No3 結構、ちがう。生ハムの部位による味わい 〜生ハム原木とボク
生ハム原木の魅力の一つとして、「部位毎の食べ比べが出来ること」があげられます。
今、ボクが食べ進めているのは、上の写真の赤で囲った部分ですが、ここだけでも3つの味わいや食感などの違いを楽しめます。
こちらの断面図が先ほどの写真の赤丸で囲った部分を上から見たものです。パッと見たときに気付くことはありますか?
・上の方は脂が多いかな
・下の方は色が暗い?
ボクが見て思うのは、こんな感じです。実際、どうでしょう。赤身の色に注目すると、場所によって明暗に違いがあるのが分かると思います。
ここから3タイプについての特徴を「香り、味わい、食感」の三点で捉え、紹介していきます。
①脂の香りと、トロける口どけ
・香り_まろやかで、少し甘い香り
・味わい_最初に脂身が溶けだし広がり、その後赤身の味がする。②、③に比べ、主張は抑えめ
・食感_赤身、脂身、共にやわらか
② 優しい味わいと香り
・香り_優しく、あまりクセがない
・味わい_①、③に比べると遅れてくる。食べやすい
・食感_やわらかめ
③噛めば噛むほど、広がる深い味わい
・香り_熟成された深い香り
・味わい_肉肉しく、噛むほどに色々な味わいを感じられる。
・食感_かため。
生ハム原木を食べ分ける
以上が3タイプ別の特徴でした。最近はこのタイプ別の特徴を生かし、気分や場面に応じて①②③を食べ分けています。
例えば、朝起きて1番に食べるのは口の中を潤してくれる①。ゆっくり落ち着きたいときは③をじっくり噛みしめる、などです。その時々の自分の気分に寄り添い、生ハムをカットして食べる楽しさを味わってみてほしいです。
まだまだ未開の部位がある
今回、お話した以外にも、まだ味わっていない部位があります。赤丸の部分は、前知識によると味わいなどが異なるようなので楽しみです。
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