車椅子で日本武道館に行ってみた!アクセスから会場レポまで
こんにちは!
岐阜に住む車いす大学生が、初めてライブで日本武道館まで行ってきました!
岐阜から日本武道館まで、日本武道館から東京駅までの行き方を紹介します!
岐阜以外の車いすユーザーの方にも役立つ内容になっています!
岐阜から日本武道館までのアクセス
新幹線の手配
岐阜羽島駅から東京駅まで行くために新幹線のチケットを手配します。
新幹線についてはこちらの記事が参考になります!
ここからは私の手配状況について、詳しくお伝えしていきます。
ポイント①
多目的室を使うなら、1か月前の10時に電話をする!
多目的室とは、体が不自由な人や、空いていたら赤ちゃんの授乳などにも使える座席です。
ベッドのように広げられるので、横になることができます。
これは1列車に1つしかないため、車いすユーザー2人でこの部屋を使うことは、大きさ的に難しいです。
多目的室は、特に利用客が多い休日は取れない可能性もあるので、できる限り早く手配すると安心です!
ポイント②
何日の何時の新幹線に乗るか3つ候補を決めてから連絡する。
車いす席や多目的室の利用の場合、すでに埋まっていることも考慮して、希望をいくつか聞かれます。
前もって決めておくとよいでしょう。
もし希望の時間が難しければ、大型荷物席に車いすを収納するなどができたらいいですが、やはり早めの予約をお勧めします。
ポイント③
はじめての人は電話口で聞きたいことを何でも聞いておく!
特に初めての場合は、聞きたいことをまとめてからしっかり聞いておくと安心できますよ☆
ポイント④
新幹線から別の電車に乗り換えるなら、それもお伝えする。
当日地下鉄に乗り換える場合は、今回なら大手町駅に乗り換えることも伝えましょう。
地下鉄でも在来線でも、お伝えしておくとスムーズに案内していただけますよ!
ポイント⑤
チケットの受け取りはできれば前もってやっておくべし!
チケットの受け取りは当日でも構いませんが、混みやすい駅や、朝に自信がない方は、事前に受け取ることをお勧めします!
岐阜羽島駅は非常に混むことは少ないですが、私がいつも利用する駅は、受け取りに1時間以上かかることがざらにあります…笑
ポイント⑥
事前に受け取りたい駅と乗車する駅が違うなら、受け取る駅を伝える!
これは見落としがちなので注意です!
私は岐阜羽島駅から乗る予定でしたが、事前に券を受け取っておきたかったので、穂積駅という駅で受け取ろうとしました。
すると、ここでは受け取れないとのこと。
電話でお伝えしておかなければならなかったのですが、伝えそびれていました…
乗車駅以外で受け取りたいときは、どこで受け取るかを必ず伝えておきましょう。
岐阜羽島駅から東京駅まで
無事にチケットが買えたら乗車です!
新幹線に乗る15分ぐらい前には駅員さんに会えると安心です。
スロープの手配、多目的室を案内していただけます。
車内販売に来てほしかったら伝えておくといいですよ☆
余談ですが、私は最新車両のN700系Sに乗りました!
体感なのですが、多目的トイレがさらに大きくなっていた気がします!
トイレが快適でした~
東京駅から大手町駅まで
東京駅で新幹線を降りたら、八重洲中央南口まで案内してもらいました。
しかしここからがとっても大変💦
駅員さんに大手町駅方面の改札までご案内いただきました。
というか案内していただかないと離れすぎていて全く分からない(笑)
約20~30分歩きました。
構内なので涼しいのがいいけれど、外歩いた方が早いよね、というレベルでした。
そして皆さんにお伝えしたい。
タクシーで行くべし。
私はお盆真っ盛りの時に行ってしまったので、タクシーの予約ができませんでしたが、事前に予約するとよいと思います。
また、東京に住む友人から、東京駅のタクシー乗り場にはたくさんの車いすでも乗れる(介護タクシーではない)タクシーが並んでいると聞いたので、予約しなくても乗れる可能性もあります。
ただ、予約が一番安心だと思います👍
大手町駅から九段下駅、日本武道館まで
ここからは地下鉄に乗ります。
大手町駅から東西線の中野方面へ、九段下駅まで。
九段下で下車すると、案内板では左に日本武道館があると書かれていますが、そちらにはエレベーターがないので右に進みます。
改札があるので、それを出てさらに右に進むと、地上行のエレベーターがあります。
エレベーターを降りた後、また右に進んで案内板を、これまた右へ。
ずっと行くと大きな交差点があります。
交差点を渡ってから右に行くと、田安門という武道館への入り口があります。
ここも注意ポイント。
田安門の坂はかなりきついです。
手動だと介助者もつらそう。
行けないことはないけれど、覚悟が必要です。
私の電動車いすもウィリーしかけました。
様々な難はありましたが無事到着です!
