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人間の女性は子羊の母にもなれる。

現在世界には
南極以外のいずれかの大陸に
約10億頭もの羊が生息しているそうだ。

そして人類の長い歴史に昔からずっと関与している生物こそ羊だ。
そんな羊だが、
今では世界のあらゆる地域で当たり前のように放牧され、食用肉や食用チーズ、我々の衣類などなど多くの恵みを我々に与えてくれている存在である。

よく考えてみれば他の生物と比べて
羊がなぜここまでに人間と深く関係を築かされたかは甚だ疑問だ。

今日から僕は「羊の人類史」という本を読み始める事にしたのだ。
この本はまるまる一冊
羊と人間が共に歩んできた歴史がひたすら
語られている本である。
この本を手に取った時の僕の印象がとても強く残っている。

羊という生物は本来ならば
産まれてからすぐは母羊の乳で育てられるのだが大きくなると間もなく草から栄養を摂り始める。
動物と深く関係を築いていく為には
最初が肝心であり1度自然の環境を覚えられると家畜化しようとする人間には都合が悪いはすだ。

では昔の人はどのようにして羊を家畜化する事に成功したのか?

昔のあるエリアでは
なんと生まれてからすぐの子羊を親羊から離して人間の母乳を与えて育てていたようなのだ。
昔だけでなく現在のニューギニアの地域でもそんな事が行われているそうだ。
しかもこの方法は羊をスムーズに家畜化する事だけが目的ではなく
女性の乳首を固くして受胎を防ぐ役割としての目的も担っていたそうなのだ。
この事実に驚くのも無理はないだろう。
シンプルに驚いた。

こんな話はまだまだ序の口なのだろう。
今日の時点でまだ全10章ある内の最初の1章しか読んでいないのだから。


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