アブラ(脂質)#01

身体の40%(水分を除く)が脂質でできており細胞膜というのはアブラで出来ている

脳の65%は脂質である

脂質は
・身体を動かすエネルギー源(糖質、たんぱく質より効率がいい)
・体脂肪として貯蔵しいざという時のエネルギーになる(10〜20%)
・内臓の保護
・ホルモンや細胞膜の材料になる
・使われない限り蓄積される


<エネルギー生産栄養素の吸収>
脂質は身体を作るために欠かせない3大栄養素の一つである
糖質とたんぱく質は身体の中でどう使われるかコントロールはできないが脂質はその脂肪酸の種類でバランスをコントロールすることができる

炭水化物は最終的に脂質になる
・でんぷんや食物繊維は消化され単糖ブドウ糖などに変化し吸収されほとんどがエネルギー源になるが余ったものはグリコーゲンとなり貯蔵される(脂質に蓄積)
そのほか難消化のものは排出される

たんぱく質は色々なところで使われる
・消化されアミノ酸に分解され吸収しそれを材料に別のたんぱく質に造り替えられる(髪、皮膚、ホルモン等)エネルギーとして使われる他の余分なたんぱく質は排出される

脂質は食べたものがそのままの脂肪酸となり排出しない
・食べた脂質が消化され脂肪酸となってそのまま吸収するので食べるものでコントロールできる


脂肪酸の種類

🔸身体でも作れる「飽和脂肪酸」「一価不飽和脂肪酸」
🔹身体では作れない「多価不飽和脂肪酸」

「飽和脂肪酸」
・(ステアリン酸)⇨バターや肉の脂やチョコレートなど常温で固体のもの

「一価不飽和脂肪酸」 (n-9)
・(オレイン酸)オメガ9系⇨オリーブオイルや米油など常温で液体のもの

「多価不飽和脂肪酸」(n-6,n-3)
・(リノール酸)オメガ6系⇨マーガリン、サラダ・大豆・コーン油、アラキドン酸のレバー、卵黄など冷蔵庫でも液体のもの 注:取り過ぎ傾向にある
欠乏↘︎成長阻害・皮膚障害・生殖機能低下・脂肪肝
過剰↗︎アレルギー
・(αリノール酸)オメガ3系⇨フラックスシードオイル、チアシードオイル、エゴマ、ア マニ油、野菜類、魚の油EPA・DHAなど冷凍庫でも凍らないもの 注:不足しがち
欠乏↘︎学習脳低下(認知)・うつ・視力低下・循環器系疾患
過剰↗︎出血傾向になる場合がある

※同じ酵素として反応するので多い方の油が使われる


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