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人生の第一章 英語が人生を豊かに

はじめまして、Minooka(美濃岡)です。簡単に自己紹介します。

・京都大学卒・英検1級
・アメリカ人とビジネス文書作成・英文校正15年
・学習教室運営10年
・2児の父

先のことを考えず、ただ目の前のことをこなすだけだったこの10年。特に子育ては予想以上にハードでした。子どもたちもそれなりに大きくなり、ようやく少し余裕を持てるようになったので、自分の人生と向き合い、人生の第2章に向けて準備しています。同時に、自分の経験を踏まえて、英語や受験勉強について綴っていきたいと思います。

今まで勉強したきた中で、人生で一番役に立ったことは?と聞かれたら「英語」と答えます。これは、単純に英語が自分の世界を広げてくれたからです。仕事はもちろん、人間関係、教養、趣味など、英語を通して選択肢が大いに広がりました。特に、人間関係は、(自分には友人が多くいないので)外国人の友人とのつながりは貴重で、とても意味のあるものです。彼らと意思疎通でき、率直に意見を交換できることで人生が豊かになったと自信を持って言うことができます。英語を通して自分の世界を広げていきたいと思っている方には、ぜひ実現してもらいたいと思っておりますし、応援させていただきます。

今回は、どうやって自分が英語を習得したのかについて、大きな流れを日本語と英語で書いてみたいと思います。

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英語を習得した道のり

僕自身は、日本生まれ日本育ちで、海外で生活したことも留学した経験もありません。ただ、海外に行く機会は何回かあり、10歳の時にアメリカへ旅行した体験が英語への興味を持つきっかけになりました。

その時は、両親、弟、妹と一緒にアメリカン航空で東京からアトランタまで飛行機に乗りました。飛行機の席が離れ離れだったので、自分の隣の席に座っていたアメリカ人が、とてもやさしく話しかけてくれたのを覚えています。もちろん当時英語がまったく分からなかったのですが、長時間のフライトの間とても優しく話しかけ続けてくれました。怖かったでしょうとよく言われるのですが、全然そんなことはありませんでした。本当に親切な方で、この体験がとても大きな意味を持ちました。彼と出会い、彼が話しかけてくれたことで、海外では英語が話せないとコミュニケーションが取れないこと、自分は小さな国で世界から切り離された中で生きていたこと、そして、もっと大きな世界があるんだと気づかされました。大げさな言い方ですが、世界が自分を呼んでいる気がしました。

アトランタに着いた時、大きな空港で、電車が走っていたことにとても驚きました。日本では空港に電車があることはあっても、このスケールは見たことがありません。5秒ごとに驚きと興奮を覚えました。一方で父に対するあこがれの気持ちを持つようになりました。旅行中、ホテルのフロントなどで、家族代表としてほとんどすべてを英語でこなしてくれました。家族のために英語を話す父の姿を見て、純粋に英語に興味を持ち、英語ができるようになりたいという強い気持ちが芽生えたと思います。日本に帰ってきてやることは決まっていました。英語の先生を探すことです。

幸いなことに、母の友人に韓国人の方がいて、彼女は韓国語はもちろん、日本語と英語も話すことができ、航空関係の仕事をしていました。私は彼女からしたら、友人の子どもでまったくの他人のような存在でしたが、英語を教えてくれることになったのです。彼女は教えることに大きな情熱を持っていました。正直、気持ちが強すぎて厳しすぎましたが・・・。特に発音にはとても厳しかったです。航空業界で働いたので、ちょっとした誤解が大きなミスになるということを分かっていたのでしょう。こういった業界では、発音は重要です。そんなストイックな彼女を今でも尊敬しています。でも、勉強中はなかなか苦しくて逃げ出したくなることも...。

そんなこんなで、実際に英語の勉強を始めました。最初は、彼女の言っていることがなかなか理解できませんでした。英語と日本語は正反対で、音も文法構造も全く違います。最初は、英語の発音を学ぶ時間がほとんどで、かなり大変でしたが、とにかく彼女の言うとおりに声に出すことを心がけました。彼女の話す英語が自分自身の英語の基礎になりました。ただ、彼女が言うことをなんとなく真似をしているだけで、言っている内容はそこまで分かっていなかった気がします。発音を教わり、その後は文法やスペルといった英語の基本的な形も覚えていきました。そして、英文読解に入りました。

