最近2

前回の記事からあぶれたやつ。20~40個目。

・ボーイミーツガールには慎重になるべきだと思う。恋愛を主軸に置くストーリーでない場合特に。たまたま男女がいたからって全部恋愛になるかいな。
ジェンダーとか人権的な考え方としてももちろん疑問だけど、単純に不自然やん。本当にこいつとこいつ付き合う理由あった?? 盛り上がりに使ってない? ってなってしまう。でもこれ、恋愛というものがそれだけみんなの気を引くことができる要素だということの証明にはなってるっていうのが皮肉だよな。
ただまあ、気を引くことのできる要素という点では、恋愛だけ他の要素と区別して不自然かどうか論ずるのもいかがなものかと思えはするんだよな。例えば、「本当にこいつここで修行する必要あった?」みたいに他の「アガる」要素でも不自然さに言及することはできるわけだし。
なぜだろう、やっぱりジェンダーとか人権の問題がそうさせるのかな。「修行するなんて許せません!」みたいな人はあんまりいないと思うし。本質的な答えはまだちょっと出てないけど、今のところ慎重になってしまうな。

・モルカーの羊毛フェルト版が3000円くらいで売ってたら高いと思うだろうか。私は絶対そうは思わない。今少しずつアビーを作ってるんだけど、作業時間が既に5時間は超えてるから。この手間暇を考えれば、このくらいの値段で売ってもほしいという人はいると思う。下手したら5000円くらいかそれ以上でも。「モルカーができるまで」的な制作過程ビデオのURLと一緒に売ったらどうだろうか。私は私のアビーちゃんへの愛着がすさまじいのでたぶん買わないけど、そうやって売られたらめちゃくちゃ気になる。ていうかアビーちゃんなんでグッズ展開してないの? 第2弾待っててもいい?

・本当の本当に、音楽って理性と情熱の両輪でできてる分野だと思うのよ。なのに音楽で大事なのは基礎だの感情だの、両極端で捉えようとする議論が多すぎないか。そのどっちかになったとして、本当に実感的に満足する結論になるの? 音楽って情熱を体系立って捉える過程が面白いんじゃん、どっちかを忘れるとつまんない演奏になるじゃん。
確かに、コンピュータの高速演奏とか子どもが初めてした演奏とかも素晴らしいと感じることはあると思うよ。でもそれは、理性と情熱のどちらか片方に振り切った形、つまり音楽としてイレギュラーな形としての良さを比べてるだけであって、その二つのどちらが良いかを議論することは、音楽にとってなにが重要かを議論することとは離れてしまってると思う。本当に目指すべきはそのどちらも併せ持った形なんじゃないのか。机上でそんなクソつまらん議論してる暇があるなら練習するかいっぱい音楽聴くかしろよな

・リボベジに興味がある。Reborn Vegetable。食べ終わった大根のあたまを水に浸しておくと葉が出てくるみたいなやつ。特にミントが気になってる。ミント、草として強すぎて植えると無限に増えると聞いてるので、育てる決断にはなかなか踏み切れなくて.......。水に浸しておくだけでいいなら、台所とかに置いておいてちょっとずつ使うみたいな手法も取れるな。
いやでも単純に葉が出てくるところがみたいだけかも。葉が出てくるとテンション上がるから。みんなトトロで学んだでしょ。人類は葉が出てくるとアガる生き物なんだよ

・免許取んなきゃなーと思いながら1年経った。やばいね、社会人になってから取るつもりか? そうなるんだろうな。
私は将来の目標がなんとなく決まっていて、それには運転免許が必要なんだけど、そのうち取るだろと思ってるからいつまで経っても取らないまま。またマイナスゼロ理論(マイナスをゼロにしたところで楽しいことは生まれないのでやる気が起きないという理論)で物事を先延ばしにしてしまった。よくない。

・ていうか車よりバイクに乗りたさあるんだよな。バイクかっこよくない? せっかくスピード出る乗り物に乗るなら風を感じたいじゃん。車酔いってあるけどバイク酔いって聞いたことないし。バックパックに荷物詰めてバイクで旅行に行こう

・それ自転車でもできるな。折りたたみ自転車も欲しいです。強欲!

・いつか桜前線と一緒に旅をしたい。沖縄から始めて北海道まで日本中の桜を見るの。ラーメンズの公演みたいね。
今年度の目標はたくさん旅行に行くことだったんだけど、全部パーになったからさあ。卒業旅行もナシとか言われるしさ。ほんと言い方な。だから数年後にちょっとの間なにもしないモラトリアム期間を設けたってバチは当たらないと思うんだよね。まあそのためには休職する必要があるので、失礼新卒すぎてめっちゃウケますが。「仕事もせずなんだ!!」って言う人いるかもだけど、まあ、自分の脛かじればオッケーっしょと思ってる。よかったらみんなも参加してね。日本全国を回るから、遠くに行ってしまった友達がいても会える。途中参加途中退出も可。日帰り可。みんなで桜を見て人生をやり直そう

・文通のワクワク感は異常。LINEとはまた違うんだよな。人の文字を見るという行為ってとても楽しいし、手書きだと打ち込むより自由度が高いからいろんな表現が見れる。こういう封筒を選んだんだとか手紙だと敬語なんだとか思うのも楽しい。みんなもっとライトに文通しようぜ

・キルケゴールが気になっている。思想がとかじゃなく、名前がイカしてるから。お前本当に哲学科か?
でもカッコイイじゃん、キルケゴール。キェルケゴールとも表記するらしい。カッコイイな。「キルケゴール読んでます」って言いたい。私西洋の姓にするってなったら絶対キルケゴールにするよ。

1000行分もノートに書き込んだ
“やりたい”の先で“なりたい”自分

をやりたいので、ノートに書き込んでみた。ギリ1ページ。やりたいことはだいたい包含可能なので1000行もない。1000行ある人いるのかな。1行1文字か?

