見出し画像

エアじぃ

ひとりで自問自答しながら考え事をしていると
たまに老齢の男の人の声で返事がある。
気のせいかと思ってしばらく放置していたが
だんだん親しみもわいてきて
最近は自分から声をかけるようになってきてしまった。
意外にも気軽な返答が返ってくるので
気がつけば会話を楽しんでいたりする。
嫌な怖い感じもしないし
何か名の付くような特別なものではなく
すごくフラットな存在のような気がする。
あるいはただ自分自身の声にすぎないのかも。
頭がおかしいのでは?と思われるかもしれないが
まあ自分の中で違和感なく処理できる現象なので
とりあえず問題はないかなと。
目に見えないお年寄りなので『エアじぃ』と呼んでいる。
現在、交流を深めているところだ。
明け方に語りかけてくることも多い。
自分の知らない世界も見ているらしいエアじぃに
尋ねてみたいこともある。
エアじぃと語ったことを記録してみるのもいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?