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X1メンバー、今どうしてる? ②

前回はX1がどういうグループなのかを早足で解説し、キム・ヨハンくん、キム・ウソクくん、ハン・スンウくんの近況についてお話しました。

今回は残るメンバー8人についてお話ししていこうと思います。

4位 ソン・ヒョンジュン

わー、今と比べると少し幼い印象を受けますね。田舎なまりでおっとりと話す姿がキュートでした。

番組では、クラス分け審査の際審査員からの突然の要求にうまくこたえることができず、まさかのFクラス(一番下のクラス)発進。自身より年上の練習生が多い中で、ダンスリーダーとしてクラスをまとめようと必死になる姿が印象的でした。

そのような姿や確かなダンススキルによって着実に順位を上げ、最終的には4位という高い順位でデビューを果たしました。まさにシンデレラストーリーですね。

X1でもメインダンサーを務めました。あの華奢で可愛い見た目とは裏腹に、パワフルなダンスがカッコよかったですよね。

X1解散後は練習生をしていたSTARSHIPエンターテインメントに戻り、男性9人グループの「CRAVITY」として2020年4月にデビューしました。

写真向かって左から二人目、ブルーのスカジャンで立っている子がヒョンジュンくんです。

このCRAVITYというグループ、デビュー後141日目には、2枚目のミニアルバムのタイトル曲である「Flame」で初の音楽番組チャンピオンになりました。また、デビュー4ヶ月にして「2020 SOBA」で新人賞を獲得。12月に開催予定である「2020 MAMA」の男性新人賞にもノミネートされています。今年大注目の新人グループとなりましたね。

ヒョンジュンくんはX1ではまだ結成して日が浅かったということもあってか、少し控え目なイメージでした(もちろん、X1メンバーとも仲は良いようです)。それに対し、CRAVITYでは古巣の事務所で馴染みの練習生が多いからか、遠慮なくのびのびとしている感じがします。これからもいろいろなコンセプトでバキバキに踊ってますます魅力を見せて欲しいですね。

前列向かって右から二番目がヒョンジュンくんです。後列向かって左端には同じくもとX1メンバーのカン・ミンヒくん。ミンヒくんも一緒にデビューしました。

5位 チョ・スンヨン

スンヨンくんもデビュー経験後、「produce101 X」に参加しました。

歌もダンスもラップも上手なオールラウンダー優しくて面白い性格で、他の練習生や先生にも人気がありました。ちなみにサッカー留学の経験があり、英語も話せます。

普段はいつも笑顔でふざけてばかりいる印象ですが、パフォーマンスになると一変します。曲のコンセプトに合わせて変わる表情や、抜群のスタイルから繰り出されるパワフルなダンス、ハイトーンでも楽々こなしちゃうような歌唱力などによって視聴者の注目を集め、どんどん順位を上げていきました。

X1解散後は元いたグループには戻らず。「WOODZ」名義でソロ活動をしています。「Love Me Harder」のMVを見てみましたが、アイドルというよりはアーティストと呼んだ方がいいようなお洒落な音楽でした。作詞作曲にはスンヨンくん自身も携わっているそうです。MVの世界観も独特で、スンヨンくんって芸術家肌なのかな?と感じました。

これからもスンヨンくんのアーティスティックな一面をたくさん見せてくれそうですね。

6位 ソン・ドンピョ

「produce101 X」のテーマ曲、「XI-MA」ではセンターを務めました。

小柄で愛くるしいルックス+愛嬌たっぷりで、まさにアイドルになるべくして生まれてきたような男の子です。そして、ただ可愛いだけではなく、頭の回転が早くて上昇志向が強い一面もあるように思えました。

POPで可愛らしい曲調の課題曲を選びがちだった彼ですが、ある時自分にはないコンセプトだからと男らしい感じの曲に挑戦したことがありました。この行動から、まるで彼が「僕はただ可愛いだけじゃありませんよ。きちんと自己分析できています。もちろん、それだけじゃなくて分析したことをもとにきちんと行動できるんです」と言っているように思えました。そういうところからも普段はキャピキャピした小悪魔みたいなキャラクターなのに、実は冷静で頭のきれる人なのだろうと感じたのです。

