季語の有無より季感の有無を意識しよう
ある句会のあと先生を囲んで、あれこれと俳句談義に花が咲いた。
そのとき誰かが、今日の句会で先生が選ばれたうちの一句は無季の句だから没ではないのか、と発題して議論が沸騰しました。
その句に使われた季語はどの歳時記にも載ってないからというのである。
そのとき先生は、
季語の有無より一句の中に季節感があるか否かが大切
だと言われ、目から鱗の落ちる思いがしたことを、今も忘れません。
いいかえれば、たとえ季語が詠み込まれてあったとしても季感が感じられない句は無季と同じと言うことですね。
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