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先輩に聞く!私たちの”こうしよう術”

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就学活動を終えた、先輩パパ・ママや支援者の方のインタビュー記事をご紹介します。
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#小1の壁

第4回 山田さんの”こうしよう術”

家族も一緒に取り組む就学活動 京都に住んでいる山田苗子と申します。子どもは3人、大学生の長女と、小6の長男、末っ子は現在、幼稚園生です。長男は跳び箱やかけっこなど体育が得意な一方で、小さい頃から複数の人の話を聞くことが難しかったです。1対1、あるいは両側にひとりずつ程度の人数なら会話も大丈夫ですが、それ以上は理解が難しくなり、個別に説明してもらうなどのサポートを必要としていました。軽度ですがADHD、ASD、それとLDと診断されています。小学校は普通級も支援級も選べる状態だ

第3回 工藤紘子さんの”こうしよう術”

何もかも手探りの小学校選び はじめまして、工藤と申します。息子と夫の3人暮らし、小三の息子は地域の小学校普通級に在籍しています。マンガを描いたりぬいぐるみで遊ぶことが大好きで、興味のあることにはすごい集中力と想像力を発揮する息子は、興味のないことはやろうとせず、やり始めても注意力が散漫になり時間が掛かります。入学前は、就学に向けて不安もありました。それは3歳児検診の後で、医師から多動衝動性の傾向と軽度知的の可能性を伝えられたからです。 今は毎日楽しく通学していますが、就学

第2回 西村洋子さんの”こうしよう術”

4歳でつけた人工内耳 はじめまして、西村洋子と申します。小4の娘と夫と一緒に、京都で暮らしています。 読書と水泳が大好きな娘は、生まれつき難聴のため、聞こえに支援が必要です。でも4歳のときから人工内耳をつけていて、静かな場所でふたりっきり、あるいは3人くらいのおしゃべりは全く不自由ありません。難聴とは思えないほど発音も明瞭ですし、本が好きなこともあって言葉もよく知っています。しかし4〜5人の会話では相手の話がわからなくなってしまったり、騒がしいところでは全ての音を補聴システ

第1回 高橋 真さんの”こうしよう”術

「みんなで就学活動」は、支援の必要なお子さんが小学校に就学する時にご家族が遭遇する困難や悩みを知るとともに、自分たちにとってより良い選択を描きながら就学できるようにするための“こうしよう”術を、みんなで対話し、つくりあげていくプロジェクトです。 ここでは、実際に就学活動を終えられた先輩方に、リアルな経験談をお聞きし、それぞれの方の知見を”こうしよう術"としてご紹介していきます。 毎朝「すき!」と言ってくれる娘こんにちは、高橋 真(ちか)です。家族は夫と、小学校6年生の息子、