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No.6 社会人大学院生、1年後の自分に手紙を書いてみた。

今日は日曜日。

仕事がないので課題である論文を読む…はずだった。なのにページが全く進まない。読んでいるというか紙を見つめているだけで頭の中では違うことを考えている。原因は仕事によるストレスだとわかっていた。仕事で嫌なことがあると勉学に影響が出る。社会人大学院生ってなかなか難しい。

論文を見つめていても仕方がない、と今日はリフレッシュすることにした。頭をスッキリさせたいときは「散歩」が良いということを本で読んだので、普段通らない道をひたすら歩いてみた。蔵前の小さな道を適当に歩いていたところ、たまたま「封灯」というカフェを発見した。

店前の看板によると「一年後の自分へ手紙が送れる詩的喫茶」とのこと。頭の中がぐちゃぐちゃなときに、こんなロマン溢れる喫茶店が現れたらもう入るしかない。店内に入ると店員さんがやってきて「予約で席が埋まっていて…テラス席なら空いています。」とのこと。

テラス席なんてむしろ最高じゃないか。

お茶を飲みながら自分へ手紙をカキカキ

店員さんから一通り説明を受け、飲み物を注文してしばらくすると、店員さんがお手紙セットを持ってきてくれる。ペンでひたすら手紙を書くのもよし。色鉛筆で絵を描くのもよし。何を書くかは自由だ。

仕事のこと、大学院のこと、今後の目標など色々書いていたらあっという間に1時間が経った。最後は好きな色の蝋を選び、封をして終了。(蝋のシーリングは初めてなので変な形になった。)手紙は1年後に届くとのこと。

蝋を使うのがまたロマン

散歩して手紙を書いただけなのに、だいぶストレスが緩和された気がする。

帰り際にもらったビジネスカードにはこう書かれていた。

未来へ手紙を書く、
本を読む、勉強する、
物思いに耽る、
少し休む、悩む、考える

jiyucho.tokyo



「知らない道を散歩して、物思いに耽って、自分の考えを紙に書き起こす。」

人生に疲れたときは、これが自分の正解になりそうだ。

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