そのような性格だからか、周りに弱みを見せることはほとんどなかったように思います。しかし、心の中では「番組テーマ曲のセンターは必ずデビューする」というジンクスを自分が破るわけにはいかない、とプレッシャーを感じることもあったようです。それでもプレッシャーに打ち勝ち、見事デビューメンバー入りしました。

X1としてデビューしてからも持ち前の可愛さとサービス精神で、彼がいるだけでグループが華やぐ印象でした。また、彼の少年特有のみずみずしさはパフォーマンスでも良いアクセントになっていたように思います。

X1解散後は練習生をしていたDSPメディアに戻りました。今のところはデビューしておらず、自身が通うハンリム高校のPR動画に出演したりソロでファンミーティングを行ったりしているようです。ですが、2020年1月に「DSP N」という練習生の公式SNSが開設されたそうなので、そろそろグループデビューが近いのかもしれませんね。

7位 イ・ハンギョル

ハンギョルくんもデビュー経験者です。自身がアイドルとして再起し、厳しい状況にある所属事務所を救いたいという思いで「produce101 X」に挑戦したようです。義理堅いですね。

高いダンススキルとワイルドでセクシーなルックスが魅力。一見大人っぽい印象を受けますが、他の練習生から「中身は小学生男子のようだ」「あまり落ち着きがなく、いつも違うチームの練習を覗きに行ったりしている」などと指摘されていました。きっと無邪気な少年みたいなところがあるのでしょうね。

しかし、パフォーマンスとなると別です。ハンギョルくんはデビュー経験者だけあって歌やダンスなどに安定感があり、安心して見ていられる感じがしました。最終回に至るまでデビュー圏内に入ったことはありませんでしたが、最終投票では7位で名前が呼ばれました。ハンギョルくん自身も「信じられない!」と言った表情でしたよね。

X1ではヒョンジュンくんと共にメインダンサーを務めました。メンバーでは特にスンヨンくんと仲が良さそうでしたね。二人は宿舎のルームメイトでもありました。

X1解散後はもといたMBKエンターテインメントに戻り、早々に同じく元X1メンバーであるナム・ドヒョンくんとファンミーティングを開きました。その後、二人はH&Dというユニットを組み、アルバムもリリースしています。

H&Dの楽曲はしっとりしたバラードから疾走感のある曲、可愛らしい曲などバラエティに富んでいて、質も高いように感じました(偉そうにすみません)。音楽番組にもよく出ていてそれなりに人気はあったと思いますが、個人的にはもっと人気が出てもよかったと思うくらい曲が好きでした。

このままH&Dで活動しつづけるのかなと思いましたが、2020年11月、同じ事務所の練習生7人と一緒に「BAE173」という9人組のボーイズグルームを組み、デビューすることになりました。

向かって左から4人目の赤いネクタイがハンギョルくん、向かって右から4人目がドヒョンくんです。あれ?今気付いたのですが、二人がセンターじゃないんですね。

写真を見る限りでは爽やかなコンセプトかな?どんな感じのグループになるのか楽しみですね。

8位 ナム・ドヒョン

2004年生まれで「produce101 X」出演時はまだ中学生でした。参加者の中でもマンネ(末っ子)ラインです。しかも練習生歴も短く、ラップ3ヶ月、ダンスに至っては2ヶ月しか練習していなかったそう。

それでも、他のメンバーとの実力差を感じさせることもなく堂々とステージをやってのけるのですからすごいですね。審査をするトレーナ陣からも「天才」「将来はカン・ダニエル(Wanna Oneの絶対的センター)のようになるかも」と大絶賛され、クラス分けでは見事Aクラスに配属されました。

お顔は幼さが残るドヒョンくんですが、実はハイスペック少年。身長は「produce101 X」時代から180センチあったそうです。また、海外に住んでいた経験から英語と日本語が話せます。他にもピアノが得意で絶対音価の持ち主、作詞作曲もできるそうです。

