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芸能人の代役後任問題と松本人志の引退について語るぞコノヤロー!

松本さんが休業を発表し代役を立てる形で番組の継続が発表された
そういった中で頭によぎるのが
「松本かんがいないと番組が成り立たないか成り立つか?」「松本さんの代わりがいるかいないのか?」というものである
松本さん以外にも数々の芸能人がトラブル・病・気持ちの問題などで休業や降板を申し出たり、死去に伴い番組を降りる事もある
その中には大御所や名人級の凄腕のタレントさんもいてその人がいなくなったら番組は面白くなくなるんじゃないか?と思う人も少なくはないだろうが、芸能界のいい所であり悪い所でもあるがその次に入る人や代役は意外とすぐに入ってしまうから大変恐ろしい
例えば「笑点」で半世紀にわたり出演された六代目三遊亭円楽(楽太郎)師匠が肺炎のため亡くなられた際も番組サイドはキャスティングに苦労されたでしょうが、半年で後任の春風亭一之輔師匠が紫(紫紺)の着物とインテリキャラを継承された
そして「笑点」の人気はいまだに衰えてはいないのであろう
しかし、一之介師匠は円楽師匠の「代わり」としてではなく自身の色、つまり自身の知性やハゲいじり、メンバーいじりで番組を盛り上げているからである
それは今までメンバーの死去や降板で入った全てのメンバーにも共通して言える事である
勿論、4月から木久扇師匠の次に入る方にも言える事であろう
唯一、正式に「代役」といえる形で入ったのはたい平師匠だがたい平師匠もこん平師匠の元気キャラとオレンジ色は継承しつつも自身の歌ネタや祭りキャラ、モノマネやいじりで番組を盛り上げこん平師匠とは違うネタで勝負をしているように代わりとは違う
アニメで説明すると、声優の後任の決め方は声や演じ方が似ている・先代の方との生前の関係性・ネームなどのキャスティング法があると思うが水田ワサビさんにしても栗田貫一さんにしてもそれぞれの演じ方を心がけている
では松本さんの番組でもそういった事ができるのか?
かつて松本さんが股関節唇損傷により休業された際に代役として梅宮辰夫さん(現故人)と関根勤さんが出演されたがそれ以外にもトーク内では松本さんの代役として松本さんの類似タレントを起用しようというアイデアが出された(太田光、伊集院光、内村光良さんなどって光もんばっかやん)
松本さんの発想とまではいかなくても松本さんのように人気で面白い芸人は多数いて
千鳥・霜降り明星・かまいたち・フットボールアワー・アンタッチャブル・バナナマン・サンドウィッチマン・NONSTYLE・爆笑問題など
そういった人たちが松本さんの席に座る可能性はある
そしてそれぞれの番組で考えていくと
トミーズの雅さんが言及していたように番組のコンセプトがしっかりしているものだと松本さんではなくても成立してしまうからオッソロしい!
ガキの使いはおそらく、今後七変化やききシリーズなどお馴染みの企画を4人と代理メンバーの5人で回していくと思うが
お馴染みの企画も松本さんが編み出したフォーマットがしっかりしている故に番組は出来てしまう
水曜日のダウンタウンも企画内容はほぼダウンタウンは絡まず、クロちゃんさん(アグネスチャンさんみたいに言わないでー)や津田さんなどの出演するVTRにダウンタウンさんがヤジを飛ばすことで成立しているが演出の藤井健太郎さんの番組はタレント名鑑にしても
VTRや面白い人が出てきてMCや雛壇がツッコミを入れる事で番組が成り立っていて
同じような件(目隠しや山田勝己、サンダーライガーなど)を他番組でやってる事も多々ある
すき焼きで説明すると、牛肉(これをダウンタウン)があり割下の出し(藤井健太郎さんなどのスタッフ)があるとすると残りの野菜や豆腐、白滝をVTRやほかの出演者だと仮定すると
すき焼きは案外割下の味がしっかりしていると、他の具材は代用品でも上手いもので
すき焼きの王道は牛肉・焼き豆腐・ネギ・白滝・椎茸・春菊・白菜の7品だと思うが
例えば椎茸の代わりにエノキやエリンギを入れたり、にんじんが入っていたり、焼き豆腐の代わりに絹豆腐や揚げ豆腐を入れるご家庭もある
肉にしても豚や鶏、最悪肉なしで食べる人もいるがそれも一応「すき焼き」ではある
他番組でも類似した企画が存在できるのもその為だと考えられる