見る限りだと、“やりたい”を実現させるためには案外お金が必要そうだな。やはりお金で買えない幸せはあっても、お金を持っているに越したことはないみたい。石油掘り当てるか。それもやりたいことに追加しておこう。

・“なりたい”のほうも書いておくか。

心は5歳なので、なりたいものたくさんある。みんなたちの苦労一切度外視したらなりたいものはなんですか? 聞きたさある。
ていうか今画像見て気づいたけど、途中プロボクサーって書いてあるやん。全然なりたくないんだけど。なんで書いてあるんだ?

・YouTubeの歌い手広告、出始めた頃は物珍しさからクリックしてたけど、今もう溢れすぎて埋もれちゃってるよな。「大型新人歌い手 デビュー」ってみんな言うしな、台風なのかな

・星野源の「創造」、めっっっちゃ良かったな.......マリオのCM流れてからずっと気になってたから聴けて嬉しい。
開始1秒目から良曲だったね
星野源「Let's take♪」
私  「いい曲!!!!!!!」
ってなったもんね。
詳しいことは分からないけど(素人質問とかじゃなくマジ)、ドラムがすごいのはわかる。冒頭の8bit感あるサウンドと重厚感あるリズム隊のサウンドの対比が、「非現実的なゲームを現実で全力で作ってきた人たち」「非現実的なゲームの世界を現実で楽しんできた人たち」の曲なんだと提示してくれている.......気がする。私はゲームをやり込んだ経験がないので分からないけど、ゲームを遊んで楽しんだ思い出ってきっととてもリアルだよな。
こういうワクワクを誘発させる曲って世界にあればあるだけ心が豊かになると思うのでもっと増えてほしいな
あと、星野源の歌詞ってけっこう抽象的なんだな。今回だとマリオ(とその制作陣)ってテーマはあるけど、それを直接明言しないことで想像する余白が生まれててとても良い。「クソつまらない現実を面白おかしくチェイスする人たちの曲」としてもこの曲は最高。明確な意志を持った抽象化は大好きだ。他の曲もあらためてちゃんと歌詞を追いながら聴いてみたけど、恋なんかもけっこう回り道して書いてるんだね。
ていうか、ドラえもんの曲のタイトルドラえもんだったし、マリオもマリオで良かったんじゃね? さすがにそれはまずかったのかな

・メガネキャラ、真面目なだけならメガネは必要ないと思う。メガネである必要のないキャラクターはメガネを掛けるな。
私の中でメガネは「外の世界と一枚隔ててる=キャラクターと外の世界に壁がある」イメージなので、元気ハツラツな真面目キャラがメガネ掛けてるの見るとめちゃくちゃ違和感がある。メガネは屈折したものを抱えてなきゃダメなんだよ!!!
ちなみに、「メガネは世界を色眼鏡で見てるキャラクター」派の存在は知ってる。否定はしないので棲み分けよう。和睦。

・似顔絵を描くのが好きだ。佐藤多佳子の『黄色い目の魚』が今のところ世界で一番好きな小説なんだけど、作中で主人公の木島が似顔絵を描くのはその人が大切な人だっていうことの証になってるんだよね。その大切な人の似顔絵を似せるために、外側からも内側からもその人を捉えようとする過程にとても共感できる。愛してる人だから似顔絵を描くし、人を捉えようとするとより似るんよね、わかる。

・でも自分の似顔絵を描くのが一番難しい。
自分のことは愛してるけど、身も蓋もない話するとあんまり特徴的な顔じゃないからさ.......。なんか似せやすい場所がないまっさらな顔なんだよな。めっちゃメイク映えするけど。
もしくは、自分がどういうものかちゃんと理解できてないのがいけないんだろうか。私は就活始めたてあたりでESを書いてるときに、就活生にありがちな自分とESの人格乖離現象に陥って悩んだ挙句、「自分とはこうだ」って決めることを諦めることで解決を図った。そういうのが似顔絵の似なさに繋がってるんだろうか。人の似顔絵は表出している部分から描くからわりと似てるように思えるけど、自分は全部の面が見えてしまうから、どう描いてもどこか取りこぼしてしまって似ないと感じるのかもしれないな。

・恩田陸の『Q&A』を読んだ。まず、地の文ゼロでこんなに物語が進むのすごいね、、、。会話だけなのにちゃんと理解できるし不自然じゃないもんね。これがいわゆる二人称小説ってやつなのか?
私たちは起こったことに理由や責任を求めてしまいがちだけど、ありもしない理由に踊らされてしまうことのほうが圧倒的に多いのかもなと思った。登場人物が事件の解明に向けて話を進めてるから、途中まで全解明まではいかなくともなにかしら事件の理由を見つけることがゴールなんじゃないかと思ってたけど、全然そんなことなかった。これは「事件の解明に躍起になる人たち」じゃなくて「偶然に狂わされて踊らされる人たち」の話だったな。読者も終盤でやっと気づくんだよな。私たちも踊らされてんのよ。面白かった。

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