X1ではメインラッパーを務めました。

X1解散後は前に述べたように同じ事務所の先輩であるハンギョルくんと一緒に活動しています。H&D時代の楽曲制作にはドヒョンくんも参加することがあったようです。ナッソロ(Unfamiliar)はX1として活動していた日々を懐かしむような歌詞と切ないメロディーがファンの間で話題になりましたね。

解散当時、ドヒョンくんはまだ中学生です。可愛がってくれたX1のヒョン(お兄さん)たち、応援してくれたファンと突然別れなければならないという現実にどれだけショックを受けたかと思うと、心が痛みます。デビューを控えているBAE173では幸せな活動をしてほしいですね。

ドヒョンくん、メンバーに囲まれて嬉しそうですね。ハッピーバースデイ!

9位 チャ・ジュノ

「produce101 X」でのジュノくんといえば、人見知りなイメージが強いです。合宿所についてからもルームメイトとうまくコミュニケーションできずしばらく自分のキャリーケースを開けたり閉めたりしていて、見ているこちらが心配でハラハラしました。

そんな人見知りのジュノくんですが、チームミッションでよく同じグループになったヨハンくん(X1センター。彼については前の記事をご参照ください)と次第に打ち解けていきます。

ある時トレーナーから「歌声がロボットみたい」だと指摘されたジュノくん。一人で練習していると、ヨハンくんがやってきて「ジュノはロボットじゃない」と励まし、練習を手助けしてくれました。ジュノくんは自分を信じてくれるヨハンくんと一生懸命練習に取り組み、その後の評価でチーム内で2位という好成績を修めました。そして、その出来事を通してヨハンくんと大の仲良しになったようです。

その後も回を重ねるごとに評価が上がっていき、見事デビューの座を勝ち取りました。

X1時代のジュノくんは「produce101 X」の人見知りのジュノくんとは違い、何気に笑いのセンスがあるシュールな感じのキャラでした。うーん、ちょっとわかりにくいですね。なんというか、「ちびまる子ちゃん」の野口さんみたいな感じです。ちなみにメンバーからは「ずっと独り言を言っている」と指摘されていました。

場の空気を読めないというのか、読んだうえで周りがちょっと凍りつくようなことをあえて言っちゃうというのか、とにかくちょっと変わっていて面白い子といった印象でした。中でも、みんなが一目置いているウソクくんにも物怖じせず対応しているのが印象的でした。そのように振る舞ってもジュノくんは許されるような愛すべきキャラクターなのです。

X1解散後は練習生をしていたWoollimエンターテインメントに戻りましたが、しばらく表立った活動はしていませんでした。他のX1出身メンバーがそれぞれの活動をしている中、ジュノくんの情報がほとんどないので寂しく思っていたところ、2020年10月に事務所の練習生と7人組ボーイズグループ「DRIPPIN」でデビューしました。

おー、ジュノくんセンターですね。相変わらず端正なお顔をしていらっしゃいます。この顔でニコニコしながら毒吐いちゃいますからね(笑)。またトーク番組などでそんな姿が見れたらいいな。

DRIPPINのメンバーが書いてくれた手紙を読みながら涙ぐむジュノくん。X1の突然の解散で大変な思いをしましたが、これからはあたたかいメンバーたちとDRIPPINとして花道を歩いてください。

10位 カン・ミンヒ

ハングルでは確かに「ミンヒ」と表記しますが、発音は「ミニ」に近いので、ここから先は「ミニくん」としますね。

ミニくんは前出したヒョンジュンくんと同じ事務所です。

整った顔立ちと身長180センチ以上の抜群のスタイルで目を引く存在ではありましたが、ミッションでは意外とセンターやメインボーカルなどの目立つポジションをやることがほとんどなかったような気がします。後半のミッションで披露した「イッポイッポ(Pretty Girl)」で念願のメインボーカルを務め、そこから一気に注目度が高まりました。

写真の通り王子様のような甘いルックスですが、性格はサバサバした男っぽい性格なのだそう。Vliveなどでのヒョンジュンくんとのやり取りからもそんなところが出ていたように思います。