そして島田紳助さんや上岡龍太郎さんが引退された際も「鑑定団」や「ナイトスクープ」はいまだに続いている(「鑑定団」の司会を今田さんがやっとるからややこしいな〜)
そういった理屈でいくと松本さんがいなくても番組やテレビは困らないと思ってしまうであろう
しっかし、ご安心ください松本さんファンの皆さん
ここで反撃のお時間です
松本さんの番組、ダウンタウンさんの番組の1番のポイントは松本さんが何をいうのか?どんな絡みをするかにあるのである
企画の面白みもあるが、それと松本人志そしてダウンタウンの化学反応を視聴者は求めているのだ
なので結局松本さんがいない寂しさは拭いきれないのであろう
そして前述した鑑定団や行列、ナイトスクープを再び引き合いに出すと
これらは紳助さんや龍太郎さんの司会番組ではあるが2人の番組ではない
わかりやすく伝えますと、2人が考えた番組ではないのです
これが松本さんの凄いところで
松本さんはガキやドキュメンタル、すべらない話をはじめとして番組のフォーマットや企画作りに深く関わっている存在である
行列もナイトスクープも前の司会者の方が面白かったという意見は聞くがこれらは紳助さんや上岡龍太郎さんが作りたかった笑いの形ではなく、スタッフの企画したバラエティ番組である
そして当時のスタッフの方が紳助さんたちをキャスティングしたから彼らの番組になった
笑点は初代司会者の立川談志が考えた番組で、今も司会を変更し存在しているが立川談志の作りたかった笑点は談志師匠が降板した際に終了していると考えている(理由は笑点の起源を見てもらえればわかると思う)
松本さんの番組にもそういったものもあるが
今も視聴者に愛されるのは松本さんが考えたものがほとんどである
そして視聴者にはもう一つ疑問が生まれるであろうが、それはいつまでも松本のフォーマットに頼り続けるのは依存しすぎじゃない?というものである
確かに松本さんが数年引退を口にするようになったのは自分に頼らない芸能界を見てみたいからなのはあるだろう
松本さんは発想がずっと変わらず新しいものが出てこないのを嫌っている所はある
「笑ってはいけない」の次の番組作りに苦労しているのもあの企画のフォーマットが完成され過ぎていたのも原因の一つであろう
松本さんが休業から復帰して間が一、65歳引退説を撤回してくれたとしても
2024年1月時点で人間は不老不死ではないので、松本さんに訃報が出てもおかしくはない
いつか松本さんがテレビからいなくなる時代は来てしまうのだ
しかし、今回のケースで引退をするのとそれで引退するのでは話は大きく変わる
僕は松本さんの笑いやフォーマットは完成されてるのはいえそれは100%ではないのだと思う
毎年実は趣味で「笑ってはいけない」を構成している、つまりオリジナルのテーマでオリジナルの仕掛けやネタをここ何年も勝手に考えているが
毎年どうやっていままでのパターンを入れるか変えるか悩んでいる
笑ってはいけないは99%近く完成されているが残りの1%を毎年変えたりする事もできる
さらにいうと100%出ないものは壊す事もできる
なので今までのパターンを全てなしにする事もできてしまうのだ
松本さんの笑いはディズニーランドと同じで夢と想像力がなくならない限りいつまでも発展し続けられるのである
しかし、松本さんが自身の番組を自身がいなくなっても残したいかは本人の意思であり
仮に全消滅しても前述の方々がそれぞれの番組で芸能界を盛り上げる、あるいはまだ名の知れない芸人が出てきてダウンタウン以上の伝説を残す可能性もあると思うけど
今回の騒動は松本さんだけの問題ではない
性行為やそれを目的にしていたかは不明だが、女性を交えた飲み会や女性を紹介しただけでそれを問題視した声が上がるせいで今田耕司さんや博多大吉さんなどにも着火が行われている
そしてその動きのせいで今大昔のそれが面白いとされていた時代のネタですら問題視される声も上がっている
今、さらに芸人という仕事がやりづらくなってしまっている
勿論その問題指摘する声を発信するのも悪いことではないが
これで極端に芸人を排除したり、その笑いを排除しようとする間違った処理をしてしまうと問題の解決には決してならない
エンターテイメントがなくなっても生きてはいけるのかもしれないけど
生き物には生きる為の理由、明日が楽しいと思える理由が必要だから
テレビがなくなっても「笑い」をなくしてはいけないんですよ…

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