逆にイケメン苦手なんですよー、のイケメンに相当する「誰か」の存在。

 人は誰しも「トラウマ」という箱を抱えている。
そこには、負の経験が詰め込まれていて何かの拍子に自分で制御できないほど溢れ出る、まさしくパンドラの箱だ。
 ここで一つ言っておきたいことは、トラウマの一つが脳裏に蘇った時、連鎖的に異なるトラウマが顔を見せることが多い、ということだ。
 先の言葉を使うなら、同じ「トラウマ」の箱にカテゴライズされた記憶がおもちゃ箱をひっくり返したかのように記憶の欠片が散乱する。


暗い話はこの辺に、大変恐縮ではあるが、ひとつ簡単なチャレンジをお願いしたい。


準備はよろしいだろうか。





「ゾウさんのことを思い浮かべちゃいけません!」











 なんてくだらないと思うかもしれないが、ここからが本番だ。
「ゾウさんのことを思い浮かべちゃいけません!」と言われたら、恐らく多くの人は一度、灰色の象を思い浮かべてから、別の動物、あるいは動物という概念、灰色や水色、キャラクターから離れようとするだろう。

画像1

このnoteを開くにあたって、もしかするとこの画像が見えてしまったかもしれない。

 しかし、離れるという行為におけるベクトルの始点は「ゾウさん」に他ならない。

 つまり、あなたはゾウさんの呪縛から離れることはできないのだ。
ここで、ゾウさんを本当に思い浮かべさせないには、「ひまわりを想像してみて!」だ。あらかじめゾウさんと切り離されたものを提示することで、付随する思考にもゾウさんが現れないようにするためだ。



 え?水をかけるじょうろからゾウさんがすぐに連想された?それはまあ、いいじゃないですか。
 そもそもこれを読んだあなたの頭の中には「ゾウさん」と「ひまわり」を結ぶ紐が頭の箱で結ばれているのですから。





トラウマ?そんなもんは時以外は解決してやくれんよ。

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