mio mizunashi

日々の中で溢れ出た とりとめのないカケラの記録

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日々の中で溢れ出た とりとめのないカケラの記録

最近の記事

いつでもなく どこでもない いま ここで ゼロ距離で 絡まって 溶けてたい それだけ 他は何も イラナイ

    • 香りに沈め

      記憶にある香りは 映像の欠片と共に 前触れなく訪れて 掴み損なって 今が過去に浸る 強制的に揺り動かされた 記憶を振り払うことも 忘れてしまうことも できずに そう…あのときは 画像 香 声が聞きたい?話したい?ふ 顔も思い出せない 誰かとの記憶

      • 春の嵐

        柔らかく笑って 祝福してたいの それステキです わぁ!カワイイ トビキリですね それにイツワリないよ でもソレダケじゃない もう全部辞めたいのか それすら見失っている 春の嵐に見舞われてる ただ立ち尽くしたまま 全部終わればいいのに 始まってすらいないね

        • 引き絞るようにギュッと

          笑顔で話せてる 声も震えてない わかってるけど グラスに伸ばす手が 震えるのを止められない 怖いわけない ここは安全で 大丈夫な場所 気持ちを引き絞って ギュッと震えを抑えて 大丈夫だから 怖くないから 素知らぬ顔で 笑っていよう

        いつでもなく どこでもない いま ここで ゼロ距離で 絡まって 溶けてたい それだけ 他は何も イラナイ

          そうあるように

          求められるまま カタチをかえて 君の欲望を映す カガミみたいに 貞淑なワタシも 奔放なワタシも 意外なワタシも お気の召すママ どれにしたい? だれがいいの? 選んでいいよ? 欲しいものから 虚ろなままでも 踏みはずさずに 演じ切れるから 見ててごらんよ だってそうだよ 虚像なんだから ホントかなんて 意味ないでしょ もとめるままに そうあるように それだけのコト

          そうあるように

          凪を待ってる

          引き絞るように 心を縛って 解けないように 触れたら狂う 迷惑かけるよ わかるでしょ 遠くから眺めて そうでしょう? ただの知り合い それだけなのに そうならなんで わたしはこんな 凪を忘れて 支配を外れ 荒れてるの あとほんのすこし 凪が来るときまで 泣き濡れて眠ろう

          凪を待ってる

          夢で逢えたら

          そばで眠っていたい 存在を感じていたい できれば寄り添って 温もりを分け合って 猫のようにさりげに じゃましないように 全部の感覚を切って 君だけを感じてたい 安心して眠りたいの 脅かされるコトなく 穏やかに甘やかして 抱きしめてるように 甘い真夜中のひと時 苦い夜明け前の刹那 費やした時間の全部 捧げたココロの全部 無意味なのだとして それでもいいんだよ おやすみなさい 良い夢を

          夢で逢えたら

          あわいの刻の終わり

          夢と現実 真夜中と夜明け 曖昧な時間 秘密の時間 奴隷と主人 被虐と加虐 痛みと愛 傷と追憶 与えることも 応えることも できないまま 崩れ壊れたそれを それでも愛しいと 抱えて眠れ 2度と目覚めぬように 鍵はゆいいつ君の元に ちゃんと戸締りしよう 君以外に入ってこれぬように 私がフラと出て行かぬように そうして1人 肌寒い部屋で 眠ってしまえ そうしてもきっと そうしたらきっと 朽ち果てて消えて 何気なく きっと 知らん顔でそっと 横目で見てさっと 通り過ぎ

          あわいの刻の終わり

          崩れる

          熟れた果実 海辺の砂城 一時の幻想 夜中の静寂 融けて 崩れて 壊れて 忘れて 柑橘の香り 紫煙の煙り 甘苦い蜜と 低い君の声 とろけて 混ざって こわれて わすれる 解ってる 触れれば 抗えずに 狂うのみ

          春の風

          ザァザァと 花を散らし ゴウゴウと 砂を巻いて 何もかもを 均すように 吹き荒んで あれて狂う 成す術なく 音に怯えて 躰が粟立ち 凪げと願う だけど どうか いつも 君の今日が おだやかで みのりある 良い一日で あるように

          劣る

          贖えない 同じ場所にいない 辿り着けなくて 手が届かない 憧れるより他になくて 見つめていたいだけだったはずが こうも無惨に 散って果てればいい 終われば 諦めがつけば 解ったなら よかったのに バカみたい いつも通りに 捨てられないでいる なんで 不幸を願うんじゃなくて 続く幸福を願うんだよ そんなはずじゃないのに あぁでもどうか あなただけは 笑っていて 幸せでいて

          泣いてるのを しってるのも 無視するのも 分かってるのも 君だけがよくて 他の誰かじゃない 壊して欲しかった もう立ち行かない程に そんなことを想うから だから君には 触れない オカシクナル

          泣いてるのを しってるのも 無視するのも 分かってるのも 君だけがよくて 他の誰かじゃない 壊して欲しかった もう立ち行かない程に そんなことを想うから だから君には 触れない オカシクナル

          おやすみなさい 良い夢を

          おやすみなさい 良い夢を

          願いの欠片

          辞めてみれば それは驚く程 あっけなくて 知ってたから 消えない傷が 欲しかったの 2度目はないから 振り払われた手を 必死に伸ばしたり 縋ったりはしない たくさんの人に囲まれて どうか笑っていて たくさんの人に愛されて どうか幸せでいて 願わなくても 君はきっと そう在るけど どうかそれが 続くように おやすみなさい 良い夢を

          願いの欠片

          壊れる

          壊れろって囁いて ただ頷くから 命令して 考えられないから 暗闇の中の劣情 ありきたりな追憶 狂おしい切望 スキってなに? 君はわたしをみてて 私は私をみてた 始まってもいない 同じ場所にいない 君がみてるのが私で 私がみてるのが自分なら 成立するわけない ただそれだけの 当然の帰結

          潮騒

          薄れた記憶 ハンモックに揺られて 熱に潤んだカラダを持て余して 潮騒を聞いてた 一年ぶりの海に嬉しくて 冷え切ったカラダで遊んで 戻った時には震えて 陸に留まりながら 風に吹かれて 海を臨む また ようやく 還って 帰って きたよ これた ページを繰って 文字を目で追いながら 心はもう水底へ はやく触れたい はやく還りたい はやく感じたい 潮騒をききながら まどろんで 夢に願う