春のワインを飲みながらオンラインお花見を楽しもう(2022/3/27)
※こちらの記事では、noteに未掲載だった、2022年03月27日に、山梨県韮崎市と実施したファンミーティングの内容を紹介しています。
■ ファンミーティングのテーマ
ふるさとチョイスが運営している、「ガバメントクラウドファンディング®︎(以下GCF®)」。
今回のファンミーティングでは、山梨県韮崎市が挑戦した、GCF®の取り組み、『わに塚のサクラを救いたい!』の活動報告をテーマに開催。
2021年10月〜2022年1月まで挑戦したGCF®は、見事目標金額を達成し、韮崎市のシンボルである「わに塚のサクラ」の保全活動がされました。
当日は、その「わに塚のサクラ」がどんな様子なのか、現地から中継をし、韮崎市にあるワイナリーで作られたワインを飲みながら、オンラインお花見会をたのしみました。
■ ゲストのご紹介
■ わに塚のサクラと、開催の背景
韮崎市のシンボルツリー
樹齢約330年、樹高17メートル、幹周り3.6メートル。
ドラマ「桜咲くまで」(2004年TBS系列で放映)のタイトルバック、さくらメールのポスターや切手に起用されたことをきっかけに、全国的に知られるようになりました。
遠景に富士山、南アルプスの山々、周囲はのどかな田園風景の中に、空高く枝を広げる様子は、韮崎市のシンボルツリーそのもので、写真愛好家や観光客の方も訪れます。
挑戦したGCF®について
そんな韮崎市では、「わに塚のサクラを救いたい!歴史を紡ぐ樹齢330年エドヒガンサクラを未来に残そう」というGCF®に挑戦。(2021年10月〜2022年1月)
まちのシンボルとしてたくさんの人に愛される「わに塚のサクラ」ですが、近年、豪雪・台風による枝折れや花数の減少が観察され始め、樹木全体で花数が減少し、地元住民や観桜客から樹勢の衰えに対し、たくさんの心配の声が寄せられていました。
そこで、GCF®を実施し、この桜の木の保全活動をする寄付を募ることに挑戦。
結果、目標金額を達成し、2022年3月9日~3月11日に桜の木の保全活動として、間引き・枯れ枝剪定やケーブルロープの取付け、剪定後の切断面の消毒がされました。
■ ファンミーティングの様子
みんなと乾杯!
オンラインで集まった皆さんと、事前にお配りした「春のワイン」をグラスに注いで、乾杯!
この「春のワイン」は、韮崎市にあるワイナリー「マルス穂坂ワイナリー」の春限定ロゼワイン。桃と葡萄がほんのり香る、ピンク色のロゼワインは、お花見にピッタリでした。
ワインを飲んだメンバーからは、「こんなに明るい時間に飲むのもお花見っぽくていいですね!」、「さっぱりしていて飲みやすい!氷を入れたり炭酸水で割ってもいいかも〜」という内容が、ZOOMのチャットで飛び交いました。
GCF®に挑戦した韮崎市職員に質問
Q1. ふるさとチョイスのGCF®に挑戦した理由は?
平賀:わに塚のサクラが元気だった頃の姿に戻したい!という想いと、ふるさと納税の寄付金の使い道を具体的にプロジェクト化して、その活動に共感していただく方の中から、協力していただくというGCF®の仕組みが、わたしたちのやり遂げたいことと一致していたからです。
司会者:ありがとうございます。今回、GCF®に挑戦する上で、頑張ったことはありますか?
平賀さん:挑戦するからには、寄付をたくさん集めて目標達成するぞ!という気持ちでチームで進めてきたので、どうやったら皆さんに響くのかな?というPRのやり方を考えたり、まずは韮崎市の名前を知ってもらう取り組みを、チーム一丸になって続けてきました。
Q2. 目標金額を達成するためにチャレンジしたことは?
佐々木:地元のラジオ局で4回も出演したり、有名な雑誌や地元フリーペーパー、新聞にも掲載していただきました。あと、この時期にちょうど、ふるさとチョイス大感謝祭というイベントが実施されたので、その中でもご案内をさせていただきました。
司会者:すごい!PR活動を熱心にされたんですね。
佐々木:また、コロナも落ち着いていたタイミングの時期は、静岡や秋葉原などのイベントにも参加しました。それ以外にも、ふるさと納税の返礼品事業者のところにポスターを貼らせていただいたり、市内のタクシー車内にチラシを置かせてもらったりしました。
司会者:地元の方々に対してのPRを根気強くされた印象を受けたのですが、実際の、地元の方々の反応は?
