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見えない呪縛

中学生で男にレイプされ。
誰にも言えず悩んでただただ苦悩していた高校時代。
死にたいとも思ったし消えてしまいとも思っていた。
だけど、信心深い家庭で育ったため、自殺なんてしてはいけない、と言われていたし、親よりも先に死ぬのはいけないとも思ってなんとか過ごしてもうすぐ30年。

先日、父親が入院することになり、そこからメンタルがおかしい。
親の死を想像してからおかしい。
センチメンタルになっているんだろうなって、そう思っていたけど、今日気がついた。
親が死ねば、もう死んでいいんだって。
もう無理しなくていいんだって。
そうしたら、なんだかもうどうにもならなくなって、相当無理をしていたんだって気がついた。
まだ親は死んでいないし、両親ともに健在。
だけど、ものすごい呪縛に囚われていたらしい。
もうすぐ楽になれるのかもしれない。
そう思ったら何もできなくなった、したくなくなった。
心療内科でもらっている薬程度では効かなくなっているのかもしれない。

もういなくなりたい。
失踪したい。
死んでしまいたい。
世界を破滅させるためのスイッチが手元にあったら躊躇なく押すだろう。

そうずっと思っていたのに、喉が渇いてふと立ち寄ったスーパーで、あぁ、このパン美味しそうだなって、唐揚げ美味しそうだなって。
食欲が出てくる。
死にたいのに食べたい。
メンタル弱っているけど、まだ大丈夫みたいだ。
食べ物も食べられなくなったらやばいけど、まだそこまでではない。

何がしたいのだろう。

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