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メ~テレにも出ました風力発電計画

ひとつ前の投稿、出すのが遅れていました。連続になります。12/6(月)の夕方にメ~テレのアップという番組内で放映されたものが12/7から動画と文字おこしも上がっています。

9月からこの件に関して取材を続けてくれていた一連のまとめになっています。水源地の映像も渡り鳥の映像も住民の思いも収められています。最初に既にある風車の映像があり、そこから計画地の現場があることで、想像力が掻き立てられる構成になっているような気がします。

7分弱の報道の中でたくさんのことが盛り込まれている丁寧な作りです。足を使って、時間をかけて作ってくれたことに感謝します。

この追加の報道がこちらです。事業者が経緯を報告しに県庁を訪れたとのことですが、計画の見直しは具体的には何もなかったようです。アポイントメントとっておいて具体的な改善案がないとは、どれだけ人の時間を軽く考えているのでしょう。まあ今更なのですけど。


それにしてもこういう報道があると必ず、やれまた住民の反対か。なんでもかんでも反対しやがって。そんな奴らは電気を使うな、原始時代に戻れという盲目的な反動意見も上がります。ヤフーニュースなので誰でもコメントが書けるということもあり、実際に書く人がいます。不思議ですが必ずありますね。ほとんどの住民は好きで反対しているわけではなく、対立を避けるために全力で気を遣っています。自分さえよければいいと思っているわけでは決してなく、未来に何を残すかを必死で考えて、頑張って声を挙げているのです。それでも報道になんでもかんでも反発する人は一定数いらっしゃるのですね。そんな負のエネルギーにも触れなければいけないので声を挙げるということは思っていた以上に大変なことなのだと気付きます。だが気にしている場合ではありません。もっと声を挙げ続けて計画がなくなるまで頑張らないとです。

この先飯高の未来がどうなればいいのかというイメージをみなでずっと描いて苦戦している最中なので、風力発電計画が白紙撤回されたその後が現時点ではまだ確かにはなっていません。みなが納得できて満足できる未来が描ければ、未来はそこに向かっていくことになって、そしたら風車のことなんてきれいさっぱり忘れてしまえたらいいのですが。

とはいうもの、ヒントはもう既にあります。住民たちが心から愛する飯高地域の素敵なところを、もっと掘り下げていくことです。豊かな自然そのものにもっと価値をつけることができれば、目先の事業に惑わされることもなくなるのでしょう。利権の矛先にならずに済むこともできます。幸い住民以外にも飯高地域のファンはたくさんいます。それ以上に無関心な人が多いのが現在ですが、関心を促すチャンスが今回の件なのかもしれません。

・林業家と共に森林を歩いて森林浴以上の安らぎを感じる

・山が負の遺産にならないためにフォレスターの育成を試みる

・水源地とその歴史の話を聞いて、水と共に生きることを深く考える

・「渡り鳥の要の地域」をキーワードにバードウォッチングを広める

・地域に合った小規模電力を実現するために動く

例えばですがこういったことにつなげていき、飯高地域だけでなく、日本の森林と人々の暮らしが未来の憧れになればいいなと強く思います。このまま山奥に風車が設置される計画を止めることができなければ、100年先は冗談でなく森林は砂漠化するかもしれません。まさに文明の終焉といった事態が引き起こされてしまいます。

飯高地域には既に水力発電があります。木材を運んだバイオマス発電も近隣地域で行われています。住民たちが使う電力は既にまかなわれているという現状です。電力だけでなく松阪市をはじめとして他の市町への水の供給もしています。田舎は十分都会にエネルギーを送っていて、更に生き物が帰ってくる場所もある。そうした認識ももっと広まってほしいです。

伝える順序が難しいです。伝え方も難しいです。本当に伝わってほしい人は誰なのかも。それでも伝え続ける努力をやめてはいけないです。拙い表現力で何度も何度もいやんなってしまいますが、それでも言葉を溜めていくことで、伝わることもあるかもしれません。

ここまで読んで頂きありがとうございます。まだ動きます。まだまだ続きます。でも動くのは反対のためではなく、これからのためですね。



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