パネルチャートに関連するTips

●要旨

人口動態に関するVizを作った。
このVizのパネルチャートを作った際のTips2つを紹介する。
・パネル毎に異なるスケールを使ってるように見せる
・パネル毎に都道府県名を入れる
作成物のリンク
https://public.tableau.com/app/profile/ntt./viz/_16323800255160/sheet0#1

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工夫①:異なるスケールを使ってるように見せる

今回の題材は人口推計データだが、東京とそれ以外では規模が全然違う。
なので何も工夫せずにVizを作ると他の都道府県は潰れてしまう。

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今回は簡易表計算を使うことでこれを回避している。
人口生値を使うのではなく、2015年からの変化の割合にすることで
あたかも違うスケールであるかのように見せることが出来る。
今回は最初の値を基準にした「割合」を使っている。

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その分ツールヒントの値などは割合になってしまうので、
人口生値に置き換えるなどの工夫をする必要がある。要注意。

工夫②:都道府県名を入れる

今回はエリアチャートで作成しているので、
都道府県をラベルで入れると複数個表示されてしまう。

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そこで今回はエリアチャートを二重軸で重ね、そちらにラベルを付けた。
min(1.1)を配置し灰色の背景を作り、それを二重軸で重ねている。
そちらにラベルでテキスト配置することで、今回のデザインを作っている。
なお1.1にするのは表計算の割合の100%をちょっと超えるためである。

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●余談

このVizの下となったデータは、国立社会保障・人口問題研究所の
「日本の地域別将来推計人口」から引用したものである。
http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson18/t-page.asp
今回のVizでは使ってないが、市町村別のデータや男女・年代別もあるため
かなり遊びがいのあるデータである。是非可視化に挑戦してみてほしい。

●その他参考となるリンク

TableauでPanel Chartを作る(Arakawaさん)
パネルチャートといえばこの記事。
https://www.yarakawa.com/single-post/how_to_panelchart

2014-2050 London's Population Growth Estimates(Gauthier)
デザインの参考にした。似たテーマだが結論は真逆。
https://public.tableau.com/app/profile/gauthier2634/viz/2014-2050LondonsPopulationGrowthEstimates/London2014-2050

私が書いた別の都道府県パネルチャートのnoteがあるのでそちらもどうぞ
https://note.com/minoru_tech/n/n0df773173fe7





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