京都のホテルの閑静な佇まいに憧れる。
空間デザインを学んでいて将来やりたい仕事やデザインの趣味がめちゃくちゃ近い美大の友達とは、新しくできたホテルやホテル建築の特集雑誌などの話で盛り上がりがちです。そんなホテル建築が好きな友達と、自分たちのお気に入りのホテルや訪れてみたいホテルを出し合って京都旅行を計画し、「Nazuna 京都 御所」というところに行ってきました。
▼スケッチも描きました...!
京都には昔ながらの美しい街並みや美味しい食べ物がたくさんありますが、その中でも町家を遊び心たっぷりに改装した素敵なホテルでした。ここは私の大好きな「日本らしい美しさ」が垣間見える空間で、とても落ち着いた穏やかな時間を過ごすことができました。
優美なおもてなしとデザイン
京都の町家が立ち並ぶ昔ながらの道を歩いていると、赤褐色の建物に真っ白なのれんのかかった「Nazuna京都 御所」を発見。
暖簾をくぐると「雨の中大変だったでしょう」とホテルのスタッフが出迎えてくれました。
中に入ると、町家を改装した空間にほっこりとしたあたたかさと懐かしさを感じました。スタッフもとても穏やかでやさしい...。
宿の説明を受けた後に、ルームサービスとしてラウンジで抹茶と和菓子を出していただきました。
「IRORI LOUNGE」に行くまでも日本らしいお庭を横目にいくつもの引き戸を通って。ラウンジはインテリアがとてもかわいくて、ついつい長居してしまいました。
毎日ばたばたと過ごしていると、抹茶と和菓子をこんなにのんびりと飲む時間って中々取れないから「贅沢だね〜」と友達と話しながら味わい尽くしました。
和菓子をテーマにした客室が素敵すぎる
「Nazuna京都 御所」は、各部屋が和菓子をイメージした客室に。
「柏餅」「葛切り」「八つ橋」「串団子」「最中」「落雁」「羊羹」の7種類の和菓子をイメージした客室があります。
名前からしてどれも可愛すぎる....!
私たちが宿泊したのは3人でも泊まれる「串団子」のお部屋。串団子の名前の通り、それをイメージしたインテリアになっていました。
照明だったり、アート作品だったり、ランプだったり。ついつい丸い形を見つけると、「これも串団子モチーフかな...?」と友達と話してました。
お部屋の中やロビーには有名なデザイナーのチェアや照明も。
座り心地とかを色々試せるのが楽しかった。
部屋に付いているお風呂は、コンクリートづくりでモダンなデザインにまとめられていました。個人的にとても好みなデザイン...!
他にも色々なこだわりが随所に垣間見れて、とても素敵な客室でした。
閑静な佇まいの美しさ
古民家だったり町家だったり、昔ながらの趣を持つ建物はとても大好きなのですが、そこにまた訪れたくなる一番の理由は人のあたたかさや場の持つ空気感だったりします。
私が美しいなと思う日本らしさの要素の1つに、そこで長い時間を過ごすことで、次第にしみじみと感じられる情緒があります。最初はあまり意識していなくても、使っていくうちに感じられる美しさや細やかさだったり、人の心づかいだったり。直接的に主張はしてこないけれど、途中で「あ...!」と気づいて心があたたまる瞬間が好きで。
そういう日本らしい美しい佇まいを持っているのが「Nazuna 京都 御所」だと思います。写真とかで見るのではわからない、訪れてはじめて気づく良さがあります。
ゆっくりとした時間を過ごしながら、抹茶と和菓子を楽しんだり、素敵な家具に座って読書したり、朝焼けを眺めながら手帳をつけたり。
そんな小さな楽しみの時間をのんびりと味わえるホテルでした。
一泊二日の旅行でしたが、ちょうど作品制作で行き詰まっていたこともあり、良いリフレッシュとなりました。また京都に行く際には泊まりたいな。
▼iPadの旅行記録をまとめている手帳にも記録しました!
▼マガジンでは素敵な場所や建物を見つけたら、スケッチとともに紹介しています。
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