佐々木:毎年地元の方々はわに塚サクラが満開になるのを楽しみにしている方が多いので、イマの現状を改めて知っていただく機会になったと思います。実際に「やっぱり弱っていたんだね」「後世にもこのサクラを残していきたい!」という声も聞きました。
司会者:地域の方にとっても、本当に愛されているサクラだということがわかりますね。
佐々木:そうなんです。GCF®では目標金額を128.7%達成していますが、実は、市に直接寄せられた純粋な寄付を合わせると166%達成でした。毎年サクラをみにきている方だったり、韮崎市内で観光業を営む方々にとっては、本当に大切な存在で、ちゃんと守り続けなければいけないと感じました。
司会者:すごい!地元の方々からのご支援がすごくあったということで、改めて韮崎市のシンボル的存在だったということを強く実感しますね。
Q3. 今後、韮崎市ではどんな挑戦をしていきたい?
平賀:韮崎市は、名峰に囲まれたまちで、アクセスもすごくいい場所なのに、いまいち知名度が低くて寂しい想いもしています。ですので今後は、まず韮崎市を知って来ていただき、ファンになってもらうような取り組みをしていきたいと思います。
司会者:ふるさと納税の返礼品にも『まち歩きウォークチケット』というものがありますよね。韮崎市のことがもっと知れそう!
平賀:そうなんです。登山ガイドがついてまち歩きや山歩きもできるので、そちらもおすすめです!
オンラインで、わに塚のサクラからお花見!
わに塚のサクラのいまの様子を中継で確認しました。
このファンミーティングの前日、春の嵐だった韮崎市。
大雨と強風で寒い日々が続いていたこともあり、桜は七分咲きぐらいの様子でした。
ですが、枝先にはもう少しでパッと花咲きそうなぷっくりした蕾がたくさん見受けられ、全体を見渡すと、比較的濃い色の桜の木であることがわかります。
保全活動で貼られていたロープも、桜の木に馴染んで目立つことはなく、これなら思い切り桜を楽しむことができると感じました。
ちなみに、ファンミーティング実施2日後には桜が開花し、「満開になって見頃を迎えました!」という連絡を、写真とともに韮崎市職員さんからいただきました。
とても綺麗で立派な花びら。これからもこの桜を守っていきたいです。
■ 参加者の声
参加したメンバーからは、このようなお声をいただきました。
とても美味しいワインをいただき、わに塚のサクラを見られて本当に楽しかったです。
おうちでお花見というのが、面白くてよかったです。また韮崎市の方々の熱意が非常に伝わってきました。
地域の方のお話は、熱量があって聞いてい楽しかったです!
送っていただいたワインが美味しく、参加した人々の話、特に韮崎市出身の方から知らなかったことも聞けて楽しかったです。
わに塚の桜を知ることができて、中継で見られてとても良かったです
実際、全然知らない人との交流をオンラインで行ったりしたことがなかったので、新鮮で楽しかったです。
■ まとめ
今回のファンミーティングでは、ふるさと納税を活用して桜の木が守られた様子、そして、まちのシンボルを守りたい!という一心で奔走する韮崎市職員さん、それをサポートさせていただいたGCF®担当の想いをお伝えしました。
GCF®は、ふるさと納税の使い道に共感した方々「寄付者の皆さん」のお力をかりて、地域を元気にすることができる大きな手段だと感じています。
「プロジェクトの目標寄付額を達成することで資金を得て、まちの課題をどのように解決するのか?」と真剣に考え、まちが元気になるように準備を進める自治体職員・事業者さんの姿をたくさんみてきました。
その姿を見ていると、私たち一人ひとりの「応援したい」という気持ちが、地域を少しでも元気にできているのかも知れないと感じることができます。
他にも、まち自体やまちにいる人々を元気にするために挑戦しているプロジェクトがたくさんふるさとチョイスのGCF®にはあります。
「地域の役に立ちたい!」と感じていらっしゃる方は、ぜひ一度、GCF®のサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
■ その他情報
山梨県韮崎市の詳細ページ
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