見出し画像

【SEA】2022年マリナーズ戦力分析 野手編

■初めに 

 今回の投稿では2022年マリナーズ野手陣の戦力分析を行います。新加入の選手は名前を太字で表示しています。また、下のリンクは昨年開幕時の戦力分析記事です。1年間で顔ぶれがどれだけ変化したのか確認できますので是非ご覧ください。

 また先日投稿した今年の投手編の戦力分析記事も是非ご一読ください。

■予想ラインナップ

2B アダム・フレイジャー(左)
1B タイ・フランス(右)
DH ジェシー・ウィンカー(左)
RF ミッチ・ハニガー(右)
3B エウヘニオ・スアレス(右)
LF ジャレッド・ケルニック(左)
CF フリオ・ロドリゲス(右)
SS J.P. クロフォード(左)
C トム・マーフィー(右)

ベンチ:Cカル・ローリー、C/INFルイス・トレンズ、INF/OFエイブラハム・トロ、INF/OFディラン・ムーア

怪我人:1Bエバン・ホワイト(右)、OFカイル・ルイス(右)

■新加入の3選手

 オフシーズンの間にトレードで新たに加わった3選手に関しては、それぞれ別の記事で詳しく取り上げています。是非そちらをご覧ください。

■マリナーズ新時代の到来ーロドリゲスのデビュー

 MLB.com発表のプロスペクトランキングで全体3位につける超トッププロスペクト、フリオ・ロドリゲスの開幕ロースター入りが発表されました。

 ロドリゲスは16歳の時に契約金$1.75Mでマリナーズに入団後、常に自分よりも年上の投手たちを相手に戦いながら、マイナー3年間で.331/.412/.543/.955の圧倒的なスラッシュラインを記録したオフェンシブモンスターで、将来的には3割40本レベルの活躍が期待されています。
 一方の守備・走塁に関しても、ロドリゲスは近年大きな進歩を見せています。昨季マイナー74試合で21盗塁、スプリングトレーニングでも13試合で3盗塁を記録しており、190センチ103キロの巨体に似つかわしくないその傑出したスピードは塁上でも相手の脅威になります。またスプリングトレーニングではあまり経験のないCF守備も無難にこなしてみせました。
 21歳と非常に若く、球界を代表するスーパースターへと成長する可能性を秘めたロドリゲスの開幕ロースター入りは、マリナーズの本格的な勝負期の到来を告げています。

■DHとベンチの運用

 DHに関しては、ウィンカーとハニガーを中心にローテーション制で起用していくようです。他のポジションのレギュラーが休養も兼ねて、DHとして出場することもあるでしょう。
 3人体制を採用したCに関しては、指令塔としての能力を買われているマーフィーを中心に、将来性を秘めたローリー、打撃力が武器のトレンズで回していく形になりそうです。

STで打率.387と絶好調だったトロ

 トロはSS以外の内野を中心に、オフシーズンから守備練習に取り組んでいる外野でも出場することがありそうです。それらのポジションのバックアップと代打の役割を担います。守備力と走力が売りのムーアは、試合終盤の守備固めや代走での起用がメインになるでしょう。

■まとめ

 以上戦力分析野手編でした。昨季の打率.226(MLB30位)、出塁率.303(同28位)、OPS.688(同27位)というチーム成績が示すように、課題であった攻撃力を改善するため、今オフには3選手をトレードで積極的に補強しました。これらの補強に加え、ケルニック、ローリー、トロらの若手が成長を見せ、トッププロスペクトのロドリゲスがメジャーへ適応することができれば、ポストシーズン進出も現実的になってくるでしょう。

画像:Mariners


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?