ヒョンジュンくんは女きょうだいに囲まれて育ち、かつ事務所に入る前は女生徒が多いダンススクールに通っていたからか、女性特有の「察して行動する」が身についているような感じの子です。そんなヒョンジュンくんとミニくんの掛け合いは、まるで痴話喧嘩を見ているようで面白いです。

X1解散後はヒョンジュンくんと同じくCRAVITYとして活動しています。写真の真ん中がミニくんです。X1の時の金髪も神がかっていましたが、CRAVITYでもキラキラ輝いてます。

11位(X) イ・ウンサン

「produce101 X」では赤髪がトレードマークでした。最初の評価の際、カメラ写りがすごくいいとトレーナーたちに褒められていましたね。

そのように華やかな外見ですが、中身はとても優しくて穏やかで真面目。実は親御さんからはアイドルになることを反対されていたそうです。しかし、夢を諦めずに大幅なダイエットに成功したり、お小遣いからレッスン費用を捻出してまで練習に取り組んだりするウンサンくんを見て最終的には親御さんも応援してくれるようになったそう。ウンサンくんは、一度目的を定めたらそれを実現するために努力を惜しまない人なのでしょうね。

「produce101 X」でもまさに練習の虫で、目標のために最善を尽くす姿が印象的でした。その結果、ビジュアルの良さだけではなく、実力も兼ね備えていることが早い時期から認められていたように思います。

最終投票では最後の最後に候補者が二人挙げられた後、その二人のうちウンサンくんがX(11人目のメンバー)に選ばれました。発表を待つ間のウンサンくんの青ざめた表情は今でも忘れられません。それほどまでに自分を追い詰めて頑張っていたのだということが伝わって、私自身苦しくなるような思いでした。

X1になってからウンサンくんはますます洗練されたように感じました。ウンサンくんは確か当時高校2年生くらいだったと思うのですが、歳に似合わずすごく艶っぽいんですよねー。「Flash」でヨハンくんと顔を至近距離に近づける振りのところ、なんだか見てはいけないものを見た気がしてどきっとしました。ヨハンくんが怪我をしてからは、しばらくその振りが見られなくて残念でした。それでも当初活動期間が5年間の予定でしたから、怪我さえ治ればいくらでも見られると思っていたんですよ。それがねー、はー、本当に残念。

X1解散後は練習生をしていたBrand New Musicに戻り、2020年8月に「Beautiful Scar」でソロデビュー。この曲には「たとえ痛い傷と傷痕でも、それをさらに成熟するための美しい契機にしたい」という思いが込められているそうです。傷とはX1解散でついた心の傷なのでしょうか。

理不尽な仕打ちに傷ついても、その経験を糧に変えて前向きに頑張ろうとするウンサンくん、なんて人間性の高い高校生なのでしょうか。尊敬する一方で、「そんなに自分に厳しくしないで、たまには周りに甘えてね」と勝手に心配してしまいます。

でもウンサンくんには思いをわかちあえる仲間がいるんですよね。今でもX1メンバーは頻繁にSNSなどでやり取りしているそうです。また、個人的なやり取りにとどめずに、最近ではウソクくんとコラボ曲も出しました。(これについては前の記事のウソクくんの項目で述べていますのでよろしければご参照ください。)

今後もX1メンバー同士でコラボレーションなどができたらいいですよね。


まとめ

ここまで簡単にですが、元X1メンバーについて紹介してきました。

実はX1についての記事は書いては消し、書いては消しを繰り返してきました。いつまでも過去に囚われているようで気が引けたというのもありますし、解散したことがショックすぎて触れるのが怖いというのもありました。

しかし、X1がデビューした時の感動や活動を見守った時期のときめきを忘れたくないと考え、思い切って記事にしてみました。決して知識も多くなく拙い文章ですが、同じようにX1を想っている方と少しでも思いを共有できたら嬉しいです。

そして、すぐには無理かもしれませんが、いつか様々な条件がそろったらX1メンバーが短時間でも再び集ってくれたらな、と思います。そして、誰に遠慮することもなく思いっきりパフォーマンスする姿を見せてくれたらサイコーです。
そんな日を楽しみにしつつ、これからのX1メンバーの活躍と、幸せをお祈りします(^_^)

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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