口コミも使いよう、気にしすぎはチャンスロス!

最近、近所に新しいカフェがオープンしているのを発見した。
通りがかりにのぞいてみると、コーヒー好きの私を惹きつける「スペシャルティーコーヒー」の文字が。

その時は通り過ぎただけだったが、とても気になったので帰宅してからネットで調べてみた。
すると...Googleの口コミの点数がかなり低い!!!
「接客が最悪」と言う口コミが散見された。

自分でお店を発見した時は「絶対1度行ってみよう!」とワクワクした思いが強かったのだが、⭐︎1や2がたくさん並ぶ口コミを見るとその気持ちがどんどん冷めてしまった。

自分が求めている価値はなにか

後日、勉強するために行き慣れたカフェチェーン店に向かっていた際、たまたま例の新しくオープンしたカフェの前を通り過ぎた。

社内の資格試験を間近に控え、最近は「いかに集中して勉強できるか」という観点でお店を選び、カフェで勉強をしている。

価格やそこで提供されるドリンクの味など気にはするものの、最も重要なのは勉強に集中できる環境、雰囲気であること

例のカフェは口コミを見てから行きたい気持ちが冷めてしまったが、お店の中をのぞいてみるとお客さんが少なくとても落ち着いた雰囲気。
コンセント付きのカウンター席などは勉強するのにぴったりな感じ。

口コミが悪いことが気にはなったが、今自分が求めているのは勉強に集中できる環境。
その点だけに絞って考えると、このカフェはなかなか良いかもしれない。
自分のニーズを満たしてくれるような期待ができたので、思い切って利用してみた。

口コミ通り接客はイマイチ...でも

接客はたしかに全然良くなかった。
入店しても挨拶はなく、店員同士がずっと小声で喋っている。

しかし、落ち着いた雰囲気は抜群によかった。
照明が明るすぎず、黒を基調とした内装、そして人が少ない。
最近利用したカフェの中で、ダントツで集中して勉強することができた。
良い穴場を発見したな、と少し良い気分になった。

自分の感覚に基づいて判断することの大切さ


食事するお店を選ぶにしろ、旅行で宿泊するホテルにしろ、まずは口コミを調べ、できる限りハズレをひかないように選ぼうとする癖がある。
多くの人の感想を知れる口コミは、判断をする上で参考になるのはたしか。

その一方で、口コミにとらわれすぎて、そこに書かれた情報があたかも正解かのように人の意見に判断を委ねてしまっている。

それは一見ハズレがないようでいて、予想外の当たりというものに出会いにくい。
総合的には評価が低くても、ある一定のポイントだけはずば抜けて良い、ということもある。

今回口コミは悪かったものの、自分が求めているニーズ(今回の場合は勉強に集中できる環境)というものを軸に自分の感覚で判断をした結果、それがとても当たりだった。
そのことがなんだか少しうれしかった。

と同時に、しっかりと自分の中での判断軸や基準を持った上で活用しないと、どんどん面白い体験や機会を逃していくのではないかと、ちょっとした危機感を覚えた。

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