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コミュラボオフ会「自分の軸とコミュニティ」ゲスト:motoさん

motoさんのことはTwitterでお見かけして、発信されている情報の良さはもちろん、質問箱でのやりとりを見て「この人どれだけ人間できてるんだ…」とびっくりしたところから、Voicyや書籍含めずっとフォローしています。そんなmotoさんがコミュラボオフ会にゲストにいらっしゃる!ということで、この日を大変楽しみにしていました。

自分と違いすぎて、思わず「ううむ」と声が出てしまったし、周りのみんなも唸りつづけていたのが印象的な会でした:)
唸りポイントをシェアしてみます!

常に自己責任論で仕事する

自分のコアスキルを人に教えられる状態にすること。教えた人が自分と同じことができるようになって初めて「できた」といえる。そのためには人に教えられるだけの情報量のインプットが必要。

というお話をされているときに、
「いつからそう思うようになったんですか?」
とG2さんが質問して、出てきた答え

自分が転職したときに、新しい職場で「俺はできるぞ~」ってやってたのだけれど、下のメンバーの成果が出ないことで、自分だけ突っ走ってもマネージャーとしては力不足なのね、と知った。「俺の背中を見てついてこい」ではだめで、
「どうしたらこの人は動いてくれるの?何がモチベーションなの?」
ということを考えて教える。
人が動かないのは自分に原因があると考える。

ううむ。人が動かないの、ついつい人のせいにしてしまうじゃないですか。でもmotoさんは完全に違う。
そしてそれがチームのあり方まで変えてしまう。

部下の課題には上からでも下からでもなく同じ目線で一緒に考える。
部下に「この人を信頼して学べば成果につながる」と思ってもらえれば、やがて誰も他責にしないチームができあがり、みんなが「自分はこれが悪かったな~」と考え、みんながみんなのフォロワーになる。

ううむ。素敵過ぎる。

想像力を磨く。解像度を高くする

motoさんの持つ
①自己認識力
②想像力
③交換力(自分のやれることと相手の求めること)
のうち、②の想像力が一番大事!と言い切っていました。

想像は絵じゃなくて映像になるくらいまで解像度を高くします。
「相手はどんな状態か?何に困っているのか?」
「何でクライアントはこんなこと言ってきたのかな?」
「自分がこの指示を出されたらどう反応するかな?うーん、そりゃ失敗するな?」

想像力を高めるために心がけていること

・いろんな人に会う、話す(その会社に勤めている人、自分のやりたいことをやっている人など)
・色々なサービスに触れる(何でこのサービスが出来たのだろうか?)

なぜ?と自分が考えないことには、情報が入ってこない。起点を持たないと行動が起こせない。

そして、自分の現在地を常にGPS。

「これができる人がいなくて困る!」という企業に、「自分、できます!」と手を挙げるのが転職のベース。
そのためには「自分ができること」を言語化して説明できる必要がある。
人に教えるためには、客観的に見ること。
とにかく引いて引いてみる
木を見る、森を見る、「山を見ている自分を見ている」くらいまで(!)
引いて引いて、俯瞰して考えます。

相手の見ている景色を想像する。
俯瞰することで、その人が見えてない景色を見つけて、提供できる。相手は「その角度があったんだ!」ってなる。相手の想像を超える。でもそのためには、まず相手の景色が見えてないとできない。
問いが出てくる前から勝負は決まっている。準備が9割。

ギブし続ける。信頼残高を増やす

「ギブするときにテイクって考えますか?」の質問に(え、当然考えるでしょ…)と首をかしげた私ですが、motoさんの答えは
全然考えないですね~」
でした!

ギブするだけで自分の経験値になるし、胆力や度量が鍛えられます
部下に「お前は任せた!」とやると
「あの人は信じて任せてくれて、でも裏ではこんなサポートしてくれてたんだ」って信頼が上がるし、テイクしたい気持ちが見えれば
「あの人は自分を利用したいんだ」
となって信頼はダウンします。

自分を応援する人を増やす。もし炎上したら「火を消してくれる人」を作る。コミュニティとは、信頼残高の証。

感情と論理を分けて考える

「あの人は何でこういうこと言って来るんだろう?」という感情に支配されると、論破することが目的になったりする。
本来は「コト」の問題を解決するのが最優先。
手段と目的を履き違えないこと。
論点そこじゃないよ!って旗振りをきちんとする。

ここが完璧にできているので、間違いが起きないのだなあ、と思いました。
感情は、モチベーションに使うそうです。
例:「くっそー絶対やってやる!」

素直に執着できる。素直にやることを素直に疑う

欲に素直に。「お金を稼ぎたい」から、自分の引き出しを増やし続ける。
自分でリミットを決めない。そうなっている人が実在しているなら何かしら手段あるはず。

そして、素直にやることを素直に疑う。「これってほんとに今やる必要あるんだっけ?」と考える。兵隊キャリアにならないように。

Q&A:どんな経験を選ぶか

Q「有限な時間の中で、どんな経験を選ぶかはどうやって決めますか?」
A「求人票を見ます!
??

求人票を読むことで、
「そのポジションはどんな能力が必要か?」
「自分の持っていないものはどれか?」
「じゃあこの仕事で経験を獲得しよう!」
という作戦を立てられる。
(リクルートの求人はすごく言語化されているのでおススメ)

業務経歴書は月1回必ず見直す。作業だけが積みあがってしまう月もありうる。仕事を通じて、どんなスキルが積みあがったかの裏づけをとる。
常に自分を新鮮なネタとして提供できる状態にする。
まだ書けない部分のスキルを取得するための仕事を取りに行く。経験は自分の資産になる。

Q&A:生まれつきの才能はあるのか

Q「こいつ才能ないからダメだなってなることはありますか」
A「ないと思います」

努力の積み重ね度合いが才能だと考えている。
努力したことに気づいてない人=才能がある人
やるべきことをただやる。目の前のことに全力で応える。

まとめ「成果にコミットしましょう!」

・資産になる経験値を積もう
・見返りを求めず与え続けよう

感想

motoさんは本やSNSでの発言が理路整然としすぎていて、実在の人物だと理解しつつも「超越してるわ~」と感じていました。
目の前の実在としてお話しているmotoさんは、相変わらず超絶に理路整然としていて、発言に全くブレがない!のですが、表情があるために「人間だった…」と感じることができました。
この仕事のやり方であれば、motoさんの関わった会社は組織のレベルごと引きあがることになるので、転職を繰り返しても、元の会社にとってもWINとなるのだなあ、と納得。
今回のお話を通じて、マネージメントとリーダーシップのお話をまた聞きたいなと思ったし、これからの発信も楽しみです。
ありがとうございました!

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