【詩】推しの故郷に行ってみた

地面から浮かび上がることを、許された時間。
僕の風船を 少年へすすむ心を
天使が眺めているよう
あどけなく 穏やかに、 あたたかく 軽やかに、
眺めているよう。

湖畔に解き放たれる、大地の宝物
高い緑髪が、悠々と僕を見る。
彼らから見た僕の背は
自然の一部になれているか。
無言ながら、横目に見ている。

現実は
この体でも濁らなかった
ただそれを愛することだけができた。
いつも静かにそこに在る、
軌跡、
この命で変えられやしない。
ただそれを愛することだけができる。





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