Mリーグのオフシーズン~そして開幕へ~

2022-23シーズン

Mリーグ2022-23シーズンは渋谷ABEMASの優勝で終わった、ここからMリーグロスが始まるかと言われたところで数種類の競技が行われた。
これには麻雀を忘れさせないという意思が見えた。

①BEAST JAPANext Mリーガーオーディション

23-24シーズンから8→9チームとなり、新加入となったのがBS ジャパネクスト。長崎を主としているいわゆるジャパネットたかたが関連している。
そのチームの監督に就いたのが高橋監督。
5月に新Mリーガーを選ぶオーディションが始まった。書類審査を終えて選ばれた16名で本戦を行い、その中の1名が新Mリーガーとしての道を歩む。たくさんのドラマがありながら迎えた決勝。鍔迫り合いが続く中で制したのが菅原千瑛で9月より新Mリーガーとなった。BEAST JAPANEXTには他にも猿川真寿、鈴木大介、中田花奈が選ばれ、
9月のMリーグに望むこととなる。

②IKUSA

Mリーグが終わった直後にEX風林火山の藤沢監督により始められた、数百名のプロから精鋭を選び抜く企画。もし、風林火山がセミファイナルで敗退してしまったら、入れ替え対象チームであったため、ここから選んだ可能性すらある。(結果決勝まで駒を進め、入れ替えは免れた。)一部BEASTのオーディションと被ってしまったかつ、
プレミアム限定放送のためそれほど盛り上がりはなかったが、それでも意地を示す戦いにはなった。結果、一井慎也が優勝を勝ち取った。

③Mトーナメント

Mリーガー32名と推薦選手20名、総勢52名を12このブロックに分け、2名勝ち抜き方式の予選会のち、優勝シードの渋谷ABEMAS4名を追加したトーナメントを行うというものであった。普段のMリーグが長期戦なものに対して、こっちは短期戦に近いもので負けたら敗退という緊張感あるものであった。その中で推薦組の奮闘には目を見張るものがあり、最高位の浅井裕介、連盟の石立岳広は決勝まで残るほどであった。優勝したのはKADOKAWAサクラナイツの渋川難波。
ただこの狙いとして、Mリーガー以外にも目を見張るプロが数多くいるという証明になったであろう。

④神域リーグ

2022年から始まったこの企画、主催者のVtuber天開司を主として始まった麻雀ゲームアプリ雀魂を使用したMリーグに近いもの。監督にプロ雀士の中でもVとの交流が深い多井隆晴、松本吉弘、鈴木たろう、村上淳、そして今季から渋川難波を加えた5チームでドラフトを行い、チームを決めるというもの、同じABEMAの番組だと将棋のABEMAトーナメントがいい例である。今季から4→5チームとなった影響で、選択制の幅も大きく広がったものとなった。さらにMリーグとは違うところが、セミファイナル、ファイナルの手法で、プロ以外のVtuberが予選順位順に対局者が振られるというものであった。その結果最後まで見えない戦いが強いられ、その結果の決勝が1つの手順次第で優勝がどう転ぶかわからないものであった。最終的には1.6pt差でヘラクレスが優勝することとなった。

⑤シンデレラファイトリーグ

昨年度から行われた女流のみの麻雀バトル、第一回は三浦ももこプロの優勝で〆たが、第二回では前回以上の参加者が募り、今年から連盟女流からも初参加し、合計100名以上で争う麻雀バトルである。予選会から5名が通過、そのあと本選トーナメントへ移る。本選トーナメントでは、A~Dの4ブロックに分かれ、1回戦でトップが次のステージに進出、2,3位が、別のブロックの2,3位と戦い、4位は強制敗退、次にその2位-3位同士が戦い、1位,2位は次のステージへ、3,4位は敗退というサバイバルルールで行われる。このリーグには前回大会によるシードがあり、それも含まれて2ステージ目に。同様の方式で行われ、勝利者4名が決勝トーナメントに進出する。決勝トーナメントでは勝ち上がった16名が同様の方式で8名、4名と絞られ、決勝は3回戦行い勝敗を決めるというものであった。最後まで見放せない試合が続く中、見事に優勝したのは最高位の新榮有理プロで、最後まで連盟の木下遥プロと鍔迫り合いを続け、最後に一太刀決めて優勝した。

⑥そのほか


麻雀はそれ以外にも自団体のタイトル戦も行われたり、最強戦の予選も続いている。もし時間がある際は見てみるのも面白い。

Mリーグ開幕に向けて


いよいよ9/18に2023-24シーズンが開幕するのだが、今期は9チームになって試合数が多くなった分、開幕も2週間ほど早くなっている。
そこでMトーナメントで試していたのが、15時開始で試合数を増やす方針。
確かに選手への負担はかかりづらくなるだろうが、仕事時間ということもあり、視聴率はおそらく伸び悩むであろう。結論開幕日数を早めることにしたのだが、ともするとドラフトが早まったのが痛く、ここでアピールできたのに…という悔しさはあるであろう。一方で、今期のMリーグはレポーターがもう1人襟川麻衣子プロが追加され、実況もおそらくもう1人増えるだろう。
見えないところでの実況のアピール、選手のパフォーマンスなどが引き出せたいい機会になったのではないだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?