見出し画像

フルートと自分の声

写真はお気に入りのカフェ。
ご覧のように暖炉に火が入りました。
暖かいのはもちろんですが、ゆらゆら揺れる炎を見てると落ち着きます。

先日、バイオリンの音が好きという内容を投稿した。

6年習っているフルートではなく、始めてまだ半年のバイオリンだ。
初めて日が浅いから新鮮に感じたのか?
いや、フルートは始めた時にも苦しかったし、今はなおさら苦しい。
始めてから6年間、自分の出した音にうっとりしたことは一度もない。

最近は音が改善するどころか悪化しているように感じる。
吹き方の基本的な段階に重大な欠陥があり、それが癖となり、長い間に沢山練習することで癖を強化している可能性がある。

教則本の課題でも曲でも、タンギングやらブレスやら音程などの課題以前に、自分で聴くに耐えない嫌な音しかしないのだ。
それは、吹きながら聴こえる音もそうだし、録画や録音して客観的に聴く音もそうだ。

それが聴こえると、教則本の課題など飛んでいってしまう。
新しい曲も途中で吹きたくなくなる。
モチベーションが大いに下がるのだ。

風邪をひいて、レッスンを2週間休んだ。
これを機会に今月は自宅練習月間にしようと思う。
教則本を先へ進めることや曲にチャレンジするのはひとまず横に置き、基本的な吹き方の復習をしようと思う。

先生は
「音質の改善をしたい気持ちは分かりますが、基礎練に特化するよりも、教則本を進めたり新しい曲に触れながら少しずつ改善を目指しましょう。音質改善は年単位の作業です」
とのスタンス。

先生のおっしゃることもよく分かっていたつもりだった。
専門家だし、経験も豊富だ。
しかし、嫌な音でモチベーションが下がっているのは私だ。
子供の頃から周囲よりフルートが上手かった先生に、私の抱える悩み、苦しみが本当に理解できるかと言えば疑問だ。

私は歌が大嫌い。
カラオケには20年以上行ってないし、カラオケに行っても歌わなかった。
あまりに歌が下手くそで、歌ってると嫌な気持ちになるから。
せっかくカラオケに行って、毎回一曲も歌わず数時間過ごす人間も珍しいだろう。

自分のフルートの録音を聴くと、自分の下手くそな歌とそっくりだと思う。
フルートは息を使って一から音を創る楽器だ。
自分の歌声と同じ息でフルートを吹くのだから、極論すれば【自分の歌声=フルートの音色】ではないか。

ということは、フルートの音質改善のためには歌う練習が必要かもしれない。
ボイストレーニングに取り組めばいいのか?

もちろん、教則本(アルテ1巻)の最初に書いてある「姿勢、くちびるの形、息の使い方」などは改めて一から熟読しないと。

とにかく自分のフルートの音が良くならないと、フルートの練習を続けていけないことだけは確かだ。
今年楽器を買い換えたばかり。
やめるわけにはいかない!!

「すごく良い!」でなくても、「まあまあ良い」で十分なのだ。
なんとかえなるといいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?