他人のセックスを笑うな

異性との交際関係って何が思い浮かぶ?

お金に関してなら……デート代、隣に歩いても恥ずかしくない程度の服飾費、垢抜けたければ美容院代……にかける金額なんかより美味い飯に使いたいタイプです。ヒメハは。ぶっちゃけ。まあなんだかんだ色々散財してるけど。
ゆえにべつにそういう気持ちを否定しないし、それもひとつのあり方だと思う。いいと思う。
なんならこの記事を閉じて、ブランデーを垂らしたミルクココアでも飲んでゆっくりしても構わない。

あとはほら、不同意性交等罪とかのリーガルリスクから「やっぱ異性との交際ってクソだわ」とか思うわけじゃん。
他にも、束縛メンヘラ引いちゃうとか、4℃のプレゼントが燃えてなに買ってあげればいいのかわかんないとか、サイゼデートがインターネットみんなで叩いていくとか、そもそもやっぱなんだかんだ金がかかる趣味だし。女イキリする人目立つし、そうなりたくもないし。
そういう言い訳はいくらでもあるし、それなりに説得力もあるし、それを元にもはや自分は女絡みを持たないという信念さえ生まれてる人も多いと思う。

でも、だからこそ、『他人のセックスを笑うな』と強く述べたい。

自分がどうあれど、いくらリスクをいま感じていても、他人の交際関係を笑うのは、いつか自分の首を絞める。それはいつか、呪いになる。

人のセックスを笑ったり、セックスに過大にリスクを感じてる人の予後は本当に悪い。
というのも、それはある種のコミュニケーションのひとつだからだ。
コミュニケーションをと"れ"ない人を一般にコミュ障と言う。……といっても「じゃあ風俗にでも行ってセックスしろ」と言いたいわけじゃなくて、貴方がもし他人の交際関係を見たときに「ほら見たことか」と『冷笑』感情が生まれ、そしてその理由を先に述べたような理由で正当化してるとしたら、それはコミュニケーションをと"ら"ない人だ。それはもう自己責任だし、その冷笑は自分を縛る。自分が冷笑対象になってしまうからだ。

モテ期は人生で3回来ると言われてるけど……まあそれは胡散臭いとしても、いつか来るチャンス、言い換えればご縁と呼べるものを、過去の自分の冷笑に縛られて、みすみす逃してしまう。
それは態度にも出る。やっぱり、異性を意識したら身だしなみくらいは整えるものだ。風呂に入れ。
恋愛はタイミングだ。
なんなら交友関係全般タイミングだ。
周りに異性が存在するかどうかみたいな外部的な環境要因もあれば、年齢に代表されるように自分の問題もある。まあ、そこを分析するのは神妙で困難だから、ただチャンスを逃さなければそれでいい。
ただ、そのチャンスを逃さないマインドを醸成する言葉が

「他人のセックスを笑うな」

なのである。

確かに最初はみっともないかもしれない、初カレ/初カノが出来たら舞い上がってイキリを繰り返してしまうかもしれない、無謀なナンパをして失敗するかもしれない、マチアプで散財した挙げ句何も残らないかもしれない。

でも、実は本当に何も手に入らないことなんてない。
コミュニケーション能力はそうやって醸成するものだからだ。それを冷笑していつまでも子供でいるのは、今は仲間内で満足するかもしれないけど……そう、それはべつに交際相手がいる/いたこととは関係なく、いい大人には見抜かれてしまい、最終的に仕事でも冷遇されることとなる。30代になればどこへ行ったってそうだろう。
コミュニケーションをと"ら"ない人の末路は、そんなものだ。
20代のうちにいろんなことを経験したほうがいい。変に冷笑して腐るな。

他人のセックスを笑うな。


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