像できるよう、細かな部分まで書きましょう。そうすると、1つに絞った主張に説得力が出ます!

具体例は、数字や細かい描写、気持ちの動きなんかを入れて、細かく書けば書くほど、1つに絞った主張が読者に伝わりやすい文章になります。これがよく聞く「切実感」というやつです。

例えば、どっちの方がよりチョコ好きに読み取れますか?
Aさん「チョコがとても好きです。甘いからです。いろいろな種類がありますが、どれもおいしいです。」
Bさん「チョコを1日に3回以上食べてしまい、口の周りに常にチョコが付いているほど好きです。ここまでチョコが好きな理由は、幼稚園の時にピアノの先生が上手にひけた時にくれたチョコの味がおいしくて忘れられず、それ以来いろんなチョコを買ってみるようになり、味を比べるのが楽しくなったからです。」

Bさんの方が、「1日3回」という具体的な数字を入れていたり、幼稚園の時の具体的な体験を書いていたりして、どれくらいチョコ好きなのかイメージがわいてきますね。このように具体的に書くことによって、読者に「そんなにチョコが好きなのか!」と思わせることができます。

具体例は、作文においてもっとも重要な要素と言っても過言ではないので、また次回、具体例についてくわしく説明したいと思います。

今日は、4歳次男(通称:チョコ太郎)がチョコ好きなために、チョコの例が少し多すぎましたかね(笑)ちなみにうちの4歳児にチョコが好きな理由を聞いたところ「あまくてうまいから!一番おいしいのは、うまい棒のチョコ味なんだよ」とのこと。4歳児にも理由が説明できるのだから、これを読んでいる皆さんは、もっと具体的な説明ができるに違いありません!

ここがポイント!
1. 考え(主張)を1つに絞って書くこと
2. そう考える理由を具体例を入れて(具体的に)説明すること

自分の作文、何から気を付けたらいいかわからない人は、ぜひ、この2つだけ!!頭に入れて取り掛かってみてくださいね!

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