ものづくりのまち北九州市と新しいお礼の品を一緒に考えよう(2022/08/20)
※こちらの記事では、noteに未掲載だった、2022年08月20日に、福岡県北九州市と実施したファンミーティングの内容を紹介しています。
■ ファンミーティングのテーマ
ふるさとチョイスが、2014年から開催している、「ふるさとチョイスAWARD」。
福岡県北九州市は、ふるさとチョイスAWARD2021に「感染症を契機に変わる・変える ふるさと納税による地方創生」という内容で、まちのために頑張っているふるさと納税担当職員の熱い想いや、その取り組みに対して贈られる『チョイス自治体職員部門』で、見事大賞を受賞しました。
今回は、その北九州市の想いについても触れながら、開発中の新しいお礼の品についてみんなと考える内容で開催!
また、最後には、「角打ち」発祥のまちを体感しながら、お酒もたのしむ交流会も実施しました。
■参加者同士で自己紹介
「新しいお礼の品を考えるの楽しそうだと思って気合い入れてきました」「移住を検討していて、どんなまちか知りたくて参加しました」というような参加理由の方がたくさんいました。
また、会場全員に「北九州市というまちは知っていましたか?」という質問をしたところ、みんな手を挙げていて、自治体職員さんも嬉しそうな顔をしていたのが印象的です。
■ ファンミーティングの様子
北九州市の取り組みを紹介
北九州市は、海・山・まち、自然と共存するものづくりの都市。
福岡県の北部、関門海峡を隔てて九州の玄関口として、人口約93万人の政令指定都市でありながら、四季折々で豊富な海産物が獲れる海に面し、大パノラマで市内を見渡すことができる皿倉山があるなど、「大都市」と「自然」が共存するまちです。
また、古くから「ものづくりのまち」と呼ばれ、北九州市ならではの技術と自然の恵みが魅力的な産品を生み出しています。
そんな魅力あふれる北九州市ふるさと納税担当職員の中島博章さんから、北九州市が実施した、ふるさと納税に関する取り組みについてお話しいただきました。
北九州市では、「地元のことは、地元職員が一番詳しい!」というシンプルな理由から、3年前、ふるさと納税に関する業務を丸ごと別業者へ委託せず、お礼の品の開発やPRなどは市職員自ら行う体制に変更。
検索エンジンから「今」「誰が」「何を」という旬のニーズをつかみ、その根拠を持って地元の返礼品事業者のもとへ足繁く通うようになりました。
そして事業者を何度も訪問し提案を続けた結果、それまで178品目だった北九州市のお礼の品は、取り組みを始めた3年間で598品目まで増大。
事業者との信頼関係を築きながら、地場の魅力あるモノをお礼の品に加え、磨き上げていく取り組みを続けました。
そして今回は、北九州市と二人三脚で取り組んだ事業者の一人、「シャボン玉石けん」の髙澤 裕人さんにもゲストとして登場。
髙澤さんは、「北九州市のPR活動のおかげでふるさと納税の申し込みが増加しました。ふるさと納税をきっかけにシャボン玉石けんというブランドがさらに全国に広がってほしいです」と話されていました。
sakura foods株式会社の新しい挑戦
北九州市で加工食品事業を営み、また新しく北九州市と二人三脚で挑戦をしているsakura foods株式会社。
sakura foods株式会社の品は、ふるさとチョイスのお礼の品としても複数取り扱いがありますが、その加工品の監修している竹本大輔さんにもゲストとしてお越しいただきました。
竹本さんは、北九州市の小倉で店を構え、ミシュランも獲得したことのある「寿司竹本」のシェフでもあります。
「せっかくのファンミーティングなら、みなさんに喜んでいただきたいので」と、今回特別に、私たちの目の前でお寿司を握ってくれました!
