物事の順序をとても気にしてしまう。
なにかとてもいいアイデアを思いついたとして、でもこれは今じゃないから、とか順番待ちだな、と思うことがよくある。
まだこの基礎の部分ができてないから、この応用っぽいやつはこのあとにとっておこう。とか、初対面でこういう感じだったから、自分の中のこのテイストを相手に出すのは次の次くらいにしておこう、とか。
自分が歌手でもバンドマンでもプロデューサーでもないのに、1stアルバムでこうくるんなら2ndはちょっと指向を変えるだろうから、自分もまずはこうしとこう、みたいな感じで、へたくそな自己プロデュースをしてしまう。
その順序通りにパキっとキメられたらかっこいいし、私はたいそう満足だが、たいてい自分の予期せぬ事情や努力不足など色々で、結局順番通りになんていかないことがほとんどだ。
このnoteも下書きが20個くらい箇条書きになっていて、それぞれ話がまとまるのを待っていたり、今じゃないかもと思って出し渋っていたりする。
去年は著名な方の死が多かったように思う（おそらく毎年それなりに亡くなっているのだろうが、自分が年をとったせいでそう思うのだろう）。
特に衝撃だったのが、D山本“KID”徳郁氏の死で、私は格闘技について精通していないし、彼のこともほとんど何も知らないけれど、（昔池上本門寺でお見かけしたことがあったくらい）この若さで亡くなるということが衝撃で、実は自分ももうとっくに折り返してしまっている可能性だってあるんだなと思った。
出し惜しみをしている暇は残されていないかもしれないし、まだ残されているかもしれない。けど毎日毎日その日は近づいているのだと思うと、未成熟のままでいいから発信していきたいなと思った。
椎名林檎の曲を引用しておしまい。
https://itunes.apple.com/jp/album/%E3%81%A1%E3%81%A1%E3%82%93%E3%81%B7%E3%81%84%E3%81%B7%E3%81%84/1384351638?i=1384351748
"そう最初はフェイクでいいのよ
最後にモノホンにしてしまえば"
（椎名林檎／ちちんぷいぷい）