2019ルール5ドラフトプロスぺクト

この記事では今年のルール5ドラフトの対象で、即戦力タイプのプロスペクトの中から10人ほど簡単に紹介します。ルール5ドラフトそのものについての説明などは割愛。

ホセ・ロハス(LAA:3B/2B/1B)
今季3Aで.293/.362/.577/.938、31HRを記録した打撃が売り。一方の守備はいずれのポジションも平均以下の水準。エンゼルス首脳陣からの評価は高くなくプロテクト漏れ。

ジョー・バーロー(TEX:RHP)
マイナー通算奪三振率12.88を誇るパワーリリーバー。90マイル半ばのファストボールとカーブの2ピッチで攻める。3Aでは躓いたものの、A+-2Aでは40IPで73Kを記録した。

イーライ・ホワイト(TEX:IF/OF)
どこも水準は高くはないものの、内外野を守ることできるスーパーユーティリティタイプの選手。今季は初の3Aで三振が増えたが、自己ベストの14HRを記録。

ジョーダン・シェフィールド(LAD:RHP)
16年のドラフト1巡目指名選手で、マリナーズ所属のジャスタスの兄。プロ入り後一貫して制球難に苦しんではいるものの、スタッフはクローザー級のものを持っている。リリーバーに転向した今季はERA3.27を記録。

ダウリス・バルデス(SD:RHP)
最速100マイル、常時90マイル後半を記録する剛腕リリーバー。203センチ、100キロの恵まれた体格の持ち主。課題はセカンドピッチと制球面だが、ポテンシャルは秘めている。

グリフィン・ジャックス(MIN:RHP)
他のルール5のプロスペクトとは違い、平均的なスタッフをコマンドよく投げ込み打ち取るタイプ。バックエンドのスターターか、それが無理なら複数回投げるリリーバーか。

ザック・ブラウン(MIL:RHP)
ERA2.44を記録してリーグの最優秀投手賞を獲得した昨季から一転、初の3AでERA5.79と大きく躓いたグラウンドボーラー。昨季の輝きを取り戻すことができれば、ローテーションの一角を任せられるはず。

オスカー・デラクルーズ(CHC:RHP)
かつてはトッププロスペクトとして期待されていたが、怪我や禁止薬物の使用などで評価を落としている選手。ブルペン転向後にフォームが安定し37.1IPで49Kを記録。

スターリング・シャープ(WSH:RHP)
抜群の身体能力の高さを誇るグラウンドボーラー。シンカーとチェンジアップは平均以上だが、ブレーキングボールは平均以下。フロアーとシーリングをどちらも備えた素材。

ロベルト・ラモス(COL:1B)
2年連続で30HRを記録している左の大砲。辛抱強いアプローチの持ち主で四球も三振も多いが、今年は打率.309を記録するなど巧打力もある。スピードは大きく平均を下回る。1B守備は平均レベル。

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