13人分のお寿司をひとり2巻ずつ、気持ちの良いリズムで握っていく、さすがプロの技。 なかなかこのような出張寿司をすることはないとのことなので、とても貴重な体験です。
とても立派な、大間のマグロの赤身。見るからに美味しそう…。
みなさんも、「きれい」「上品な味がします」とシェフの握りたてのお寿司に舌鼓を打っていた様子でした。
新しいお礼の品について考えるワークショップ
そして今回のメインは、この、sakura foods株式会社で新しく開発している「冷凍刺身」に合う調味料についてみんなと意見交換をすること。
先ほどの中島さんのお話でもあったように、消費者のニーズを汲み取りながら事業者と魅力的な製品づくりをする取り組みを、参加者にも体感していただきました。
この「冷凍刺身」は、竹本さんが東京で修行をしていた際、「東京のスーパーには新鮮なお刺身が少ない」「もっと日常的に美味しいお刺身を食べてほしい」という想いを抱き、北九州の鮮度抜群のお刺身を特殊技術で瞬間冷凍し、美味しさを閉じ込めたまま食卓で味わうことができる品として開発。
解凍してすぐに食べると、刺身の旨味がしっかり際立ち、冷凍と本物の見分けが全くつかないような味わい。
今回は、「冷凍刺身」のイカをみなさんにご用意しました。
また、sakura foods株式会社では、この「冷凍刺身」に合う調味料も作っており、今回はその食べ比べを実施します。
ご用意いただいた調味料は「塩レモン」「梅肉ソース」「だし昆布醤油」の3種類。
どれもこだわりの一品で、特に「梅肉ソース」は竹本さんが自分で漬け込んだ梅を使用するほどのこだわり。
それぞれのこだわりを聞きながら、「冷凍刺身」を3種類の調味料で味わいます。
「おいしいです」「こんな組み合わせってあるんですね」という感想も言いながら、みなさん真剣に味比べ。
そして、【冷凍刺身につける調味料として、お礼の品として出すなら、組み合わせとしてどれがいい?】というお題について、グループで意見交換。
それぞれが組み合わせとしていいな!と思った調味料にステッカーを貼り、北九州市の職員さんたちも加わって、自分の感想やアイデアについて話していました。
また、実際にグループで出たアイデアについて代表者が話す場面も。
「どれも美味しかったけど、私たちのチームはさっぱりした塩レモン一択でした!」「シェフこだわりという付加価値がついた梅肉ソースは意外性があっていいですね」など、たくさんの感想が飛び交います。
竹本さんも、「どのご意見もとても参考になりました。これから検討するお礼の品の開発に役立てていきます!」と最後に話されていました。
実際にお礼の品となる「冷凍刺身」にどの調味料がついて出されるのか、とても楽しみです。
角打ちを体験!地酒を飲んで交流会
北九州は「角打ち発祥のまち」でもあるとのことで、北九州市の地酒を用意し、みんなとお酒を飲みながらの交流会!
門司港レトロビール株式会社の「門司港ビール ヴァイツェン」、溝上酒造の「天心」、無法松酒造の「蔵出し原酒」「麦焼酎孔雀王」「小倉の梅酒三岳梅林」と、本当にたくさんの地酒が揃ったところで、みんなと乾杯!
今回はお酒が好きな方もたくさん集まった様子で、お酒に興味津々。
場所は違えど、ムードは角打ちそのもの!という雰囲気で、さまざまなお酒を楽しんでいました。
また、北九州市の職員や事業者との交流会も実施。
北九州市が現在挑戦している「体験型返礼品」について参加者からご意見を聞いたり、参加者もシャボン玉石けんが作っている製品について話を聞いたりと終始賑やかな様子で盛り上がりました。
■ 参加者の声
北九州の魅力を知ることができ、実際に現地からシャボン玉せっけんやシェフが来て、商品の紹介や実演があり、目の前で一流のシェフの握り立てのお寿司が頂けて、魅力を体験できました。
意見交換では、直接声を届けられ、商品の開発に関われたことが嬉しかったです。
角打ち飲みも経験でき、盛りだくさんの内容で大満足の2時間半でした!
北九州市の職員の方や企業の方とお話しさせていただく中で、北九州市自体にとても興味を持ちました。ふるさと納税以外に旅行でも訪れたいです。
シャボン玉石鹸さんで歯磨き粉が作られていることを知ることもでき、竹本さんの貴重なお寿司も頂けて幸せでした。
後半の角飲みコーナーではスタッフさんや北九州の方々とお話が出来て和気あいあい、みんなニコニコしていて盛り上がりました。すごく楽しかったです。
■最後に
今回のファンミーティングでは、ふるさとチョイスAWARD2021の「チョイス自治体職員部門」を受賞した北九州市の想いを体感できる内容で実施しました。
私たちがふるさとチョイスAWARDを開催し続けるのは、地域の未来を応援するきっかけをつくりたいから。
そして、それは「持続可能な地域づくり」を目指すふるさとチョイスの役割だと思っています。
「自分たちの『まち』は自分たちで創り、守る。」そんな想いを掲げる北九州市。
市民が誇れるまちを目指し、事業者と二人三脚で取り組みながら、持続可能な地域づくりに向けた挑戦を応援していきたいと思いました。
■福岡県北九州市
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▼ふるさとチョイスAWARD2021 大賞受賞自治体の取り組み紹介