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はじめまして。

コーチングを受ける前に知っておいて欲しいこと。

コーチングは、これまでの現状から抜け出して、全く新しい世界、未知の世界に踏み出していくためのもの。

一方、カウンセリングは、目の前の問題解決、仕事の悩みや人間関係にアドバイスを加えることで日々の状況を改善していくもの。その時の現状に合わせて自分をチューニングしていくもの。

コーチングとカウンセリングは全く異なるものです。

コーチングを受けてみたいと思われた皆さんは、何か現状に満足できないものがあり、変わりたい、変えたい、そんな思いを持たれている方だと思います。

私がコーチとしてお手伝いするのは、『現状の外のゴールの設定』です。

「優しく話を聞いて欲しかった。」という方の期待を裏切るかも知れません。

認知科学のコーチングの「mind」の使い方

ー現状の外のゴール

「何かやりたいが漠然としていて、前に進めない。」「今年こそはダイエットと思ったが3日坊主になってしまった。」そんな経験はないですか?片や「このことをやっているときは、無我夢中で時間を忘れてしまう」そんな時間もあったり。自分が本当にやりたいと思っていることには自然と力が出ることも。

コーチングでは、皆さんが本当にやりたいと思えることを『現状の外にゴールを設定』していきます。現状の外のゴールという言葉が聞き慣れないと思うのですが、皆さんの想像やイメージがつく『外』。例えば、今勤めている会社で社長になりたいは、現状からすると難易度が高いことかも知れませんが、現状の中で上手くやりくりしていくことなので『中』。自分が作ったシステムを使い世界中の格差を無くしたいは、まだ何から始めれば良いのか、明確なゴールにはなっていないのですが、これが現状の外のゴールです。

社会の中で、頑張って活躍してきた皆さんは、それなりに自己肯定感があると思います。良い大学を出た。会社で役職者。外部からの評価は変わっていくもの。親から愛されている、これも親が亡くなってしまうと無くなります。子どもから必要とされていた役割も同じく。

現状の外にゴールを設定した生き方は、プリンシプルのある生き方。自分のゴールを周りの人に伝え、エネルギーを持ってチャレンジしていく生き方です。現状の外のゴールを設定する時には社会で自分がどんな機能として役立ちたいかを考えていただきます。

ーmindの使い方

コーチングではマインドの使い方を学んでいただきます。(通常は半年間を目安に進めていきます)

マインドとはマインドコントロールとかマインドフルネスなどに使われますが、マインド=心+脳 と考えていただくと良いかと思います。

どうしてゴールを現状の外に設定するのか

変革したい、大きな成果を上げたいと思っていても現状からの積み上げで目指すゴールは想定範囲に止まり、元に戻りやすく到達しにくいことが多い。これは人間にはホメオスタシスという体温や脈拍を維持するなど基本的な生体恒常性の維持機能があり意志とは別に元に戻そうという機能があります。

現状というのは慣れ親しんでいるので居心地がよく、そこから離れるのは難しいものです。

なので変革に向けて現状の外にゴールを設定し、そちらにホメオスタシス=恒常性の維持機能が働くようにコンフォートゾーンを移す。これがベースになる考え方です。

なぜ現状の中ではいけないのか、子どもや若いうちはコンフォートゾーンが少ないので広げる(ストレッチ)ことで自己効力感を高めていくことも大切なのですが、それはコンフォートゾーンを広げていくだけで自己変容にはつながらず、遠くなってしまうのです。

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現状の外のゴールに向かうために

最も必要なのが未知の未来のGoalを達成できる能力を保持していると思える自己効力感(エフィカシー)です。これはゴールに対しての達成能力の自己評価。未経験のことでもできる気がする。できるかできないかは別で、そう思えていることが大事です。コーチは、皆さんを信じて応援します。

RASを発火させる

今までの延長線にないゴールを置けたとしても、どうやればいいのかわからないので達成できなのでは?、今現状の中で考えているから見えていないだけ。スコトーマ(心理的盲点)と言って、人は脳の情報処理のキャパ(省エネ)自分の価値観(重要だと思うことの側面)しか見ることができなくなっています。新たに設定された現状の外のゴールに向けてRAS​​(Reticular Activating System)​​網様体賦活系(もうようたいふっかつ系)が発火(関連事項が取り込まれる)して達成する方法は見えて来ます。

RAS =現状の外に設定したゴールへの道筋を照らす脳の仕組み、それがRASです。EX)ペットボトルでも、パンでも、加工食品でも、裏に食品成分表示ってあるのご存知ですか。それをみた時に、何が目に飛び込んできますか。人によって飛び込んでくるものが違うんですよ。アスリートであればドーピング検査に引っかかるものが入っていないか、ダイエットしている人であればカロリーがどれくらいか、ボディビルダーであれば脂質や糖質、タンパク質の量、アレルギーを持っている人であればアレルギー成分が入っていないか。自分にとって価値のあるものや、重要なものを活性化させて自分の目に入ってくるようにさせるって機能です。

RASが発火すると、ゴールへの道筋が見えるようになります。なので設定するゴールまでたどり着くプロセスが見えていないことは問題ではありません。

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自分のセルフトークを整える

パフォーマンスを決定するものは、セルフトークです。
セルフトーク=自己内対話。無意識の自己内対話人は1日に30000〜50000回くらい自己内対話している。そのセルフトークが自己イメージを決定づける。なのでどんなセルフトークをするかが大事。

ゴールは漠然としていてもいいのですが、「現状の外のゴール」に立った時の自分のイメージを持つ。未来側で話している言葉で自分を定義するセルフトークを作って話すようにする。セルフトークがセルフイメージを形成し(言語が先)、セルフイメージ(=内部表現=ビリーフシステム)がコンフォートゾーンの限界を決める=自分に語りかける言葉が映像を生む→映像が感情を喚起し自己イメージを形成する→コンフォートゾーンを作り上げて行きます。「言葉→映像→感情」臨場感を創りエネルギーになります。

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また、ホメオスタシスのお話をしましたが、動物脳=生命維持装置なので現状に戻る力は強いので、「仕事だけ」「健康だけ」など自分の部分的なものだけではなくトータルライフでゴールを考え上げていくことが重要。そうでないと現状へのホメオスタシスから抜けでることはできない。そのため全方位、ホールウィール(8の項目)でゴールを設定していきます。

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仕事=これは職業ではなく、自分が本当にやりたいこと。社会の役に立つこと。

ファイナンス=生活のための仕事。投資。自分のやりたいことを行うために必要なだけの収入。

趣味=好きなこと、やりたいこと。仕事と対比すると役に立たないけど時間とお金をかけてでもやりたいこと。

人間関係=友人や仕事関係で付き合う人たち。ゴールの世界でどんな人と付き合っていたいか。

知性=学びの欲求対象(仕事に必要なく)ても学びたいこと。

家族=親、パートナー、子どもとの在り方や関係。

社会貢献=社会との関わりの中で、利他で貢献したいこと。

自分にとって重要レベルが高いもので溢れているのが新たなコンフォートゾーン=気持ちいい状態につながります。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

『現状の外のゴール』が設定できた時には、ワクワクする気持ちと、できるかどうかの不安が起こる。不安があって正解です!笑

現状の外にゴールが設定でき、新しい世界に向かい始めた証拠です。

もし無かったとしたら、それはもう皆さんの現状の中なのかも知れません。

TOPに置いた空の写真。際限のない世界に明確ではないけれど設定したゴールをイメージしてみました。そこに引き寄せられるように進んでいく世界観を持っていただけると嬉しいです。


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