師走に思う あまのじゃく

私は十二月の雰囲気が好きだ。
一番好きな季節は秋だけれど
十二月は特別だ。
自然とお祝い気分も感じる。
空気が冷たいからなのか
より温かみを感じるんだよね。

私は薄情で昔からあまり人の誕生日を覚えていない。
さすがに子供のは覚えているけれど。
かと言って
設定してて自動でお知らせが来ることによって
自ら思い出したわけでもない癖に
形式だけの「おめでとう」を言うこともしたくない。
要するにあまのじゃくなんですが、
決まったお祝いの日にあまり興味がないというか
そんなこと言ってる自分って勝手だなと思いながら
なんでもない日にその人のことを思って
プレゼントするとか
そんなことが気分がよかったりする。

結局自分本位…。

いいのかそれで??

そういう自分は
覚えやすい誕生日だから
覚えてくれている人が多いというね…。
勝手だよなーー。

でも湧いてくる感情で動きたいのね。

最強エピソードが、何年も月と日を逆に覚えて
毎年その日に「おめでとう」言ってた勘違い野郎。
それを正すでもなく「ありがとう」と受け入れてくれてた
という寛大すぎる我が親友。
笑って「あ、やっと気付いた?」だってよ。

だから身近な人が
私の誕生日を忘れてたって
そんなことはどうでもいい。

その日が何もなく過ぎたって
自分から
「今日私誕生日なんだー」
って言ってみてもいい。
そういう気になればだけど。

そんな私のいる場所は
全然寒くないし
空気悪いし
私が求めてる十二月の雰囲気なんて
これっぽっちもなくて
街にはクリスマスツリーが飾ってあったりするのだけれど
なんだかなーって思いながら
恋しい気持ちもあるけれど、
家族元気で笑っていられるだけで
しあわせだったりする。

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