【日記】211213 月曜日　又吉を獲得

ソフトバンクホークスが中日からFAしていた又吉克樹投手を獲得．独立リーグ出身者として史上初のFA移籍移籍．年俸は4年で最大6億円と言われている．

又吉ってどんな投手？

沖縄県出身のサイドスロー右腕中継ぎ投手．沖縄県立西原高等学校→環太平洋大学→香川オリーブガイナーズに所属し，香川時代の2013年のドラフト2巡目で中日から指名され入団．ルーキーイヤーの2014年から貴重な中継ぎ投手として活躍し，2016年まで3シーズン続けて62試合以上に登板した．2017年，2018年は春季キャンプで先発ローテ入りを狙いシーズンに入ると中継ぎに回るという様式美的なニュースもあった．2019，2020年は不調や故障から登板数が減ったが，FAイヤーとなった2021年は66試合に投げて復活．

中日の投手にありがちなTwitter乗っ取り被害にもあっている．

球種は最速150 km/hのフォーシームとスライダー，ツーシーム．ダルビッシュに学んだらしいチェンジアップ？．平均球速は144 km/h程度だろうか，サイドスローとしては速い方だと思う．

ホークスでの役割

ソフトバンクホークスでも中継ぎとして7回あたりを任せられる役割を期待されているはず．一方で，下記の通り，年々奪三振率が低下しており，今期に至ってはK/9 = 5.8とリリーフ投手としては支配力を失っている．

又吉克樹　シーズンごとのK/9
2014年：11.5
2015年：10.2
2016年：9.1
2017年：6.4
2018年：6.1
2019年：7.5
2020年：6.2
2021年：5.8

人的補償

又吉は今シーズンの推定年俸4200万円ながら，中日内の日本人年俸上位3-10位の中に入るBランクFAである．当初CランクFAと噂されていたため獲得戦線がヒートアップすると思われていたが，BランクということでFAとしては価値が下がったと思われる．

理由は人的補償が必要となる可能性があるためだが，ホークスのプロテクト状況はどうだろうか？外国人と育成選手を除く支配下登録選手28名のプロテクトを外れる可能性がある主な選手は以下のとおりである．これは筆者の想像の域を出ないのでご承知いただきたい．

投手
大竹耕太郎，武田翔太，高橋礼，椎野新，髙橋純平，田浦文丸
野手
九鬼隆平，髙田知季，明石健志，中谷将大，上林誠知，真砂勇介

一般的に考えると上記の通りだと思うが，過去には内海哲也や長野久義が人的補償として選択されたように，和田毅や松田宣浩が選択される可能性がある（大荒れ確実だが）．

中日の選手事情を考えると，又吉を失ったことによる投手か，弱点の外野手だと思われるが．．．

まとめ

ホークスにとって8年ぶりのFA移籍選手を獲得した．今は余計なことを考えず，活躍を楽しみにすることしによう．