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ホイールを作った話

(SR-03が発売されるまでは過去の話をふりかえり)

SR-02になってから、スポンジタイヤをつけるためのホイールの加工が大変で、適当に2枚貼り合わせて使っていたのですが、、重い・・・
というところからホイール作りがスタートしています。

↑のカバー写真のように、適当なデータを加工してセンターに六角穴を開けるところから始まり、幾度となく印刷と失敗を繰り返しました
(結局このデザインは強度が出せずにお蔵入りした幻のデザイン)


その後、市販のTE37という超有名デザインを模した6本スポークに変更(デザインだけでも5穴にしたのはこだわり)

あえてメーカーロゴを入れて雰囲気を楽しむ(だけ)

リムとか必要ないので細かいディテールなどないシンプルな形状に変更
数え切れないほどのゴミを作り出していました😇

家庭用3Dプリンタの限界を感じて3Dプリンターそのものを改造するというもはや後戻りできない状況にもなりながら精度を求めていきましたが・・あえなくギブアップ🏳️

この間にシャーシの作成などもしましたが、世界に1個だけのシャーシが完成して以来お蔵入り

結局、印刷は業者に頼むことで精度を確保(とはいえ製造誤差も大きくて20個頼んでも使えるのは5分の4程度という歩留まりの悪さ・・・😇
もっとたくさん作ればという気もしつつ、金型で作る射出成形とは違うのでそこは文句を言えないところ(試作品を作るには向いている)
そもそも肉厚1mm以下は保証しないと言われているので、ミニロボみたいな模型やミニチュアのパーツを作るには向いていないかも(強度が必要なければ素材を変えて実現できるのだけれど)

それでもある程度安定した精度になってきたところでこのホイールはVer48
変更に変更を重ねてようやく使えるレベルになった感じです

送料が高いのと、万が一失敗したら損害が大きいので小ロットでの生産にしています(優勝商品にしかならないのはそのため)
そのうちたくさん作って参加賞にできるくらいにはしてみたい・・


で、性能は?

直径はスポンジ専用にしたことで若干大きくなるようです(設計上は純正と同じ)
非常に軽くできている(その分強度も最低限)ので、加速力UPにつながっています
速くなったという声をよく聞くので、第一弾のパーツとしては良かったかなと思います

とはいえ、単純にボルトオンというか交換すればいいだけの改造パーツではないので、組み付けや取り扱いはそれなりに気を使わないと性能を発揮できません
このあたりは自家製パーツなのでご容赦くださいというところです

梱包も考えた

なお、専用のタグも用意して梱包していましたが
必要なのは中身なので(それはそう)ぞんざいに扱われるの悲しくて休止中

両面作りました

いつかちゃんと梱包まで気を使ってきちんと製品になるようにしたい・・

企画、設計、製造から梱包、出荷までというにはおこがましいですが、製造プロセスを一通り経験しておくと、ミニロボを作る時にも、遊ぶ時にも、
外箱、説明書、コートやコートのフレームなどなど本体以外の部分で様々な職業のいろいろな職能を持った人たちによって支えられているんだなと感じることができます
ものづくりは奥が深くて楽しい世界です

閑話休題

そして数ヶ月が過ぎ・・・
新しいホイールを試作中

肉厚が薄過ぎて印刷できない!って怒られた図

今回はデザイン違いではなく、直径が異なるものにしています
果たして効果はあるのか!?

そもそもホイール変えたところで見えるわけでもないので、完全に見えないオシャレになるわけですが、少なからず性能に影響を与える部品ではあるので、少しでもいい性能が出せるように頑張りたいと思います
腕では子供達に敵わない大人のための大人改造です😆

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