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藤原ひろのぶさんお話会備忘録

今日は、二本松市で行われた藤原ひろのぶさんのお話会に行ってきました。

その備忘録です。ほぼほぼ自分のためです。


■アンパンマンの話。

TVのアンパンマンと原作のあんぱんまんは違う。

原作のあんぱんまんには、バイキンマンは出てこない。あんぱんまんは、おなかがすいて困っている人にただただ自分の顔を分け与えていくという話。敵を倒すヒーローなのでなく、人を救うヒーローなのだそう。


■本来の仕事の役割とは

何かに困ってることを解決するのが仕事で、その成果にお金をもらっている。今は、お金をもらうために、何かを犠牲にしている。それは地球だったり、大事な時間だったり、健康だったり・・・。


■思考停止→二項対立→拝金主義

○○しちゃだめ、○○しなさいと教えられてきた弊害で、自分の頭で考えられないことがある。今だとマスク警察とかがその例。マスクをつけないといけない!という考えにとらわれて正義を振りかざす。思考停止をする前に自分で調べて、考えて、判断する。あとになってみて自分の行動が間違いだったら、謝ればいいんだ。

気候変動は起きている派と起きていない派がある。長い地球の歴史の中で、人類がいる時期なんて短いし、科学が全部を明らかにすることなんて、まだまだできない。起きてる派も起きてない派も、きっときれいな海が好きだし、土地が干ばつしていくのは好きじゃない。

拝金主義というのは、藤原さんの造語だそう。


■誰かを悪者にする解決策は、分断を生むし、根本的な解決策にならない。

仕組みから考え直そう。

わたしの経験なのですが、新卒で入った会社の先輩が横領をしていました。その会社では、商品を取引先に貸し出しすることができました。営業で持っていくときは自分貸し出しにして持っていき、帰ってきたときに返却するのですが、貸し出しの処理がけっこう面倒で、わたしはこまめにちゃんとやってたけどそれでも処理しきれてなかったものが多かった。だからそういうときは商品が自分の手元にないけど、返却の処理をしていました。

先輩は、貸し出しの処理をしたものを取引先に売って、会社の伝票を上げないで、自分の懐に入れてたみたいです。その会社はお金の集金もかなりあいまいで、商品の代金が支払われるのを数年だって待ちます。だからしらばっくれる取引先の多いこと。

その先輩の横領が見つかった時、実際横領した金額以上にふっかけて、先輩も全部の流れを追えないから、それを受け入れました。

わたし、ずっと思ってた。先輩も悪いけど、そうさせる会社も悪い。仕組みが、そういうことできちゃうんだもん。指摘できなかった自分の弱さを今感じます。わたしは沈黙していたことで、事態を容認してしまっていた。


■分ける与えることで、不幸になる人はいない。

ネパールでの話。任地にケーキ屋さんができて、ケーキを二個買って大家さんと一緒に食べようとした。わたしは自分のケーキをそのまま食べたんだけど、大家さんは近所の子供にも自分のケーキを分けてあげてた。

村からのバスが道路状況不良で進まなくなってしまったとき、バスに乗っていたネパール人たちは、自分の水や、非常食のナッツを当たり前のようにみんなに分け与えていた。

この感覚、自分に足りないものだなぁと思っていたから、今日の話はだいぶ刺さった。刺さったことを藤原さんに伝えておいた。

そうそう、みかんだって一房単位で分けてくれるからね。ネパール人。



もっとあるけどそれはまた、別の記事にします。

おなかがすいたのでもう寝ます。

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