〜私が"あたし"を取り戻すまで〜カルト宗教【エホバの証人】元二世のエホバの証人って、どんな宗教?!

このシリーズ、第二弾です。

エホバの証人は世間一般ではキリスト教の分類になっていますが、信者達はキリスト教ではない!!と言い張っています。

それは信仰の対象がキリストではなく、全知全能の神エホバを信仰しているからです。

キリスト教にもカトリックやプロテスタントなど分類があります。
いずれも祈りの対象物として十字にはりつけにされたイエス・キリストの像、もしくは十字、聖母マリア像、マリアに抱っこされた赤ちゃんのキリストの像などがありますが、エホバの証人にはありません。

食事前や集会が始まる前など、祈りの習慣があり最後によく見る(聞く？)｢アーメン｣も言いますが、祈りの対象物をつくることは偶像崇拝にあたるのでエホバの証人では像や十字ネックレスは持っていません。

エホバの証人での禁止事項は山のようにありますが、まず

エホバの証人以外の宗教は悪である

他の宗教は一切受け入れません。
初詣は行きませんし、おみくじも引きません。
お墓参りもしません。お葬式に行っても、お焼香もあげません。もちろん仏壇に手も合わせません。
｢あけましておめでとう｣も言いません。年賀状も書きません。クリスマスもしません。(エホバの証人ではイエス・キリストの生誕は12月25日ではない。という解釈の為)

聖書には旧約聖書と新約聖書がありますが、エホバの証人は新約聖書を元に独自に訳した新世界訳聖書で信仰しています。

イエス・キリストは全知全能の神エホバの子。
地上で起こした数々の奇跡はエホバから与えられた力によるもので

ハルマゲドンが来て人々は一旦滅びるが、エホバを信じていれば復活し、地球上の楽園で永遠に暮らせる

という知らせをイエス・キリストを通して人々に伝える役割なので、三位一体は完全否定しています。

唯一のお祭りとしてキリストがはりつけにされた事を祝う(労う？)死の記念式というのをやります。
だいたい3月下旬から4月上旬。

復活祭はやりません。

フォカッチャみたいなパン(硬い)をキリストの肉、赤ワインをキリストの血に見立てて、隣の方へと回していきます。

毎年、同じような話を聞かされ、同じような式。

因みに、キリストのはりつけの姿は十字ではなく一枚の板に2本の腕は頭の上にまっすぐな状態だ。と言い張っています。(ぶっちゃけ、どーでもいー。他のキリスト教が違うと言いたいが為のこじつけか？とも思う)

祭り的なのは記念式だけで、自分や家族の誕生日も祝いません。

お酒はほどほど、酔っ払いはダメ、煙草はダメ。
信者以外の人と付き合う、結婚するのもダメ。
婚前交渉もダメ。
国歌斉唱ダメ、校歌はどうだったけかな？
ロック、ヘビメタは悪魔を讃える歌だからダメ。好きな歌手の曲は聴いても酔心してはダメ。
選挙の出馬はもちろん、投票もダメ。
柔道、剣道、その他の武道全般は神道に繋がるからダメ。

品行方正にしてろ。従順に大人しい人間になれ。

要約するとそんな感じですかね。

あ、あといちばん有名なのは

輸血をしてはいけない

どんなに自分の子どもが瀕死でも、ダメ。

助かるかもしれない命を助けないんだから、殺人と同じだと、あたしは思うんだよな。
殺人をしてはいけないって教えてるくせに、矛盾だらけ。

禁止事項は山のようにあるので全て書きませんが世間一般的に楽しいと思われるものは、だいたい禁止なので、クッソつまんない宗教です。

つまらんくせに、時間を搾取します。
お金はあまり取らないけど、時間を奪い取るんである意味、超悪質。

集会は週に3回。エリアの集会(見かけたことありませんか？王国会館)で2回。
もっと小規模なエリアの個人宅での集会が1回。
あと大きな集まり(大会)が年に3回。

それにプラス、研究生と呼ばれる人がバプテスマ(という儀式をして、もう一段階上へ)を受けるための聖書の勉強をマンツーマンでする時間が週に1回。

そして皆さんもよくご存知の、基本2人組でピンポンして回る奉仕の時間がどれだけできるか？に重点が置かれています。
この奉仕の時間を紙に書いて報告しなければなりません。王国会館に置いてある投票箱みたいな箱に月1回入れます。
信仰の段階(階級みたいなの)によって、ノルマが違います。

奉仕の時間が重要なので、正社員として働くことは難しく、二世は特にアルバイトやパートをしながら生計を立てつつ時間を割かれるので収入が少ないです。

二世は高校を卒業したら、大学に進学することはほぼ無いです。エホバの証人の上の人達は自営業が多かったような気がします。

色々条件をクリア出来たら、海老名にある日本の本部で住み込みで働けます。あたしはそこを目指しているぐらい、信仰していました。

高校1年生一学期まで。

第三弾では、そこまで信仰していたのに何故冷めてキッパリ離れていったのか？を書きたいと思います。