日本武道館のコンサート
車いす席について
車いすユーザーにとってコンサートで気になるのは車いす席ですよね。
車いす席の情報ってなかなかなくて、いつももやもやします。
しかし、日本武道館の車いす席は最近改修されてとても見やすくなっています!
詳しい情報はぜひこちらから。
会場内は撮影禁止のため見え方を掲載することができません💦
しかし、中央ステージがあるコンサートに関してはかなり近いと感じました!
メインステージの方も結構近いです。
双眼鏡10倍で顔がくっきり見えます!
しかし、2点注意ポイントがあります。
1点目、前の人が立つとやはり少し隠れるかも…。
それは私の身長が小さいからということもありそうです。(110㎝)
もし可能だったら分厚めの座面シートをもっていけたらいいかもしれないです!
2点目、上のヘリが気になること。
マイクや音響が上に出っ張っているので少しモニターが見切れました。
しかし、そこまで気になることではありませんでした!
アリーナ席について
チケットでアリーナ席が当たったとき、東京ドームではアリーナにも車いす席が用意されるということがあります。
日本武道館はというと、私のライブでは設置されませんでした。
そして、アリーナ席で見る場合は車いすから椅子に移動して見てほしいということを言われました。
その席まで車いすで行くことは可能ですが、乗り移らないといけないのは、ひとつ大きなハードルかなと思います。
小話↓
私が当たっていたのがアリーナBブロックの3列目。
はじめてアリーナ席が当たったことに大興奮!
でも私は立つことができないので、見えない可能性が高かったです。
そこで、アリーナで見えるか確認したいとお伝えしました。
すると、裏ルートを通ってエレベーターにご案内していただきその席まで車いすで行かせていただけました。
やっぱりその席は、たくさんの人が私の前に立ったので全く見えず…(笑)
残念ですが、車いす席に戻ることにしました。
しかし、初めてのアリーナ席、見えるかどうか確認させてくださったスタッフさんの対応に感謝でいっぱいでした。
そして、スタンドでも十分に楽しめたので大満足でした!
お手洗いについて
こちらには多目的トイレもたくさんあります。
しかし…
コンサート前のトイレはすごい行列になります。
かなり前に行っておくことをお勧めします!
(トイレに行けなかったので画像がありません💦上のDPI会議のURLからご覧になれます。)
日本武道館から岐阜までのアクセス
日本武道館から東京駅まで(歩き)
電車で大変な目を見た私。
東京駅まで歩くことにしました。
道順を説明します!
田安門の反対方面に歩きます。左手にずっと向かう感じです!
代官町通りという交差点があります。これを左に曲がります。
少し進むと左手に国立公文書館と、続けて東京国立近代美術館が見えます。
右手の皇居を道沿いにずっと歩きます。
すると様々なビル群が見えてきます。
大手町門の交差点を左に曲がります。
そのまままっすぐ行くと東京駅が見えます!
道順としては結構簡単でした!
電動車いすでの走行で一人で通れなさそうなところはありませんでした。
(動画があるので、希望の方はInstagramから連絡をください!)
新幹線から岐阜まで
後はもう帰るのみ!
といっても東京駅広いですよね…
新幹線乗り場は「八重洲中央南口」から乗りましょう!
ここにエレベーターがあります。
他の所から乗ろうとしたら「エレベーターがないので」とこちらに案内してもらいました。
八重洲中央南口の改札を通ったら、16番、17番線に繋がるエレベーターで東海道新幹線に乗ります。
どっちのエレベーターで上がるのかわからずあたふたしてしまったので、16番、17番線!覚えておいてくださいね!
東京に行ってみて
やっと帰ってくることができました~!
私が今回東京に行ってみて感じたことは3つあります。
まず、人が多い!(笑)
これはもう仕方のないことなのですが、特にお盆ということもありすごい人でした(笑)
でも、私的に結構避けるのが上手な人が多いのかなという印象も受けました。
次に、案外バリアフリーじゃないところが多い!ということです。
エレベーターの場所がとても遠かったり、急な坂があったり、東京はもう少しいろいろと進んでいるのかなと思いましたが、まだまだこれからの部分も多いことを実感しました。
最後に、日本武道館のライブは車いすで楽しめる!ということ!
ライブは楽しいけれど、車いす席が整っていない施設では、全く前が見えなかったりということも多いのが現実ですよね。
その点、日本武道館はとても見やすく、音響もしっかりしていて、多目的トイレもあって、ライブを楽しむのにはとても素敵な環境でした!
推しのライブが日本武道館であったら、一回は行ってみてね✨️
みのり
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