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冬キャンプを楽しむ

自然環境リテラシー学第4回(12/18〜12/19)
参加コース:山Y

概要
三重県の大台、奥伊勢フォレストピアで、1泊2日のキャンプをしてきました。この日は、寒波が来ていて、愛知や三重県の北部では雪が降っていました☃️
強い風と厳しい寒さの中、2日間で学んだことや感じたことをまとめてみました。

1日目 保存食作り&ピザ作り

朝から風が強く、焚き火から離れられないような寒さが続いて、はじめは2日間無事に過ごせるか心配でした。

最初のアクティビティとして、ピザと燻製を作りました。🍕

ピザを手作りしたことがなかったので、生地を丸く広げるところから苦戦しましたが、なんとか作り上げ、ピザ窯の中に入れました。

👇ピザを焼く際は、200℃で焼き上げると良いらしく、それ以下の温度では生地が生焼けになってしまいます。いかに扉の開閉を少なく・短時間にするかが肝心だったので、皆と協力して焼き上げました。

燻製には、桜の木のチップを使いました。口に入れた時の匂いが香ばしくて、普段使っている素材でも一味違う食べ方で食べるのはとても新鮮でした。今度やる機会があれば、他のチップでも試して、食べ比べしたいです。

この日最後のアクティビティはロープワーク講習でした。もやい結びと、巻き結びを習いました。

上:巻き結び
下:もやい結び

固結びと、蝶々結びしか日常的に使わなかったので、たった1本のロープで人を持ち上げられるくらいの強さを発揮できることに驚きました。

しかし、結ぶ向きによって、逆に怪我の要因にもなってしまうこともあるので、むやみやたらに使うのは良くないということも教わりました。

講習を担当してくださった森さんは、TVを見ながら忘れないように日々練習していると仰っていたので、私も忘れないように練習しようと思いました。

夜ご飯には無水カレーを食べました。ご飯の芯が残ってしまって、上手に炊けなかったので次はホカホカに炊きたいです。

無水カレーとお米

この日は、キャンプ泊と屋内泊の選択肢があり、私は11月のキャンプで寒すぎて寝れなかった経験から、キャンプ泊をする自信がなかったので、屋内泊を選びました。

Verdeの野田さん曰く、キャンプ泊できた人たちはこの環境に選ばれた人達だと仰っていて、かっこよかったので私も次回は万全な準備をして、選ばれた人になりたいなと思いました。

2日目 リース作り&森さんのお話

2日目は、キャンプの拠点に生えている素材を使って、クリスマスリースづくりを行いました🎄

既製品とは違い、人それぞれ選ぶ素材も作る形も異なっていてとてもオリジナリティがある作品ばかりでした。

また、ちょっとした葉についての豆知識として、森さんから教えてもらったのは「死環」というものです。

死環

上の写真のように、黒い輪のようなものを死環と呼びます。ライターなどで葉を炙って細胞を壊すことで、それ以上細胞の破壊が広がらないようにこの死環が浮き上がってきます。

全ての葉で死環がみられるわけではなく、モチノキ科で顕著に見られるそうです。

死環がだんだん濃くはっきりとついていく様子はとても興味深く、植物の性質の面白さを感じました。

最後に、森さんから山での救助活動や、滑落して亡くなってしまった方の側で夜を明かした経験などを聞かせていただきました。

私は今まで、山登りはあまりしたことがなかったので、滑落のニュースなどを見るたびに山に対する恐怖心が強くなっていました。

最後の1分間スピーチで「正しく怖がる」と仰っていた方がいました。私はその言葉がとても印象的で、無知からの怖さではなく、安全管理や危機意識をしっかり持って、山のコースを頭の中に入れて、リスクを最大限に減らす努力をすることが正しく怖がることなのだと思いました。

まとめ

2日間を通して、厳しい寒さの中でも無事にキャンプを終え、楽しむことができたのはVerdeの皆さんをはじめ、先生方とリーダーの方のおかげだということを実感しました。

学校の授業では聞けないような、現場での貴重な体験談を聞けたことで、「怖がる」意識が変わったのでとてもいい経験になりました。

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