![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122913113/rectangle_large_type_2_4d9adf3a1c0d104641b3d481509757cf.jpeg?width=800)
海外渡航のお供に:ABTC取得のススメ
小粒山椒です。
私が海外渡航する際に重宝しているアジアビジネストラベルカード[以下ABTC]を紹介したいと思います。
ABTCとは
APECでは、加盟諸国間でのビジネス促進の為に、商用渡航者に対して入出国時の利便性向上を目的に特恵措置を与える制度です。参加国は(オーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム)です。
特恵事項
特恵措置は加盟各国の裁量範囲ですが、下記の受益が可能です。
・商用ビザの免除 or ノンビザ滞在日数の拡大
・入出国審査の優先レーン使用
出張者としては、面倒なVISA取得手続きを回避できて、VISA代が不要になるのは、本当に大助かりです。
渡航時も、手荷物検査の行列と入出国審査の行列でグッタリするので、この長蛇の列と待ち時間を短縮できるのは凄く嬉しいですよね。
取得要件
・上場企業もしくは商工会議所等の参加企業に所属
・海外貿易取引の実績があり証明可能な企業に所属
上記要件さえ満たしていれば取得自体は難しくありませんので、対象となる企業へ所属されている方は、外務省へ申請してABTCを取得してみてください。
*詳しくはこちらへ[https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/btc.html]
注意点
・申請から全加盟国の審査が終わるまでに6ヶ月位かかる。
・有効期限は5年、もしくはパスポート有効期限日迄
・航空会社ラウンジや優先チェックインには使えません(←当たり前)
申請からカード受領までに時間がかかりますので、パスポート取得更新と合わせて行うと良いかと思いますし、既にパスポートをお持ちで要件を満たせる方は早めの申請が吉です。
個人的活用術
加盟国によっては、観光等の商用渡航以外でも利用を許可している為、これらの国の入国審査や出国審査では優先レーンを使用するなどして行列回避をしています。
また、少数の同行者まで利用可能な国もありますので、上席者との同行渡航となった場合も少しだけ”ラク”できます。
まとめ
さて、ABTCの紹介を最初の記事として書きましたが、参考になりましたでしょうか?もし気にって頂けたら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?