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今年もおつかれさまでした

2022年の年末となります。
ちょうど一年前に「松阪飯高地域 風力発電所建設計画に中止を求める署名」の活動が始まり、5月半ばまでたくさんの、本当にたくさんのご協力あって、36,675筆という地域人口の10倍を超える署名が集まり、その後の追加分も増えた大きな結果が残されています。今年の前半を振り返ると、人々の力の集結なしにはありえなかったなと感慨深く、感謝でいっぱいになります。

署名の反響そのまま6月議会で「飯高地域の風力発電所建設計画反対に関する請願」を出すはずが、手続きの不手際と指摘されたことで請願は先送りになり、市議会の環境福祉常任委員会もあり、やっと10月19日に請願が多数採決されたのが、2022年下半期の大きな出来事でした。二転三転する中で尽力して下さった議員さんたちや支えてくれた多くの人々、そして正しく報道してくれたメディアの皆さまにも深く感謝しています。

これでやっと折り返し地点となったので、白紙撤回まではまだかかるのですが、飯高地域の自然を愛する人々の声が続く限り、地元の同意が得られない限り、松阪市としても開発行為は認めないという重たい約束ができました。

とはいえ事業者の見解はどうも変わっていないという報道もありました。
伊勢新聞さんが12月22日の振り返りでまとめて記載してくれていました。

一連の反対意見は偏ったものであり、計画を見直しさえすれば合意形成が可能であると考える根拠はどこかにあるのでしょうか。民意を偏った反対意見として退けてしまう方針に戸惑いはないのでしょうか。

それでも、どんな人にも場所にも共に時は過ぎていき、今年も暮れていきます。心を寄せて下さった皆様、本当にありがとうございました。多くのご心配をおかけしました。ハラハラしながらも見守って応援して下さり、それぞれご自身からご尽力して頂いたことは感謝してもし足りません。

先週は大雪も降りました。損害もありながら、また水の恵み豊かな山が育っていきます。登山愛好家の皆さま、雪崩や凍結など十分ご注意の上、美しい雪山もお楽しみください。眺めるのが好きな皆さまも誇らしくそびえたつ山々をご覧下さいね。櫛田川ファンの皆さま、川遊びや渓流釣りの場がとりあえず守られていることに安心してください。鳥好きの皆さまにはクマタカのいる自然環境、他にも熊がいて珍しいサンショウウオもいて、植生の豊かな地域にも、年の暮れがきました。
今年もほんとうにおつかれさまでした。来る年もどうか穏やかに、笑顔溢れるまつさか香肌峡でありますように。

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