【レポ】2023年1月22日 山田和樹×読響×中瀬智哉@ハーモニーホールふくい
今日の演奏は今日だけの特別なもの。
だから何度聴いたって飽きない。
そしてきっと、今日の演奏も私の想像を越えていく。
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2023年1月22日(日)
@ハーモニーホールふくい 大ホール
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#読売日本交響楽団
#山田和樹 指揮
#中瀬智哉 ピアノ
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🎶ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
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《ソリストアンコール》
🎶ショパン/マズルカ63-3
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🎶シュトラウス/アルプス交響曲
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普通列車と電車、乗り継いで片道4時間半。
幸せなラフ2の旅。
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今日はバイオリン隊の間から登場した中瀬くんとマエストロ。
にこやかな表情。
コンマス、そのお隣と握手。
中瀬くんスタイル、すっかり定着です。
ピアノはスタインウェイ。
ハンカチは初ソロリサイタルのもの。
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指揮台の上で視線を上げ空を見つめるヤマカズさん。
ピアノの前で始まりの時を作る中瀬くん。
鍵盤に指が置かれます。
目を閉じるマエストロ。
静かに響く鐘。
少しずつ、少しずつ、近づいてきて。
その音がマックスになって。
ラフ2の壮大な物語が幕開けしました。
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今日は大胆に攻めてくる演奏。
でも彼の持つ繊細さとかまっすぐさとかは失われていない。
たった1日。
それだけでもう、中瀬くんの演奏が深化してる。
壮大な大地どころか、オケとピアノの音が深く絡み合って宇宙まで行くんじゃないかと…いえ、宇宙に行ったような気が。
はるか彼方まで伸びていくハーモニー。
ヤマカズさんは歌いながら指揮。
声で中瀬くんを導いていました。
お釈迦様?仏さま?
どっしりと構える姿に後光が差しているように見えます。
さぁ思い切り弾いてごらん、と言っているようにも。
とてもとても安心感のある、愛に溢れた指揮。
ヤマカズさん、素敵です。
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第二楽章。
中瀬くんが歌い上げる豊かなメロディを、マエストロが時に笑みを浮かべながら、うんうんと頷きながら聴いています。
深く。深く。
心の奥底に刻み込むように、一音、一音をホールに響かせていきます。
遠い日の記憶を優しく包み込むかのような、中瀬くんの歌いかた。
身も心も揺さぶり尽くす。
優しくも強さのある紡ぎかた。
圧倒されました。
中瀬くんの弾く第二楽章、大好きです。
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間を置かない第三楽章。
中瀬くんの汗が、ぽたり、ぽたりと落ちはじめます。
腕を振り下ろすたび、鍵盤のうえにも、そして膝のうえにも。
前日よりもさらに大きくからだ全体を使う大胆な弾きかた。まさに渾身の演奏。
あまりの激しさに、倒れてしまうんじゃないかと思うくらい。
左足で踏ん張り、これでもかというくらいオケと張り合います。
早く激しいパッセージが続くところでは、マエストロが歌って道筋を付けていきます。
なんてすごい。
深く力強い音。
どんどん飲み込まれていくのがわかり、聴いている側もからだに力が入ります。
もう限界かというところで最後の力を振り絞り最後の和音。
振り上げた腕、かっこいい。
駆け抜けたラフ2。
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たくさんのあたたかな拍手。
そしてBRAVOボード。
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笑顔の中瀬くんとヤマカズさん、しっかりと長い時間抱き合っていました。
包み込むように抱き締めるマエストロ。
その背中に手を回す中瀬くん。
たくさんの言葉が交わされていました。
ヤマカズさんの、中瀬くんを育てたいというお気持ちが溢れていていました。
二日間、本当にお疲れさまでした。
読響の皆様もとてもあたたかくて。
一体感が心地よすぎるくらい。
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アンコールは富山公演と同じマズルカ63-3。
なんと、この曲もラフ2に連動して深化していました。
深く、深く、語りかけてきます。
そして美しい。
今日のマズルカ、忘れられません。
ずっと頭の中でリピートされてます。
弾いている中瀬くんの背中、最後に鍵盤から指を離す瞬間や、ペダルを外すタイミング。
全てが美しかった。
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後半のアルプス交響曲。
バイオリンがとてもいい音を鳴らしていました。
ヤマカズさん、歌いながら今度はコンマスを引っ張っていました。
そして、嵐からラストまでが圧巻。
迫りくる嵐と、過ぎ去った後の穏やかな風景。
気付くと人生を振り返っている自分がいて。
ホールにあるパイプオルガンの音色が心を浄化してくれるよう。
日が沈み夜の帳が落ちるのが残念で。
まだアルプスの山々を見ていたかった、もう少し楽しみたかったと、不思議と涙が溢れました。
ヤマカズさん、すごい。
大ファンになりました。
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たくさんの拍手。
オケの足踏み。
読響の皆さま、ありがとうございました。
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中瀬くん、幸せな時間をありがとう。
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今日お会いできたフォロワーさま。
楽しい時間をありがとうございました。
そして💓さま。
ホールでお声をかけてくださりありがとうございました。
深く感謝申し上げます。
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