見出し画像

CRPHと国際社会の変化

国際社会へ向けたCRPHの取込と成果をまとめて行きます。

この記事は最後まで無料で読めますが良かったら購入しください。売上は全額ミャンマーへの支援に使われます

4月8日に中国大使館がCRPHに初めて連絡してきました。CRPHからはCRPHを支持して国軍に圧力をかけるように要請しました。中国側は中国人の安全と中国人の資産を守るように要求してきました。CRPHは過去に3度中国政府宛に手紙を出してミャンマー国民を支援するよう要請しましたが一度も返信がなかったのです。

CRPHについて → https://note.com/minthit21dj/n/n2973963466e4

画像2

今まで一度も民衆側に寄り添わなかった中国が今になってCRPHに連絡して来たのは何かが変化している証です。中国は勝つ方に乗っかる姿勢でいるが米国をはじめとする西側諸国に近い政権が誕生するのを懸念しているように見えました。国内でも反中運動が激しくなりつつあります。

在英ミャンマー大使館では大使のKSM(チョースワミン)が大使館から締め出されるという騒動が起きました。国軍出身の大使次官補が大使館を制圧して大使館内でクーデターが起きたようです。大使のKSMも国軍出身で元から大使職を解かれる予定だったのです。それから職を奪われたKSMはCDMに参加してCRPHと合流するという声明を出すという茶番劇がありました。

画像2

写真は元在英ミャンマー大使のチョースワミン氏が大使館の前で待っている様子

KSMに一度もミャンマー国民の声を聞かず、CDMに参加していません。それがいきなりCRPHと合流するなどの幼稚な作戦と来たので国民からは笑いものにされました。もちろんCRPHからも断られています。おかげでのでした。国軍の幼稚かつ恥知らずな行動が世界中に知れ渡ったのでした。

CNN記者を招待

もう手段が残されていない国軍は今度、国軍に有利に報道をさせるためにCNNの記者を招待しました。一方で国内ではジャーナリストが26人も拘束されています。CNN記者は3日間の滞在で国軍の制限されながらも国民と少しだけ接触することができて国民の切実な心の叫びと鉄鍋叩きの音を聞くことができました。CNN記者は使命を全うしてミャンマー情勢のありのままを報道してくれました。CNN記者が滞在中に会えた国軍の高官は広報責任者の将軍だけでした。

画像3

写真者国軍の広報責任者の将軍へのインタービュー

国軍は国民の情報収集を絶たせるためにインターネット以外にも衛星放送の受信機の使用禁止命令を出しました。各町で受信機が取り外されています。これでDVBやMizzimaなどの民間放送が見られなくなりました。若者達がFederal FMというラジオ局を立上げて4月1日から放送しはじめました。毎週木曜日と日曜日に国内の情勢を届ける報道番組が放送されます。

隣接するタイと国連の動き

クーデターを黙認してきたタイ首相も国軍の空襲被害で押し寄せてくる難民が増加しているため、国軍の暴力を受け入れられないと声明を出した。それからタイ政府は難民を一時的に受入人道敵な支援はすると発表しています。

国連特別大使のバグナー氏がミャンマー情勢のため、各国の首脳と会談している事実をアメリカのForeign Policy紙が投稿しました。バグナー氏は今現在タイのバンコクに到着しておりいつでも訪ミャンマーする用意ができていると言います。ただ国軍は彼女の入国を許可していません

CRPHは国軍の市民に対する暴行、殺害、略奪、拷問などの証拠を18万点集めました。ササ医師は国際刑事裁判専門の弁護士チームと連携してICC(国際刑事裁判所)での提訴の準備を進めています。

また、4月9日にCRPHの臨時外相のジンマーアウン氏が国連安保理のアリア式会議に参加して声明を発表しました。ジンマーアウン氏はミャンマー国民が受けている被害と国際社会の支援を要請しました。彼女の言葉で記憶に残るものは「国民は平和と民主主義を取り戻すために何でも犠牲にする用意ができています」という国民の覚悟を表す一文です。国際社会からR2Pの施行を期待する、R2Pが施行されなければ国民は身近な武器で内戦に突入するという意味が含まれています。

画像5

国連安保理のアリア式とは

* ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の殺戮を目撃したクロアチアの牧師から国連の介入を依頼すべく、当時の議長ディエゴアリア氏宛に連絡をしてきました。国連と無関係な方からの依頼で国連安保理の正式な会議は開催できないため、国連大使たちの休憩室を使用して非公式な議会を開催したことから由来しています。

国連安保理の最優先事項としてミャンマーの情勢が満足できる解決策が出るまで対応して行くという結論になりました。次の目的は国連安保理でR2Pの施行を議題に議論するようにすることです。R2Pで圧迫される国軍に中国政府が説得するということで解決の糸口を見いだす可能性も出てきます。

生きるために戦う市民

国連のスピードでは自衛するしか生き残る手段がないと悟ったサガイン州タンセ市の市民は武器を持って立ち上がりました。7日の夜から8日の朝まで市民と国軍の衝突が起きて市民は時代遅れの猟銃、刀、火炎瓶で防御しました。国軍は6台分(約70名)の兵士で抑えきれず更にトラック5台分の応援部隊を要請する自体になりました。市民側は11人死亡、国軍側の死傷者は出たようですが詳細は不明です。またインド国境のタムーでは弾圧しようとしてした兵士が市民の防御と会い13名の兵士が死亡しました。

画像5

SNLD(シャン民族民主党)からはすべての武装組織がCRPHと連携して全国民が願って止まない連邦防衛軍を結成を実現するように要請した声明を発表しました。

米国はミャンマー宝石産業に厳しい制裁に加えました。これでミャンマー産宝石はミャンマー国内でしか取引できなくなってしまいました。国の行政システムの90%はCDMによって停止している状態でミャンマーは失敗国家の地位に落とされました。

やっぱりミルクティーが好き

Twitterではタイ、香港、台湾とミャンマーの若者たちが民主主義の実現への応援としてミルクティーアライアンスの絵文字を作成しました。

最後に「他の人が出ないから僕らも出ないとなると民主主義は実現しない」と言ってデモに参加した北ダゴンの英雄言葉は胸を締め付けられます。彼は国軍の弾圧に会い、嫁と子供を残してこの世を去りました。

支援募金

下記のページでミャンマーへの支援金の募金を受け付けております。

4月11時点で国軍の武力弾圧によって700名弱の罪のない市民が命を落としました。皆さんの支援があればミャンマーは早く平和を取り戻せると信じています。

ここから先は

28字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?