文章を読むときは、英語の順番で理解することを目標にしました。わからないところがあるたびに立ち止まっていては先に進めないので、まずは全体的に理解することを優先し、全体を理解した後、日本語を確認しながら音読を繰り返し、細部まで理解することを目指しました。文章の中に出てくる単語を覚え、その際も正しい発音で音読することを心がけました。

この「全体をさっと読んで理解→音読をしながら細部まで理解」することを2年、3年と続けているうちに、英語の本が少しずつ読めるようになりました。彼女の献身的なサポートには感謝してもしきれません。いつの間にかシドニー・シェルダンがお気に入りの作家になっていました。そのころには、言語そのものを習得するための英語の勉強は自分の中ではほぼ終了しました。むしろ、本を読んだり、映画を見たりと、自分の好きなことを楽しむための手段として英語に触れるようになりました。これを英語でできるようになったことに自分でも驚いています。最初は一語一句を気にしない、とにかくまず要点をつかむことを徹底しました。


以上、自分が英語を習得した大まかな経緯です。英文法などの知識はまだ不十分なところもありましたが、高校時代の英語の勉強はただ好きな本を読むことだけでした。受験勉強でもまったく苦労がなく、数学に時間を割くことができたのは幸運でした。

英語でも書いてみましたので、ご興味のある方はご覧ください。

How I learned English 

I was born and raised in Japan and had no experience of living or studying abroad. But, fortunately, I had a chance to visit foreign countries. For example, I went to America when I was 10 years old. Actually, this experience stimulated my interest in English.

I flew from Tokyo to Atlanta on American Airlines with my parents, brother and sister, and our seats were all separated. So, I was sitting next to an American, who talked to me in a very friendly manner. I didn't understand English at all, but he continued to talk to me very gently because it was a long flight. You might think I was terrified, but I was not at all. He was very kind. Then, I realized that you have to speak English to communicate with people outside of Japan, and I was living in a small country isolated from the rest of the world without knowing there is a bigger world out there. I just felt like the world was calling my name.

When I arrived at Atlanta, I was so surprised it was a huge airport and there were trains there. There were trains in airports in Japan but not like this. So, everything was so different from what I was used to in Japan. I was surprised and excited every five seconds! And also, I became an admirer of my father. He did almost everything for our family in English during the trip such as at the front desk of the hotel. Looking back from now, I can safely say that the experience of having a really nice person sitting next to me and seeing my father speaking English for our family sparked my genuine interest in English, and I had a strong motivation. After coming back to Japan, the first thing I had to do was to find an English teacher.

Luckily, one of my mother's friends was Korean. She spoke English, and Japanese as well as Korean, of course, and she worked for the aviation industry. Even though I was just a child of her friends, like a complete stranger, she was kind enough to teach me English. She was very passionate about teaching. Actually, she was very strict about everything, especially pronunciation. Well, I guess, working in the aviation industry, she would know you have to be. One mistake and it's not good. So, for those types of industries, you got to have good pronunciation. I admire her for that. But many tears…

So I began to study English. At first, I had difficulty understanding what she said. English and Japanese are the opposite and have completely different sounds and grammar structures. So, I spent most of the time learning English pronunciation with her, which was pretty tough, but I just made an effort to do what she told me to. I think a lot of the English that has influenced me is how she spoke. I kind of copied what she said, and did not really have much of an idea of what she said. I was taught to sound it out and had to memorize forms like basic grammar and spelling at the same time. After getting a basic knowledge of English pronunciation and structure, I moved on to reading.

When I read the passage, I aimed to understand it in the English order. It would be difficult to move forward if I stop every time I don’t understand some of the details, so I first tried to understand what was being explained as a whole. After that, I checked the Japanese and repeated reading aloud, aiming to understand every detail. I learned the words in the sentences. Again, I made sure to read aloud with correct pronunciation.

After two or three years of experience of studying English with her, I was able to read English books. I very much appreciate her dedication. I found Sydney Sheldon to be my favorite author. So, I'm almost finished studying English for the purpose of acquiring the language itself. Rather, I just use English as a means of enjoying what I like to do such as reading books or watching movies. I was amazed that I could do it in English because that's definitely no easy feat! Again, I taught myself not to worry about every single word. Just get the gist.

Thanks for reading!

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